一般的なステップメールと120通ステップメールの決定的な違い
Last updated on 2025年6月30日 By 杉田健吾
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こんにちは、杉田健吾です。今日は、講座ビジネスから本当の意味で解放されるために知っておくべき「ステップメールの2つの目的」について、詳しくお話ししたいと思います( ̄▽ ̄)

今回の内容は
講座ビジネスの構造的課題を解決するには?
ステップメールには2つの目的がある
目的①:一般的な7通ステップメール(プロモーションの自動化)
7通モデルの優れた点
しかし、見過ごせない限界がある
目的②:杉田流120通モデル(事業の自動化)
120通モデルとは何か
120通モデルの圧倒的なメリット
デメリットも正直にお話しします
それでも120通モデルをおすすめする理由
「点」の自動化か「線」の自動化か
あなたが選ぶべき道
講座ビジネスの構造的課題を解決するには?
講座ビジネスには「時間と収入が比例する」という構造的な問題があります。どんなに頑張っても、常に販売活動に追われる状況から抜け出せないんですよ。
なぜなら、同じ講座を提供し続けるにしても、毎回フロントセミナーを開催して、集客をして、セールスをして…この販売プロセスを繰り返さなければならないから。一つの講座の販売が終わったら、また次の販売のために一から集客とセールスをしなければならない。これでは、いつまでたっても自由な時間は手に入りませんよね( ̄O ̄;)
その解決策として「ステップメールによるビジネスの自動化」があるんですが、ここで大切なポイントがあります。
ステップメールには2つの目的がある
実は、ステップメールを導入する際には、その運用目的を明確にしないと期待した効果は得られないんですよ。
具体的には、単発のプロモーションを自動化する目的なのか、事業全体の収益構造を自動化する目的なのかで、設計思想が全く異なってくるんです。この違いを理解せずにステップメールを始めても、結局は元の木阿弥になってしまいます。
目的①:一般的な7通ステップメール(プロモーションの自動化)
まず、一般的によく知られている5〜7通程度の短期シナリオについてお話ししますね。これは特定の1つの商品を販売するために、短期間で見込み客を教育し、セールスまでを完結させる仕組みです。商品販売をゴールとした直線的なフローで、ゴールに到達すればシナリオは終了します。
7通モデルの優れた点
実は、この7通モデルにはとても優れた点があるんですよ。
まず短期間で成果が出やすいこと。しっかり設計されたステップメールなら、7通程度でも十分に見込み客を教育できます。商品の価値を理解してもらって、購入まで導くことができるんです。
また、シナリオが短いので管理しやすいのも大きなメリット。文章を書く量も少なくて済みますし、効果測定もしやすいですね。そして何より、すぐに始められるのが魅力的。長期的な戦略を練らなくても、今ある商品をすぐに自動販売できるようになります。
しかし、見過ごせない限界がある
でも、この7通モデルには見過ごせない限界があるんです。
良いステップメールでも、初めましての人が商品を購入するのは10%程度なんですよ。これは決して低い数字ではありません。むしろ、かなり優秀な成果です。でも、考えてみてください。残りの90%の人はどうなるでしょうか?
7通で終わってしまうステップメールの場合、この90%の人たちとの関係はそこで終了してしまいます。せっかく興味を持ってくれた見込み客を、みすみす手放すことになってしまうんです( ̄O ̄;)
その90%の人たちの中には、「欲しい商品が違う人」もいれば、「今はタイミングが合わない人」もいます。でも、7通で終わってしまうと、そんな人たちに別の商品を提案したり、タイミングが合うまで待ってもらったりすることができません。
さらに、7通のシナリオが終わるたびに、また新しい見込み客を集めて、新しいシナリオを回す必要があります。これでは、「常に販売し続けなければならない」という講座ビジネスの構造は変わらないままなんです。つまり、労働集約的な性質が残ってしまうんですね。
目的②:杉田流120通モデル(事業の自動化)
では、僕が提唱している「120通」をベースとした長期シナリオについて説明しますね( ̄▽ ̄)

120通モデルとは何か
これは、複数の商品を長期間にわたって販売し続ける長期シナリオです。見込み客が一度登録すれば、その後は複数の商品が継続的に、自動で販売され続ける仕組みを構築するんです。
構造としては、複数の商品販売を内包した循環的なフロー。「商品A販売 → 関係維持 → 商品B販売 → 関係維持…」というサイクルが自動で長期的に回り続けます。
120通モデルの圧倒的なメリット
120通モデルには、7通モデルでは実現できない大きなメリットがあります。
まず、先ほどお話しした「90%の見込み客を捨ててしまう」問題を解決できるんです。最初の商品を買わなかった人にも、違う商品を提案したり、タイミングが合う時まで関係を維持したりできます。つまり、一度獲得した見込み客から、長期的に複数回の収益を得られるようになるんですね。
そして、一度仕組みを構築すれば、あとは見込み客を入り口に集めるだけ。その後の複数のセールスは全て自動で行われます。「プロモーションごとに販売活動をする」というサイクルから完全に解放されるんですよ。
構築した仕組みが収益を生み出し続けるストック収益の性質を持つんです。これにより、時間と収入の比例関係を断ち切ることができるんですね( ̄▽ ̄)
デメリットも正直にお話しします
正直にお話しすると、この120通モデルにもデメリットはあります。
120通分のメールを書くのは、確かに大変です。7通と比べると、圧倒的に作業量が多くなります。また、短期的な成果を求める場合、7通モデルの方が早く結果が見えます。120通モデルは、じっくり時間をかけて効果を発揮する仕組みなんです。
そして、単一商品の販売ではなく、複数商品の販売シナリオを組む必要があるため、設計が複雑になります。
それでも120通モデルをおすすめする理由
でも、僕がそれでも120通モデルをおすすめする理由があります。
最初の構築は大変ですが、一度作ってしまえば、その後はずっと収益を生み出し続けてくれます。「今、頑張って将来を楽にする」という発想ですね。
7通モデルだと、商品ごとに新しいシナリオが必要です。でも120通モデルなら、1つの仕組みで複数の商品を販売できる。結果的に、トータルの作業量は少なくなることが多いんですよ。
そして、長期間にわたって価値のある情報を提供し続けることで、見込み客との信頼関係が深まります。これは、短期シナリオでは得られない大きな財産になるんです( ̄▽ ̄)
「点」の自動化か「線」の自動化か
ここで整理してみましょう。一般的な7通モデルはプロモーション(点)の自動化です。一方、杉田流120通モデルは事業(線)の自動化なんですね。
前者は「1回1回のプロモーション」を楽にする仕組み。後者は「事業全体」を自動化する仕組みなんです。この違い、分かりますか?
あなたが選ぶべき道
もしあなたが「常に販売活動に追われる状況から抜け出したい」と思っているなら、まずは自分がどちらを目指すのかを明確にしてみてください。
「今回のプロモーションを楽にしたい」のか、それとも「事業全体を自動化して時間的自由を手に入れたい」のか。
講座ビジネスの構造的課題から真に脱却し、時間的な自由を手に入れるためには、「事業の自動化」という視点での仕組み構築が不可欠です。もちろん、短期的な7通モデルが悪いわけではありません。でも、根本的な解決を求めるなら、120通モデルのような長期的なアプローチを検討してみてくださいね。
仕組みを作るのは最初は大変かもしれません。でも、一度作ってしまえば、その後はずっと収益を生み出し続けてくれます。これが「プロモーションの自動化」と「事業の自動化」の決定的な違いなんですよ( ̄▽ ̄)
ではでは、今日はこの辺で。。。( ̄▽ ̄)