【メルマガ 書き方 コツ】“書けない呪い”から抜け出し、読者の心を掴む文章術
Last updated on 2025年11月7日 By 杉田健吾
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こんにちは、毎朝メルマガ1通で年収1000万円を稼ぐ専門家の杉田健吾です。
オンラインビジネスを始めようと決意した1人社長の多くが、こんな経験をします。
「よし、メルマガを始めたぞ!」「毎日書くぞ!」そう意気込んで数日間は頑張って配信してみたものの…
「開封すらされていない…」
「誰にも読まれていない気がして、だんだん虚しくなってきた…」
「そもそも一体、何を書けば読者さんは喜んでくれるんだ…」
そんなメルマガ迷子になっていませんか?
実は僕も、今でこそ8年以上ほぼ毎日メルマガを書いていますが、起業当初「メルマガを書くぞ!」と決めてから半年以上も、なかなか書けませんでした。
今日は、そんな僕がどうやって「書けない呪い」から抜け出せたのか、その秘密についてお話ししたいと思います。

今回の内容は
なぜ、僕たちは「書けなく」なるのか?
「自分矢印」から「相手矢印」へ
人は「感情」で動き、「論理」で納得する
僕がメルマガを書く時、目の前にいる「たった一人のあなた」
読者の心を動かす「文章の流れ」
最後の一押しは「恐れ」と「希望」
僕が「書ける」ようになった本当の理由
本当に大切なのは「姿勢」
まとめ
なぜ、僕たちは「書けなく」なるのか?
当時の僕がなぜあんなに書くことに抵抗があったのか、今思うと笑ってしまいますが、自分なりに分析してみると理由はとてもシンプルでした。
それは周りの目をすごく気にしていたからです。
「こんなことを書いたら、なんて思われるだろう…」「どう思われるだろう…」って、自分がどう見られるかばかり気になって、書き出してもなかなか進まない。そして結局「また今度にしよう」とやめてしまう…
そんなことをずっと繰り返していました。
これ、よく言う自分矢印ってやつですね。
「自分矢印」から「相手矢印」へ
この「自分矢印」の呪いを解くための唯一の方法、それは意識のベクトルを180度ひっくり返すことです。
「自分がどう見られるか?」という視点から、読者さんは、何を求めているのか?という相手矢印の視点に切り替えるんです。
では、読者さんがあなたのメルマガに本当に求めているものは何でしょうか?
それは、教科書に載っているような正しい知識や立派な正論ではありません。
人は「感情」で動き、「論理」で納得する
ここで僕たちが絶対に理解しておかなければならない大原則があります。
それは人は感情によって心を動かされ、その後、論理によってその感情を自分の中で正当化するという人間心理です。
どんなに「このノウハウは、これだけ優れていて、実践しないのは非合理的です」と正しい理屈を並べ立てられても、読者さんの心が「なんか、この人の話は上から目線で嫌だな」と感じてしまったら、そのメルマガは二度と開かれることはありません。
逆に、たとえ理屈では説明できなくても、「なんだか、この人の話は心に響くなあ」「この人の言うことなら信じてみようかな」と感情が動かされた時、人は思わずメルマガの続きを読むだけでなく、行動まで起こしてしまうんです。
つまり、僕たちがメルマガでやるべきことは、読者の頭にノウハウを詰め込むことではなく、読者の「心」をどうやって揺さぶるか?ただ、それだけなんです。
僕がメルマガを書く時、目の前にいる「たった一人のあなた」
じゃあ、どうすれば読者の心を揺さぶることができるのか?
