【AI時短の罠に注意】AIを使いながらも、書き手の心が入った文章を書く方法

Last updated on 2025年12月24日 By 杉田健吾

こんにちは、毎朝メルマガ1通で年収1000万円を稼ぐ専門家の杉田健吾です。

今日は、AIブーム真っ只中の今、僕が感じている違和感と、AIとの本当の付き合い方についてお話しします。

この記事を読むことで、AIを単なる時短ツールではなく、思考を深めるパートナーとして使う本質的な方法が見えてくるはずです。

今回の内容は

AIブーム一色の世の中で感じる違和感
少し冷めた目で見ている自分
僕のメルマガ、最近長くないですか?
AIで時短どころか長時間化
AIが書いた文章に感じる「違和感」の正体
魂が宿っていない感覚
AIは「時短の道具」ではなく「思考のパートナー」
僕とAIの「対話」
心と熱が吹き込まれていく
最後に残る「人間」にしかできないこと
書き手の「心」が入っているか
鵜呑みにしないでください
まとめ

AIブーム一色の世の中で感じる違和感

最近、SNSを開けば毎日のように、こんな言葉が目に飛び込んできませんか?

「AIで、ブログ記事を量産!」
「AIを使えば、あなたも今日からプロのライター!」
「AIで、作業時間を1/10に!」って。

世の中はまさにAIブーム一色。

AIで時短だ、効率化だ、量産化だ、となんだかすごいことになっていますよね。

まるで「AIで記事を大量に作成した者勝ち」みたいな雰囲気すら感じます。

少し冷めた目で見ている自分

でもね、僕は、その熱狂を少し冷めた目で見ている自分がいます。

「それって、本当に本質なのだろうか?」って。

今日は、巷のAI情報に踊らされている人たちに、僕がどうしても伝えたいAIとの「本当の付き合い方」について、お話しします。

僕のメルマガ、最近長くないですか?

何を隠そう、僕も、このメルマガをAIと一緒に書いています。

でもね、最近の僕のメルマガを読んでくれている方なら気づいているかもしれません。

「あれ? 杉田さんのメルマガ、最近、めちゃくちゃ長くない?」って。

毎回、ざっと3000文字前後。もはや、メルマガというより、ブログ記事のレベルですよね。

AIで時短どころか長時間化

「えっ?なんで?」
「AI使うと、あっという間に書けるんじゃないの?」

そう思うのも当然です。

そうです。AIを使えば、メルマガなんてあっという間に書けます。本当に。

でもね、今の僕は、AIを使い始める前よりもメルマガ1通にかける時間が、むしろ、増えているのです。

AIで時短どころか、AIで長時間化してる。

一体、どういうことなのか?

AIが書いた文章に感じる「違和感」の正体

僕も最初は期待していました。

僕の過去のメルマガや書籍を全部AIに学習させれば、僕の代わりに僕そっくりの文章を書いてくれるんじゃないか?って。

そして、実際にやってみると、AIは本当に優秀で、驚くほど「僕らしい」文章を作り出してくれます。

でも、、、

魂が宿っていない感覚

その文章を僕自身が読んでみると、どうしても拭えない「違和感」が残ります。

「うーん、惜しい!」「僕が言いたいのは、そこじゃないんだよなあ…」って。

形はそっくりなのに、なぜか、魂が宿っていない。まるで、寸分違わず作られた精巧な「蝋人形」を見ているような感覚。散々AIと格闘した結果、僕は、ある結論にたどり着きました。

AIは「時短の道具」ではなく「思考のパートナー」

それは、AIを「僕の代わりに書かせる」という使い方をやめることでした。

今の僕にとってAIは、「僕の思考を、より深く、より広くするための最高のパートナー」という位置付けに変わりました。

僕とAIの「対話」

具体的にどうやっているかというと、、、

まず、あるテーマについて、AIに、ある程度のお題を与えて文章を書いてもらいます。もちろん、そのままだと、僕が言いたいこととは少しズレている。ここからが僕とAIの「対話」の始まりです。

AIが書いてくれた文章に対して、僕は、片っ端から僕の想いや経験をぶつけていきます。

「そこはそうじゃなくて、僕が本当に伝えたいのは、こうだよ」

「その表現はいい感じだけど、もっと分かりやすくするために、僕のこの失敗談を踏まえて書き直して」

「ここは、読者さんが誤解しそうだから、もっと丁寧な言葉に変えて」

「この話と、あの話が、まだ繋がってないから、間を埋めるエピソードを追加して」

って。

心と熱が吹き込まれていく

AIとの対話を何度も何度も繰り返すうちに、最初は無機質だった文章に、少しずつ僕の「心」と「熱」が吹き込まれていく。

その結果、、、

気がついたら、メルマガ1通書くのに、前より、めっちゃ時間がかかってるやん…って。

でもね、そうやって生まれた文章は、以前の僕が一人でうんうん唸りながら書いていたものより、今までより深く、今までよりも広く、今までよりも僕の心が乗ったものになっていると、確信しています。

最後に残る「人間」にしかできないこと

AIをみんなが当たり前に使うようになったこの時代。誰もが同じように綺麗な文章を一瞬で書けるようになりました。

だったら、その文章を読む側から見た時に、どこで「違い」が生まれるのか?

どこに、人の心は動かされるのか?

書き手の「心」が入っているか

それを考えた時に、やっぱり、行き着くのは、その文章に書き手の「心」がどれだけ入っているかだと思います。

AIで時短するのはいい。効率化するのは、大賛成です。

でも、その短縮できた時間で、僕たち人間が本当にやるべきことは何か?

それは、AIには決して生み出せない、あなた自身の「心」や「熱量」をその文章に注ぎ込むことじゃないでしょうか。

そこに、今まで以上に、一手間も、ふた手間もかけられるかどうか。

この「最後のひとさじ」こそが、これからの時代、僕たち起業家の価値を決めるのだと、僕は本気で思っています。

鵜呑みにしないでください

だから、巷で言われている「時短」「効率化」「大量生産」という言葉を、あなただけは鵜呑みにしないでください。

その大切な「心」を入れる作業を忘れた途端、僕たちは何か一番大事なものを滑り落としてしまうんじゃないでしょうか。

まとめ

今日お伝えしたかった重要なポイントをまとめます。

  1. AIブームの熱狂に違和感を感じています。 「AIで記事を大量に作成した者勝ち」という雰囲気に、本当にそれが本質なのかと疑問を持っています。
  2. AIを使い始めてから、むしろメルマガ1通にかける時間が増えました。 AI生成の文章には魂が宿っていない、精巧な蝋人形のような違和感がありました。
  3. AIは「時短の道具」ではなく「思考のパートナー」です。 代わりに書かせるのではなく、僕の思考をより深く、より広くするための対話相手として使っています。
  4. AIとの対話を繰り返すことで心と熱が吹き込まれます。 時間はかかりますが、以前より深く、広く、心が乗った文章になっています。
  5. 「最後のひとさじ」こそが起業家の価値を決めます。 AIには生み出せない、あなた自身の心や熱量を文章に注ぎ込むことが本当にやるべきことです。

僕がAIと「対話」している時間。

それは、AIに指示を出しているというよりは、AIという優秀な壁打ち相手に自分の考えをぶつけることで、「俺は、本当は何が伝えたかったのか?」と自分自身と対話している時間なのかもしれません。

AIのおかげで、僕は、また一つ、自分自身を深く知る面白いおもちゃを手に入れたのかもしれませんね。

ではでは、今日はこの辺で。。。