たまには数字で考えてる?ひとり社長なら数字で考えよう!

Last updated on 2023年10月5日 By 杉田健吾

今年ももう残り4ヵ月となりました。この間2023年を迎えた〜と言っていたのに、あっという間にもう2023年も終わりがみえてきました。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか?僕は、そろそろ今期の経営数字の途中経過をちょっと確認しながら、目標達成度合いの確認と今後の予測を立てながら、今後の戦略をワクワクしながら考えています。

今回のレクチャーでは、「起業家が数字を見ることの重要性」をお話します。

今回の内容は

今後の戦略たててますか?
どんな経営戦略をたてたらいいの?
多くの起業家は数字を追うことが苦手

経営は攻めと守りのバランスが重要

数字を追うことは重要な攻めと守り
数字で考えるってどんなことをしたらいいの?

ひとり社長こそ数字を追いかけるべき

今後の戦略たててますか?

今後の戦略を考える過程は起業家にとって一種の楽しみですよね。僕は経営戦略を考えることが好きなので、定期的に具体的な数字をみて戦略をたてています。

どんな経営戦略をたてたらいいの?

例えば、僕は次のようなことを考えています。

・このままいくと売上予想はどうなるのか?

・目標を達成しそうか?ちょっと厳しそうなのであれば何かアイデアはないか?

・改善策は?

・経費は予想どおり推移しているか?

・突発的な支出はないか?

・このままいくと利益予想はどうなる?

・利益だけじゃなく実際のお金の残高の推移は?

・いわゆるキャッシュフローは大丈夫か?

・さらにキャッシュフローといってもひとり起業家なので、会社のお金だけでなく個人のお金も含めたところでどう推移しているのか?

・最終的な税金の予測は?

・思ったより税金がかかりそうなら今から何か打つ手はないか?

・さらには集客から販売までの数字も分析して改善すべきところはないか?

などなど、数字を並べて楽しんでいます。ある意味ちょっと変態ですかね(笑)

多くの起業家は数字を追うことが苦手

こういった実際の数字を追うことは、おそらく多くのひとり起業家の方が苦手な分野だと思います。

そもそも年に一回しか数字を見ないって方も多いですし、中には数字見てもさっぱりわからないからチラッと見て終わりという方もいます。例えば、「税理士さんに決算書を作ってもらうものの、作ってもらって終わり。中身は全然見ていません。」みたいな人がすごく多いんです。

すごくもったいないです!具体的な数字を追うことは起業家が絶対やるべきことのひとつです。数字を追って経営戦略をたてるだけで、今後のあなたのビジネスが大きく変わるチャンスになります。

経営は攻めと守りのバランスが重要

起業家にありがちなのですが、経営の攻めの部分は重要視しているのに、守りの部分はないがしろにしている人が多いです。経営は攻めと守りのバランスがものすごく重要なので、どちらが欠けてもダメです。

数字を追うことは重要な攻めと守り

数字を追うことも節税と同じで、経営の重要な攻めと守りの部分なんです。

準備、対策、改善がものすごく大切です。そして数字に落とし込んで考えることが、ものすごく重要です。数字に落とし込んで考えるから見える世界があります。数字に置き換えるからひらめくアイデアがあるんです。

「起業家は言語化が大切だ!」とよく言われますよね。これと同じようにビジネスにおいて数字で考えることをぜひ身につけて欲しいと思います。

数字で考えるってどんなことをしたらいいの?

とはいっても、今まで数字を追ったことがない方にとっては、いきなりビジネスを数字で考えろと言われても難しいと思います。そこで、最低限これだけはおさえておいてほしいことを紹介します。

・今月は売上から経費をひいたらどれくらい手元にお金が残るか計算する

・今期は最終的にどれくらい手元にお金が残るか予測する

いきなり僕がしているような経営戦略をたてろ、とは言いません。少なくともこの2つをまず意識してみてください。それだけであなたのビジネスはもっといい方向へと動き出しますよ。

ひとり社長こそ数字を追いかけるべき

今回のレクチャーでは、起業家が数字をみることの重要性を紹介しました。今回のポイントは次の3つです。

・経営戦略をたてるときは、具体的な数字から導き出す

・数字を追うことでしか見えない世界、ひらめかないアイデアがある

・まずは手元にいくらお金が残るかだけでも把握しておこう

ということで、今年も4分の3が終わりました。みなさんもちょっとお時間に余裕があるのであれば、自分のビジネスについて一度数字で考えてみることもやってみるといいと思いますよ。いきなり数字で考えるのは難しいかもしれませんが、僕がいくつかのレクチャーで紹介している「ビジネスの収支を把握する」だけでもチャレンジしてみてください。もしかしたら今まで見えてなかったものが見えてきたりして、きっとびっくりすることになるかもしれません。