1-3 朝から晩まで働いても稼げない1人社長の共通点とは?【労働集約型ビジネスからの脱却法】
Last updated on 2025年8月25日 By 杉田健吾
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こんにちは、毎朝メルマガ1通で年収1000万円を稼ぐ専門家の杉田健吾です。
今日は、多くの1人社長が陥りがちな「働いても稼げない」問題について、僕の実体験を交えながら詳しく解説していきたいと思います。
この記事を読むことで、なぜあなたが朝から晩まで働いているのに思うように稼げないのか、その根本的な原因と解決策が明確になるはずです。

今回の内容は
相談者の実例:毎日12時間働いても月収50万円未満
300社以上をコンサルして発見した共通点
なぜ低単価だと稼げないのか?
労働集約型ビジネスを否定しているわけではない
僕自身の労働集約型時代の体験
高単価商品のメリット
高単価商品作りに挑戦することをお勧めする理由
ビジネス視点の変化
現在の僕のビジネススタイル:両刀使い
デジタル商品作成の秘密:高単価商品から始める理由
僕の実際のアプローチ
僕がお勧めする成功への順番
ステップ1:労働集約型で高単価商品を作る
ステップ2:実績とノウハウを蓄積する
ステップ3:デジタル商品化に取り組む
ステップ4:両刀使いのビジネススタイルを確立する
本当の自由とは何か?
僕の現在のライフスタイル
あなたへの重要な質問
まとめ
相談者の実例:毎日12時間働いても月収50万円未満
先日、ある1人社長の方からこんな相談を受けました。
「杉田さん、私は朝の8時から夜の8時まで、休みなく働いているのに、月の売上がなかなか50万円を超えないんです。これだけ働いているのに、なぜ稼げないんでしょうか?」
この方は、とても真面目で勤勉な方でした。毎日12時間働き、土日も関係なく仕事をしている。でも、思うような収入を得ることができない。そんな状況に悩まれていたんです。
実は、このような相談は決して珍しいことではありません。僕のところには、同じような悩みを抱えた1人社長の方からの相談が、毎月のように寄せられています。
300社以上をコンサルして発見した共通点
僕はこれまで、300社以上の1人社長をコンサルティングしてきました。その中で、「朝から晩まで働いても稼げない1人社長」には、明確な共通点があることに気づいたんです。
その共通点とは、「そもそも単価が低い」ということです。
まあまあ働いているのに思うように稼げない1人社長の多くは、次のような価格設定でビジネスをしています:
- 1時間のコンサルティングセッションで1万円
- 1回のセミナー開催で3万円
- 1件のデザイン制作で5万円
- 1回のコーチングセッションで8千円
- 1日の研修講師で10万円
確かに、起業したばかりの頃は「この価格なら売れそう」と思うかもしれません。でも、この単価設定こそが、あなたが稼げない根本的な原因なんです。
なぜ低単価だと稼げないのか?
理由は単純です。あなたの時間には物理的な限界があるからです。
例えば、1時間1万円のコンサルティングを提供しているとしましょう。1日に8時間働けば8万円、月に20日働けば160万円の売上になります。
一見、悪くない数字に見えますが、実際にはそう簡単ではありません。
なぜなら、コンサルティング以外にも:
- 新規顧客の営業活動
- 既存顧客へのフォローアップ
- セミナーや勉強会への参加
- 事務作業や経理処理
- コンテンツ作成や準備時間
など、売上に直結しない作業が大量にあるからです。
結果として、実際にお金をもらえる時間は、全体の30〜40%程度になってしまうのが現実です。
労働集約型ビジネスを否定しているわけではない
ここで誤解を恐れずにお伝えしたいのは、僕は労働集約型のビジネスモデル(つまり、自分の時間や労力を直接的に売り上げに結びつけるビジネスモデル)を否定しているわけではないということです。
コンサルティングやコーチング、セミナー講師など、自分の時間を使って収入を得るビジネスは、典型的な労働集約型のビジネスモデルですが、実際、1人社長がこういった労働集約型のビジネスモデルだったとしても、単価を高額にできれば、かなり優雅に暮らせると思っています。
僕自身の労働集約型時代の体験
僕自身も、起業して2年目から5年目までは、労働集約型のビジネスモデルで、めちゃくちゃ稼がせていただいていました。
当時の僕の価格設定は:
- 1件の個別コンサルティング:30万円〜100万円
