南麻布で家賃100万円の家に住む人って?やっぱり社宅で節税してた

Last updated on 2023年3月1日 By 杉田健吾

家賃100万円の家に住んでいる人ってどんな人か気になりますよね。月100万円なんて稼ぐだけでも大変なのに、その金額を家賃で払ってしまうんですから、そのカラクリを知りたいですよね。

ちょうど先日、そんな家賃100万円の家に住む人を紹介しているテレビ番組がありました。そこで今回は、テレビ番組に出ていた「南麻布で家賃100万円の家に住む人」の話をしたいと思います。

今回の内容は

あるテレビ番組での出来事
100m2ちょっとで家賃100万円
女性社長の役員報酬は年間2000万円
家賃の半分は会社が負担

社宅を使って大きく節税
なぜ家賃の半分しか経費にならないのか
小規模住宅なら家賃の90%を経費にできる
家賃の半分が経費でも節税効果は大きい

住宅規程を知って節税脳を鍛えよう

あるテレビ番組での出来事

先日テレビを見ていたら「東京の南麻布で家賃100万円の家に住んでいるあの人って一体何者?」という特集をやってました。「おっ?なんか面白そうだな?ちょっと見てみようかな」と思い、そのテレビ番組をしばらく見ていたのです。そうしたら、南麻布で家賃100万円するマンションに、ワンちゃんと優雅に暮らしている41歳の女性が出てきました。

今回はその番組での出来事を紹介していきたいと思います。

100m2ちょっとで家賃100万円

都内の家賃100万円のマンションがどんなものかざっくりいうと、2LDKで広さが100m2をちょっと超える広々とした豪華なマンションでした。そして番組はだんだんと、そもそもなんでこの女性は、こんな家賃100万円もする豪華マンションにワンちゃんと住めるの?という話になっていたんです。そして、とうとうお仕事は何をやっているのですか?という質問が出ました。そもそも、みんなそれが聞きたいからこの特集をやっていると思うんですが、やっぱり気になりますよね。

女性社長の役員報酬は年間2000万円

この女性のお仕事は、なんと「広尾」「銀座」「日本橋」で高級ドックサロンを経営する女性社長さんでした。なるほど〜やっぱりね。なっとく!という感じですが、番組の中で次に出た質問が「年収は?」です。その回答は「会社の社長なので役員報酬が年間2000万円ほど」とのことでした。

家賃の半分は会社が負担

このサイトで住宅規程を勉強した方なら「なるほどね」って思うかもしれませんが、一般の人からしたら、「ん?計算がおかしくないですか?」ってなりますよね。だって、役員報酬が年間2000万円ということは社長の給料が月166万円です。「お給料が月166万円なのに、自宅の家賃が100万円って大丈夫なんですか?」という疑問が湧いてきますよね。番組内でも当然そのような質問が出ました。

そして、その女性社長から返ってきた回答が「いえいえ。この自宅は会社で契約していますから、家賃の半分は会社が負担してくれてるんです。」とのことです。つまり、女性社長が個人で負担している家賃は月50万円で年間600万円だけ。残りの家賃600万円は、会社の経費になっているということです。家賃を引いても月100万円以上のキャッシュがあれば、税金もろもろを納めても十分な生活費ですよね。

社宅を使って大きく節税

この番組を見ていて、やっぱりこの女性社長さんも活用していたなって思いました。これこそが社宅の活用ってやつですよね。つまり、社長が住む自宅を法人で賃貸契約して社宅とし、家賃の一部を会社に負担してもらうという「あれ」ですよね。

今回の例をもとに社長の社宅について、深掘りしてみましょう。

なぜ家賃の半分しか経費にならないのか

今回のお話を聞いてこのサイトで勉強しているあなたなら、「あれ?社宅の家賃って半分しか経費にならないの?」って思った方も多いはず。そのことにあなたが気がついたなら「さすが!節税脳がいい感じで鍛えられてきましたね〜社長」と言ってあげたい。社宅の家賃って、賢くやると90%以上が経費にできたはずですよね。あなたはその条件を覚えていますか?

なぜ今回の女性社長さんの社宅家賃が半分しか会社の経費にならないかというと、「社宅の床面積が100m2以上」だったからなんですね。だから僕はこのテレビ番組を見ていて、「あら〜社長、惜しいなあ〜」って感じました。なんで、99m2以下に抑えなかったんだ〜ってね。多分、今回の社宅の床面積は101m2と言ってたと思ったので、惜しい〜〜〜って思ってしまったんです。

小規模住宅なら家賃の90%を経費にできる

惜しい~の意味が分かりますよね。つまり、社宅にして家賃の90%以上をあなたの会社の経費にしようとしたら、国税庁が定める小規模住宅という基準をクリアしないといけないんです。その基準の一つが、床面積がマンションなら99m2以下、一戸建てなら132m2以下という基準です。

この基準を賢くクリアしていたら、今回の社宅がどうなっていると思いますか?つまり今回の社宅にしたマンションの床面積が、あと2m2少なかったらどうなっていたでしょうか。その答えは、社宅家賃1200万円のうちの約90%の1080万円が会社の経費にできたかもしれないってことですね。経費が480万円も増えれば、節税効果は150万円ほどといったところでしょうか。

家賃の半分が経費でも節税効果は大きい

惜しいとはいうものの、今回の女性社長さんの社宅は国税庁が定める基準の、いわゆる「中規模住宅」に該当しているので、家賃の半分までは会社の経費にできたのですね。50%でも十分効果はあって、年間600万円もの家賃が会社の経費にできるんだから、かなり大きな節税になりますよね。

稼いでいる人ほど節税のことをちゃんと考えて、経営者としての事業資金の最適化をやっていますよね。

住宅規程を知って節税脳を鍛えよう

今回は、南麻布で家賃100万円の家に住む人の話を紹介してきました。やっぱり稼いでいる人は、お金を守ることもしっかり考えていますよね。今回は、社宅の家賃を経費にすることにスポットを当てましたが、他にもさまざまな節税を行っているに違いありません。そして節税効果を発揮するには、社長の知識とアイデアが大事になってきます。

ということで、あなたも起業してひとり起業家になったのなら、やはり節税脳をきちんと鍛えましょう。たった一人でも経営者は経営者なんだから、経営者としての事業資金の最適化!に目を向けてくださいね〜。

節税の知識を得るのに早すぎるってことは、絶対ないですからね。そして、これらの知識って得れば得るほど、後々になって大きなリターンになって返ってきますからね〜。興味を持っている今がチャンスです。このサイトで節税脳を鍛えまくりましょう。

ではでは。今回はこの辺で。また次回お会いしましょう。