僕がメルマガを書く時、いつもやっていることがあります。それは、不特定多数の「読者の皆様」に向けて書くのをやめること。
僕の頭の中には、いつも特定のクライアントさんの顔が一人、浮かんでいます。
過去に「〇〇で本当に困っているんです…」と僕に悩みを打ち明けてくれたあの人。その、たった一人に向けて、手紙を書くように語りかけているんです。
「〇〇さん、お元気ですか?先日お話しされていたあの件、僕も昔、同じことで本当に悩んだんですよ」って。

読者の心を動かす「文章の流れ」
そして、その「たった一人」に向けて語りかける時に、僕が意識している文章の流れがあります。
まず最初にやるのは感情に働きかけることです。いきなりノウハウを語り始めるのではなく、僕自身の失敗談やクライアントさんの事例のような物語(例え話)から入るようにしています。
そうやって読者さんの心がこちらに向いてくれた、そのタイミングで初めて論理の話に入ります。
「なぜ、僕がそんな失敗をしてしまったのかというと、実は、ビジネスにはこういう原理原則があって…」というように、物語で動いた感情をなるほど、そういうことだったのか!という論理的な納得感で補強してあげるんです。
感情が「面白い!」と感じ、論理が「確かに!」と頷く。この両方が揃った時、読者さんのあなたへの信頼はグッと深まります。
最後の一押しは「恐れ」と「希望」
でも、これだけでは、まだ人はなかなか行動できません。
そこで、最後の一押しとして僕が意識しているのが、読者さん自身もまだ気づいていないかもしれない恐れと希望に光を当てることです。
例えば「もし、今の働き方をあと5年続けたら、あなたの心と体はどうなってしまうでしょうか?」というように、心の奥底にある漠然とした不安(恐れ)を言語化してあげる。
そして、その直後に「でも、大丈夫です。もし今日からほんの少しだけやり方を変えるだけで、あなたは1年後、こんな最高の未来を手に入れることができますよ」という具体的な未来(希望)を鮮やかに見せてあげる。
この「恐れ」と「希望」の大きな振れ幅が、読者さんの心に「今すぐ変わらなければ!」という強烈な緊急性を生み出すんです。
僕が「書ける」ようになった本当の理由
でも、こんなテクニック的な話以上に、僕が「書けない呪い」から抜け出せた、もっと本質的な理由があります。
それは求めている「結果」が変わったからです。
昔の僕は「もっと稼がないと…」という結果ばかりを追い求めていました。だから、力が入りすぎて、周りの目が気になって「自分矢印」になって、書けなくなっていたんです。
でも、ある時ふと思ったんです。「あれ?俺、好きで起業したんだよな?」って。
だとしたら、もっと稼ぐことよりももっと楽しまないと損じゃないか?って。
そして、どうせなら僕のメルマガを読んでくれるクライアントさんにも、起業を楽しんでもらいたい。
そう思えるようになってから、僕のメルマガは大きく変わりました。おかげで今は毎日、自分で楽しみながら書けています。
本当に大切なのは「姿勢」
メルマガで読者の心を掴むのは、小手先の文章テクニックではありません。
それはたった一人のために自分も楽しみながら誠実に語りかけるという、あなたの姿勢そのものなんです。
もしあなたが今、昔の僕のように苦しい時期にいるのなら、まずは一度肩の力を抜いて「まあ、なんとかなるさ」って思ってみてください。
そして「ちょっと楽しむことを忘れてたかな?」って自分に問いかけてみてはいかがでしょうか?
あなたのメルマガが読者さんにとって、毎朝届くのが楽しみな「友人からの手紙」のようになった時、あなたはもう商品を「売る」必要はなくなります。
まとめ
今日お伝えしたかった重要なポイントをまとめます。
- メルマガが書けないのは「自分矢印」になっているからです。周りの目を気にして自分がどう見られるかばかり考えると、筆が止まってしまいます。
- 「相手矢印」で読者の求めているものを考えましょう。読者が本当に求めているのは正しい知識ではなく、心を動かされる体験です。
- 人は感情で動き論理で納得します。まず物語で感情を動かし、その後論理で補強するという流れを意識しましょう。
- 特定の一人に向けて書くことが大切です。不特定多数ではなく、具体的なクライアントの顔を思い浮かべて手紙を書くように語りかけましょう。
- 楽しむことを忘れずに書きましょう。稼ぐことよりも、自分も読者も楽しめるメルマガを目指すことで、自然と良い内容が書けるようになります。
僕のこのメルマガやブログだって、プロのライターさんが見たら、ツッコミどころ満載かもしれません。でも、僕が伝えたいことが今、これを読んでくれている「あなた」に少しでも届いているのなら、僕にとってはそれが100点満点なんです。
うまい文章より伝わる文章、それを忘れないでくださいね。
ではでは、今日はこの辺で…
