奥さんとの旅行も交際費にできるの?

Last updated on 2023年8月31日 By 杉田健吾

そろそろ交際費の魅力が伝わってきているでしょうか?前回は交際費の中でも社内交際費を上手く使えば、家族をおもてなしできて、しかも節税ができるよ~って話をしました。でも、社内交際費の正しい使い方を知っているひとり起業家ってほとんどいないんですよね。

だって専門家も知らないから、教えてくれる人がいないんですよね。税理士さんに相談しても「家族に使った費用は経費にできない」って言われて終わりですからね。そこで今回は、社内交際費についてもう少し詳しく説明します。

今回の内容は

社内交際費で家族をおもてなし

社内交際費を活用できている人が少ない
社内交際費を活用できていいない理由
“おもてなし”できる相手は”みんな”

奥さんとの旅行は社内交際費でおもてなし

社内交際費で家族をおもてなし

前回のレクチャーで、法人が交際費としておもてなしをする相手って、自分の会社以外の外部の人に限らず、自分の会社の役員や社員(従業員)や株主等も含むんですよ!というお話をしました。

だから例えば、あなたの会社であなたが社長で、奥さんが役員とか社員になってるとか、息子が役員や社員になってるとか、お母さんやお父さんが役員や社員や株主になってるというような場合だと、あなたの会社が接待交際費としておもてなしをする相手には、なんと社長であるあなたも役員や社員である奥さんも、そして息子さんもお母さんもお父さんも含まれるということなんです。ほんとびっくりでしょ?

社内交際費を活用できている人が少ない

意外と社内交際費で家族をおもてなしできるっていう事実を多くのひとり起業家は知らないんですよ。

社内交際費を活用できていいない理由

社内交際費の本当の意味って、ひとり起業家どころか多くの税理士さんもそうだし、もっと言うと税務署の職員も意外と知らない人がいるんですよね。だからたまに社長と奥さんで食事や旅行に行って、それを会社の経費にしてると「社長!奥さんと二人で行った旅行は経費になりません!」なんて言われるんです。

“おもてなし”できる相手は”みんな”

でもね。これってよく考えたらおかしな話ですよね。あなたの会社が接待する相手、つまりおもてなしをする相手には、社長であるあなたも、役員や社員や株主である奥さんも息子さんもお母さんもお父さんも、みんな含まれているんです!と言うことは、あなたと奥さんとの旅行も、役員や社員であるあなたと奥さんを”もてなす”費用なんだから、接待交際費でいいんじゃないの?って話ですね。ちなみにうちの会社であれば福利厚生費ですけどね。

そうはいっても程度の差、ものには限度ってものがありますので、あくまでも常識を逸脱しない範囲でとはなりますが。でもね。社長であるあなたや社員である奥さんたちの会社への貢献度を考えたら、ほんとたまに行く夫婦の旅行ぐらい、あなたの会社から”おもてなし”してもらうのもいいんじゃないでしょうか。う〜ん。やっぱ、法人っていいですね。

奥さんとの旅行は社内交際費でおもてなし

今回は、社内交際費を使って家族をおもてなしする方法を説明しました。法人が交際費としておもてなしをする相手って、社内の人でもいいんですよね。でもこの事実をほとんどのひとり起業家は知らないし、税理士さんや税務署の人も正しく理解できていない方が多いんです。

だから僕のレクチャーで何回かに分けてお伝えしているわけですね。僕のレクチャーを読んであなたも会社の経費で家族を”おもてなし”してみましょう。とはいっても常識の範囲を逸脱しない範囲でほどほどに。ではでは。今日はこの辺で。