【クレーム対応の教科書】「怖い…」が”宝の山”に変わる、一人社長の思考法
Last updated on 2025年10月23日 By 杉田健吾
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こんにちは、毎朝メルマガ1通で年収1000万円を稼ぐ専門家の杉田健吾です。
僕がお勧めしているのは、自分の専門知識をデジタル商品(動画講座やPDF教材など)にして、メルマガやブログで情報発信しながら販売していくビジネスモデルです。一度作ってしまえば、時間や場所に縛られることなく収入を得られるため、1人社長にとって理想的な働き方だと考えています。
そんなデジタル商品が完成し、あとは公開ボタンを押すだけという1人社長の方から、よくこんな相談を受けます。
その瞬間、心の中にこんな最後の黒い影が忍び寄ってきた、と。
「もし、この商品を買った人からクレームが来たらどうしよう、、、」
「『内容が分かりにくい!』『値段の価値がない!』なんて言われたら、どうしようかな、、、」 「ネットで悪口を書かれたり、炎上したりしたら、ビジネスを続けるのが嫌になるかもしれない、、、」
「クレームへの恐怖」
これは真面目でお客さん想いの1人社長ほど気になってしまうデリケートな問題ですよね。
この記事を読むことで、その漠然とした不安をあなたのビジネスを改善する「最高のプレゼント」に変える考え方が理解できます。

今回の内容は
僕がKindle出版を1年以上ためらった理由
批判への恐怖
批判されて一人前
ボロカスなレビューもある現実
慣れと成長
「批判」と「フィードバック」を見極める
愛のあるフィードバック
通りすがりの批判
エネルギーの使い方
クレームを成長の糧に変える具体的な方法
ステップ1:感情と事実を分ける
ステップ2:建設的な意見を抽出する
ステップ3:改善に活かす
まとめ
僕がKindle出版を1年以上ためらった理由
実は僕も、Kindle本を出すまでに、かなりの時間がかかりました。
ある起業家の先輩から「杉田さんは早くKindle出した方がいいですよ!」「もう、さっさと出しましょう!」って、散々言われていたんです。
でも、僕は1年以上も「いや〜、僕にはちょっと…」って、ずっと断り続けていました。
批判への恐怖
なぜか?
それは、クレームとは少し違いますが、過去に自分の発信に対して批判的なことを言われた経験が心のどこかに引っかかっていて、「本なんて出そうものなら、周りから何を言われるか分かったもんじゃないぞ…」って、無意識に恐れていたんだと思います。
でも、あまりにも何度も「早く出しましょう!」と背中を押され続けて、僕もとうとう腹を括ったんです。
「よし、やってみるか!」って。恐る恐るですけどね。
批判されて一人前
そして、その結果どうなったか?
僕のKindleデビュー作である『これからの時代は1人で法人を作りなさい!』は、出版から2年以上経った今も、Amazonでベストセラーとして売れ続けてくれています。
レビューも770件を超え、本当にありがたい結果に繋がりました。
ボロカスなレビューもある現実
じゃあ、その中で、クレーム的なことはなかったのか?というと、、、
めちゃくちゃボロカスに書かれています(笑)。
もちろん、高評価の方が圧倒的に多いからこそベストセラーになっているんですが、まあまあ辛辣な低評価レビューもしっかり書かれています。
正直に言うと、最初にボロカスなレビューを目にした時は「ガ〜ン…」って、それなりにショックを受けましたよ。
「そこまで書かなくてもええやん…」って少し落ち込みました。人間ですから、感情はありますからね。
慣れと成長
でもね、今では悪く書かれることにも、すっかり慣れて、それほど気にならなくなりました。
むしろ「批判されて一人前だな」って思えるようになったんです。
なぜなら、尖ったことを言えば言うほど、批判が生まれるのは当たり前。でも、その分、あなたの言葉に魂を揺さぶられるような根強いファンも必ず生まれるということを、肌で感じることができたからです。
「批判」と「フィードバック」を見極める
そして、この経験を通じて、僕はもう一つ大事なことを学びました。それは、お客さんから届くネガティブな声には2種類あるということです。