- グループコンサルティング:1人50万円〜60万円で30人募集
この価格設定だと、1回のプロモーションで1000万円以上稼げるようになります。
年間3回のプロモーションを実施すれば、年商3000万円を超える計算です。ここまで来ると、かなり効率も上がるし、労働集約型とはいえ、かなり優雅に暮らせます。
何より、仕事の充実感がかなりありました。高単価で提供するサービスは、当然ながら顧客の期待値も高いため、僕自身も全力でサービス提供に取り組みました。その結果、顧客満足度も高く、紹介もたくさんいただけるという好循環が生まれていたんです。
高単価商品のメリット
労働集約型でも高単価で販売できる商品を持っていると、ビジネスの回し方がものすごく楽になります。
例えば:
- 少ない顧客数で十分な売上を確保できる
- 一人ひとりの顧客により深く関わることができる
- 顧客の質が向上し、理想的なクライアントと出会いやすくなる
- 紹介が生まれやすく、営業活動の負担が軽減される
- 専門性を追求しやすく、ブランディングにつながる
高単価商品作りに挑戦することをお勧めする理由
高単価の商品を作れる人には、まずはここに挑戦して、1回のプロモーションで1000万円を超えるような体験をしてみることをお勧めします。
なぜなら、この体験を通じて、ビジネスをする視点が大きく変わるからです。
ビジネス視点の変化
高単価でビジネスを回せるようになると:
- 価値提供の本質を理解できる 低単価では「安いから買ってもらえる」という発想になりがちですが、高単価では「この値段を払っても、それ以上の価値がある」と顧客に感じてもらえるような本質的な価値提供を追求するようになります。
つまり、価格ではなく価値で判断してもらえるような商品が作れるようになるということです。ここがわかるようになると、あなたの商品はどんどん売れるようになります。
- 顧客との関係性が深くなる 高単価の顧客は、真剣に結果を求めています。そのため、提供側の私たちも全力で結果にコミットできるようになります。お互いが結果を追求し合うことで、表面的な関係ではなく、深い信頼関係を築くことができ、それが長期的なパートナーシップにつながっていくんです。
- マーケティングの質が向上する 高単価商品を売るためには、単なる集客ではなく、お客さんの本質的な「痛み」と「快楽」を深く理解する必要があります。つまり、「このお客さんは何に悩んでいて、どんな結果を求めているのか?」を徹底的に理解することが重要になります。
これにより、表面的なマーケティングではなく、お客さんの心の奥底にある本当のニーズに応えられるようになり、自然と質の高い見込み客が集まるようになっていきます。ここまで理解できると、マーケティングスキルは格段に向上します。
- 商品への絶対的な自信が生まれる 高単価で選ばれるためには、あなた自身が「これ買わなきゃ損でしょ!」と思えるほどの商品を作る必要があります。実は、この自信さえ持てれば、高単価でも自然と売れるようになっていきます。なぜなら、あなたの確信に満ちた態度が、そのまま顧客の信頼につながるからです。
これら1〜4の視点の変化は、あなたがデジタル商品を作る時にも大きな影響を与えます。
なぜなら、高単価商品で培った:
- 本質的な価値提供の理解
- 顧客との深い信頼関係の築き方
- 質の高いマーケティングスキル
- 商品への絶対的な自信
これらの要素が、デジタル商品の質を大きく高めてくれるからです。
つまり、高単価商品で成功体験を積んでから作るデジタル商品は、「安いから売れる」ではなく、「この価格でも価値がある」と顧客に感じてもらえる、質の高い商品になるということです。
結果として、デジタル商品であっても、顧客満足度が高く、紹介が生まれやすい、持続可能な収益の柱を作ることができるようになるんです。
現在の僕のビジネススタイル:両刀使い
現在の僕は、デジタル商品での自動化収入と、労働集約型の高単価商品を組み合わせた「両刀使い」のビジネススタイルを取っています。
具体的には:
デジタル商品での安定収入
- 毎朝1通のメルマガを書くだけで月100万円以上
- 一度作ったコンテンツが24時間365日働いてくれる
- 場所や時間に縛られない自由な働き方
労働集約型での楽しいビジネス
- やりたいサービスがあるときは高単価商品を作成
- 個別コンサルやグループ講座を楽しみながら提供
- 新しい挑戦や実験的な取り組みを積極的に実施
このパターンが、最高にビジネスが楽しくできると思っています。

デジタル商品作成の秘密:高単価商品から始める理由
