それ言っちゃうと脱税になりますよ!

Last updated on 2023年10月17日 By 杉田健吾

僕のレクチャーでは以前から国税にはあなたの成績表があるというお話や、国税にはブラックリストがあるというお話をしてきました。そこでの重要なキーワードが、「脱税!」でしたね。そこで今回はその脱税について、もうちょっと突っ込みたいと思います。一回でも脱税をしたと認められると、国税に目を付けられて他の人より厳しい目で見られるので注意しましょう。

また、脱税をしたつもりはないのに、うっかりミスで税金を少なく申告してしまう場合もあります。うっかりミスであれば、そこまで目を付けられることはありませんが、調査時の対応を間違えると、脱税扱いされてしまうこともあるので注意しましょう。しかもたった一言ある言葉を言っただけで脱税になる場合もあります。今回は、脱税が確定してしまう言葉と、注意点についてお話しします。

今回の内容は

「除外」という言葉には気を付けて

「漏れ」と「除外」では大違い
「漏れ」と「除外」では罰金の税率も大違い
「漏れ」と「除外」は意味が違う

調査官の使う言葉には気を付けて!

「除外」という言葉を聞き逃さないようにしよう

「除外」という言葉には気を付けて

実は、「社長、それ言っちゃうと脱税になってしまうよ〜」という言葉があるのをあなたはご存知ですか?「えっ?そんな言葉があるの?」「えっ?そんな、たった一言で脱税になってしまう言葉があるんですか?」って思いますよね。でも実際にそんな悪魔の言葉があるんです。今回は、そんなたった一言で脱税認定をされてしまう悪魔の言葉のお話です。お〜こわ!ですよね。

その悪魔の言葉が、「除外(じょがい)!!!」という言葉です。実は国税がよく使う言葉には、「〇〇漏れ」という言葉と「〇〇除外」という言葉があります。例えば、「売上漏れ」と「売上除外」とか「棚卸漏れ」と「棚卸除外」という言葉があります。これ、頭二文字は同じでもその後に続くたった二文字の言葉でその意味が全く変わってくるんです。その意味、その違いあなたはわかりますか?

「漏れ」と「除外」では大違い

ちなみに売上の「漏れ」であれば、これは脱税ではなくて単なる売上の計上漏れという認識だけど、売上の「除外」となるとこれは脱税だ!ということになります。なので、この「売上除外だ〜」と国税側に言われると(認定されると)、なんと罰金の金額がたくさん取られるということになります。

「漏れ」と「除外」では罰金の税率も大違い

単なる「売上漏れ」なら罰金の安い過少申告加算税(10%)だけど、「売上除外だ〜」となると罰金が上がって重加算税(35%)になるというわけですね。はあ?何それ?「漏れ」と「除外」という言葉の違いだけで脱税か脱税でないかが決まるの?そんなのまったく意味わからんわ〜と言われそうですが、あなたはこの違いを今ここで、このレクチャーで必ず知って必ず覚えておいてくださいね。

「漏れ」と「除外」は意味が違う

ちなみに「漏れ」とは「〇〇が抜け落ちること」で「除外」とは「〇〇を取り除くこと」です。これに売上という言葉を当てはめてみると、「売上漏れ」とは「売上が抜け落ちること」、「売上除外」とは「売上を取り除くこと」となります。どうですか?この違い、あなたはわかってきましたか?おお〜なるほど〜、売上漏れとは売上がたまたま抜け落ちてしまったということで、売上除外とは売上を故意に取り除いたということなんですね?

そうそう!!!そうなんです!よくお分かりで。つまり「漏れ」とは、うっかりミスで売上の計上を漏らしてしまったということですが、「除外」となると売上を計上しないといけないとわかっていたにもかかわらず、あなたが故意にわざと税金を安くするために売上を計上しなかったということになるんですね。

調査官の使う言葉には気を付けて!

だから例えば、今後あなたが税務調査を受けることになったときは、この言葉を、この言葉の違いを絶対に聞き逃したらいかんですよ!例えばあなたの会社で100万円の売上が計上されていなかった場合に、調査官から「これは売上の除外ですね!」と言われたら「はい、そうです」なんてうかつにも口にしたらダメですよ。

そうではなくて、調査官から「これは売上の除外ですね!」と言われたら、いえいえそれは単なる「売上の漏れ」ですよ。とその危険な言葉をちゃんと訂正して、除外じゃないよ〜単なる計上漏れだよ〜と置き換えてくださいね。なんだそりゃ?と思われるかもしれませんが、そこが非常に重要なポイントだったりしますので、今後は国税の使う言葉はくれぐれも注意して、絶対にうかつに聞き逃さないようにしてくださいね。

「除外」という言葉を聞き逃さないようにしよう

今回は、脱税が確定してしまう言葉と、注意点についてお話ししてきました。脱税が確定する言葉とは「〇〇除外」です。「売上除外」とか「棚卸除外」と使います。似た言葉に「〇〇漏れ」がありますが、「漏れ」と「除外」では大きな違いがあるので注意しましょう。

「漏れ」はうっかり漏れちゃったということですが、「除外」は故意に除いたということです。調査官は「除外」にしたくて調査をやっています。そして「除外」を認めてしまうと、調査官は「除外して故意に利益を少なくしたんだから、脱税をしたんですよね」となります。そして重い罰金が課せられるんですね。そうならないためにも、調査官から「除外」という言葉が出たら、しっかり別の言葉に置き換えてくださいね。

これを知っているのと知らないのとでは、全然結果が違ってきますからね。絶対に聞き逃さないで、しっかり対応しましょう。そしてもう一つ言ってはいけない言葉があるんです。それはまた次回のお楽しみということで。