一つは、あなたのことを本当に思ってくれている「愛のあるフィードバック」。そしてもう一つが、ただ文句を言いたいだけの「通りすがりの批判」です。
愛のあるフィードバック
僕のKindleレビューの中にも「この部分の説明が少し分かりにくかったので、具体例がもっとあると嬉しいです」というような建設的な意見があります。
これは、僕の本をもっと良くするための最高の「プレゼント」ですよね。
こういう声には真摯に耳を傾け、次の改訂や新しいコンテンツ作りに活かすべきです。そうやって、お客さんと一緒に商品を育てていく感覚、これこそが1人社長のビジネスの醍醐味なんです。
通りすがりの批判
一方で、こんなレビューもあります。
「こんな内容、当たり前だろ」「金儲け主義が見え見えだ」みたいな。
こういう声って、最初はやっぱり気になりますよね。
でも、よく考えてみてください。こういうコメントをする人って、そもそもあなたのお客さんじゃない場合がほとんどなんです。
たまたま機嫌が悪くて何かに当たりたいだけの人、誰かを批判してスッキリしたいだけの人。
そんな通りすがりの人の言葉を、いちいち真に受けて、あなたが落ち込む必要は全くありません。

エネルギーの使い方
あなたのお客さんじゃない人にどう思われるかを気にするより、あなたのことを信じてついてきてくれる大切なお客さんのために、エネルギーを使いましょう。
そういう意味でも、思いっきり批判してもらって去ってもらう方が、お互いのためですよね。
実際、批判的な人ほど、あなたの理想のお客さんではない可能性が高いんです。そういう人たちに時間と労力を使うよりも、あなたの価値観に共感してくれる人たちに集中した方が、結果的にお互いが幸せになれます。
クレームを成長の糧に変える具体的な方法
クレームや批判を受けた時の具体的な対処法についてもお話ししておきますね。
ステップ1:感情と事実を分ける
まず、批判を受けた時は、一度深呼吸して、感情的な部分と建設的な部分を分けて考えましょう。感情的になっている時は、すぐに反応せず、一晩寝かせてから冷静に判断することが大切です。
ステップ2:建設的な意見を抽出する
その批判の中に、商品やサービスの改善につながる具体的な指摘があるかを見極めます。感情的な言葉に惑わされず、本質的な問題点がないかを客観的に分析しましょう。
ステップ3:改善に活かす
建設的な意見が見つかったら、それを次のバージョンアップや新商品開発に活かします。お客さんの声から生まれた改善は、他のお客さんにとっても価値のあるものになることが多いんです。
まとめ
今日お伝えしたかった重要なポイントをまとめます。
- クレームへの恐怖は、真面目な1人社長ほど感じる自然な感情です。この恐怖を恥じる必要はなく、むしろお客さん想いの証拠だと捉えましょう。
- 批判されることは、影響力のある証拠です。尖ったことを言えば批判も生まれますが、その分、深く共感してくれるファンも必ず生まれます。
- ネガティブな声には「愛のあるフィードバック」と「通りすがりの批判」の2種類があります。前者は商品改善の貴重な材料として活用し、後者は気にせず流しましょう。
- あなたのお客さんじゃない人の意見に振り回される必要はありません。批判的な人に時間を使うより、あなたを信じてくれるお客さんに集中すべきです。
- クレームは成長の種であり、ビジネスを次のステージに押し上げる力になります。改善点を見つけ、お客さんと一緒に商品を育てていく姿勢が大切です。
クレームを恐れる必要は全くありません。それは、あなたのビジネスを次のステージへと押し上げてくれる成長の種です。
もちろん、批判されれば一瞬はショックを受けます。でも、その中から「愛のあるフィードバック」を見つけ出し、改善を続けていけば、あなたの商品はもっともっと良くなっていくしかありません。
そう考えたら、「クレーム、どんと来い!」って思えませんか?
僕たち1人社長は、いい意味で「我が道をゆく」んです。すべての人に好かれようとせず、自分の信じる道を堂々と進んでいきましょう。
僕のKindle本も、高評価もあればボロクソな評価もあります。でも、どんな意見であれ、僕の本を真剣に読んでくれた証拠。そう思うと、どんな声も本当にありがたいなと思えるようになりました。
あなたも、嫌われる勇気を持ってみませんか?
応援しています!