ここで、デジタル商品作成の秘密をお教えします。
実は、いきなりデジタル商品を作ろうとするよりも、まずは高単価の商品を作れるようになってから、その高単価商品をベースに商品のデジタル化をした方が、デジタル商品は作りやすいんです。
僕の実際のアプローチ
僕は以下の順番でデジタル商品を量産してきました:
- 高単価の個別コンサルで実績とノウハウを蓄積 まずは50万円〜100万円の個別コンサルで、顧客の課題解決を徹底的に行い、確実に結果を出せるノウハウを構築しました。
- グループ講座で体系化 個別コンサルで得たノウハウを体系化し、50万円のグループ講座として提供。1回のプロモーションで1500万円(30名×50万円)の売上を実現しました。
- 講座内容をデジタル商品に分解 グループ講座の内容を、価格帯別に7つのデジタル商品に分解しました:
- フロント商品:500円〜3,000円
- ミドル商品:30,000円〜50,000円
- バックエンド商品:80,000円〜150,000円
- ステップメールで自動販売 これらのデジタル商品を120通のステップメールで自動販売する仕組みを構築しました。
この結果、デジタル商品だけで月200万円以上を安定的に稼げるようになったんです。
僕がお勧めする成功への順番
僕は、労働集約型のビジネスモデルからの脱却をお勧めしていますが、正直なところ、以下の順番で取り組むのが最も効率的だと思っています:
ステップ1:労働集約型で高単価商品を作る
まずは労働集約型のビジネスモデルで、しっかりと高単価の商品を作り、確実に稼げるようになる。
ステップ2:実績とノウハウを蓄積する
高単価商品を通じて、顧客の課題解決を徹底的に行い、再現性のあるノウハウを構築する。
ステップ3:デジタル商品化に取り組む
蓄積したノウハウをベースに、デジタル商品を作成し、自動化の仕組みを構築する。
ステップ4:両刀使いのビジネススタイルを確立する
デジタル商品での安定収入を得ながら、やりたいときに労働集約型のビジネスも楽しむ。
このアプローチなら、労働集約型でも稼げるし、デジタル商品の自動化でも稼げるようになります。結果として、やりたいときにやりたいビジネスができるようになり、本当の自由が手に入ります。
本当の自由とは何か?
ここで、「本当の自由」について僕の考えをお伝えしたいと思います。
本当の自由とは、暇でやることがない自由ではありません。
本当の自由とは:
- やりたいこと
- 好きなこと
- 自分の理想の人生に向かって
好きなだけ、時間もお金も心配することなく使えるということです。
僕の現在のライフスタイル
僕は今、朝1通メルマガを書くだけで年収1000万円以上を自動で稼げるようになりました。そして、他にもやりたいビジネスがあれば、すぐにでもやり始められるようになりました。
例えば:
- 新しいデジタル商品の企画・開発
- 興味のある分野での高単価コンサルティング
- 他の起業家とのジョイントベンチャー
- 投資や不動産などの資産形成ビジネス
また、時間とお金の自由を手に入れたことで:
- 思い立ったら博多の屋台に食べに行く
- 家族で急に沖縄旅行を決める
- 雪が恋しくなったら北海道でスキー
- 気分転換に温泉で読書
こんな自由気ままな毎日を送りながら、ビジネスは自動で回り続けています。
これこそが、僕の考える「本当の自由」です。
あなたへの重要な質問
最後に、あなたに重要な質問をさせてください。
あなたは、自分のビジネスをどのようにしたいのでしょうか?
いや、ビジネスだけじゃありません。そのビジネスを通して、あなたの人生そのものをどのようにしたいのでしょうか?
本当は、あなた自身がどうなりたいのでしょうか?
この質問に対する答えが明確になれば、あなたが今取り組むべきことも自然と見えてくるはずです。
まとめ
今日お伝えしたかった重要なポイントをまとめます:
- 朝から晩まで働いても稼げない1人社長の共通点は「単価が低い」こと
- 労働集約型でも、高単価商品を作れれば十分に稼げる
- まずは高単価商品で成功してから、デジタル商品化に取り組む順番もアリ
- 両方できるようになれば、本当の自由が手に入る
- 本当の自由とは、やりたいことに時間もお金も自由に使えること
あなたも、まずは自分のビジネスと人生の理想像を明確にして、そこに向かって一歩ずつ進んでいってくださいね。
働きすぎの毎日から抜け出して、本当に自由な人生を手に入れることは、決して夢ではありません。正しい順番で、正しい方法で取り組めば、必ず実現できます。
応援しています!