講座を高額化してもオンライン化しても「忙しいまま」な本当の理由

Last updated on 2025年6月23日 By 杉田健吾

こんにちは、杉田健吾です。講座ビジネスで忙しい毎日を送っている起業家の多くが、「もっと楽になる方法はないかな」と考えて、価格を上げたり、オンライン化したり、会員制にしたりと、様々な改善策を試しています。

でも、なぜかいつまでも忙しいまま…
なぜか、いつまでも不安がなくならない…そんな経験はありませんか?

今日は、その理由と、本当の解決策を見つけるためのヒントをお話ししたいと思います( ̄▽ ̄)

今回の内容は

よく試される改善策とその効果
根本的な構造問題は変わっていない
本当に必要な解決策とは
あなたも同じ構造的問題に直面していませんか?

よく試される改善策とその効果

講座ビジネスの忙しさから抜け出そうと、多くの起業家が高額講座の提供、オンライン化、会員制サービス、新しい講座の開発、アシスタントの雇用といった改善策を試みています。

これらの方法は、どれも講座ビジネスの課題に対する有効なアプローチです。実際、多くのひとり起業家がこれらの方法で一定の成果を上げています。(これらの改善策の詳細については、こちらの記事でも解説しています)

高額化によって収益性が向上したり、オンライン化で地理的制約から解放されたり、会員制によって収入の安定性が増したり…確かに、これらの施策には明確なメリットがあります。

僕自身も、これらの方法を試してみて、「確かに良くなった」と感じた部分はたくさんありました。でも、「これで完全に解決した」という感覚は得られなかったんですよね。

根本的な構造問題は変わっていない

しかし、これらの解決策が一時的な改善をもたらす一方で、講座ビジネスが抱える根本的な課題に対しては、完全な解決には至らないという現実があります。なぜなら、これらの方法はいずれも、講座ビジネスが持つ根本的な構造的問題を変えるものではないからです。

その構造的問題とは、すべてがあなたの時間に依存しているということです。この問題は、価値提供とセールスの両面で現れます。

まず価値提供の面では、講座ビジネスはあなたが直接講座を実施している時間だけ、お客さんに価値を提供できます。あなたが休んでいる間は、価値提供も止まってしまう。高額化しても単価は上がりますが、依然としてあなたが直接講座を実施する必要があります。オンライン化で効率は上がりますが、あなたが講座を実施するという基本構造は変わりません。会員制なら安定収入は得られますが、会員向けに継続的なコンテンツを作成する必要があり、結局あなたの時間が必要です。

次にセールスの面では、一つの講座が終わると、次の収入を得るために、また一から集客・セールス・関係構築をやり直す必要があります。どの改善策も、この「毎回ゼロからセールスをやり直す」という構造は変えられません。高額化しても、オンライン化しても、会員制にしても、新しいお客さんを獲得するためには、結局あなたが中心となって営業活動を行う必要があります。

新講座を開発すれば収入源は増えますが、複数の講座を管理・実施するため、あなたの時間がより分散してしまいます。アシスタントを雇えば作業は分担できますが、アシスタントへの指導や管理に時間を取られ、根本的な解決にはなりません。

つまり、受講生が10人から100人に増えれば、あなたの価値提供にかかる時間も大幅に増える。売上を2倍にしたければ、セールス活動も2倍近く必要になる。価値提供とセールス、両方があなたの時間に依存しているため、ビジネスを拡大しようとすればするほど、あなたの負担は増え続けるんです( ̄O ̄;)

これが、様々な改善策を試しても「なぜかいつまでも忙しいまま」の根本的な理由なんです。

本当に必要な解決策とは

この構造的問題を解決するためには、根本的に異なるアプローチが必要です。

まず必要なのは、価値提供の自動化です。あなたが直接関与しなくても、お客さんに価値を届け続けられる仕組み。あなたが寝ている間も、旅行中も、家族との時間を楽しんでいる間も、自動的に価値提供が行われる…そんな仕組みです。

次に必要なのは、セールスの自動化です。一度見込み客との関係を築けば、その後は自動的に信頼関係を深め、商品を販売できる仕組み。毎回ゼロから集客・セールスをやり直すのではなく、継続的に新しいお客さんとの関係を構築し続ける仕組みです。

そして重要なのは、講座ビジネスの本質的な価値—あなたの知識や経験を他者に伝え、問題解決を支援すること—を保ちながら、上記の自動化を実現することです。つまり、あなたの知識や経験を「一度きりの講座」から「永続的に働き続ける資産」に変換する方法が求められているんです。

これらの条件をすべて満たす解決策は、本当に存在するのでしょうか?実は、存在します。その具体的な方法については、また別の記事で詳しくお話ししますね( ̄▽ ̄)

あなたも同じ構造的問題に直面していませんか?

もしあなたが今、

・いろいろな改善策を試しているが根本的な解決になっていない気がする
・一時的には良くなるが結局同じような忙しさに戻ってしまう
・「もっと根本的な解決策があるはず」と感じている
・あなたの時間に依存しない働き方を実現したい

こんな状況にあるなら、それは当然の感覚です。

なぜなら、一般的な改善策では、「あなたの時間に依存したビジネスモデル」という構造的な問題を根本から解決することはできないからです。でも、その構造を変える方法は確実に存在します。

ではでは、今日はこの辺で。。。( ̄▽ ̄)