【コンテンツ販売】「完璧じゃないと売れない…」は嘘。あなたの「当たり前」を言語化するだけで価値になる理由

Last updated on 2025年10月28日 By 杉田健吾

こんにちは、毎朝メルマガ1通で年収1000万円を稼ぐ専門家の杉田健吾です。

1人社長として事業を続けていく中で、「自分の知識や経験を商品化できないだろうか?」と考えたことはありませんか?特にデジタル商品なら、一度作れば繰り返し販売できるため、多くの起業家が興味を持っています。

でも、いざそのアイデアを形にしようとした時、あなたの心の中にこんな最後の悪魔がささやきかけてきませんか?

「本当にこのクオリティでお金をもらっていいんだろうか?」
「あのすごい専門家の商品と比べたら、僕のなんて、まだまだだ…」
「お客さんから『値段に見合わない』って思われたらどうしよう」

そう、完璧じゃないと売れないという最後の思い込み。これこそが、僕たち誠実な1人社長の最後にして最大の行動のブレーキになります。

今日は、そのブレーキを外し、あなたが自信を持ってアクセルを踏み込めるように、完璧でなくても売れるコンテンツの本当の条件についてお話しします。

今回の内容は

人間に「完璧」なんてない
僕が「ステップメールの作り方」を商品化できたワケ
「お客さんがやる作業」を肩代わりする
完璧じゃなくても、ないよりは100倍マシ
「当たり前」を言語化する、ということ
完璧でなくても価値がある理由
成長の証拠
まとめ

人間に「完璧」なんてない

そもそも「完璧な商品」を作ろうとすること自体が壮大な勘違いなんです。

だって、考えてみてください。この世に完璧な人間なんて一人もいないですよね?

それなのに、なぜか僕たちは商品を作るとなると、いきなり100点満点の神のような存在になろうとしてしまう。

そうじゃないんです。僕たち1人社長がお客さんに提供すべき価値は「完璧さ」ではありません。

それは、あなたがこれまで無意識に、当たり前にやってきたことを言語化し、体系化し、お客さんにも分かるように整理してあげること。ただ、それだけでもとてつもなく大きな価値になるんです。

僕が「ステップメールの作り方」を商品化できたワケ

僕が自分のデジタル商品を作り始めた時の話をしますね。

僕が攻めの商品(オンラインビジネス系)で最初に取り掛かったのは「ステップメールの作り方」というテーマでした。

なぜこのテーマを選んだかというと、起業家仲間の何人かから「杉田さんのメルマガってどうやって書いてるんですか?」「あのステップメールの作り方を知りたいです!」「杉田さんのメルマガのあのテイストってどうやって出せるのですか?」みたいなことを何度か言われたことがあったからです。

「へぇ〜、みんなそんなことを知りたいんだ」って、正直、意外でした。

だって、僕自身は自分のメルマガの書き方なんてよく分かっていなかったんですから。

つまり、自分の中では完全に暗黙知(感覚でやっていること)で、言語化できていなかったんです。

「お客さんがやる作業」を肩代わりする

いざその「暗黙知」をデジタル商品にしようと作り始めてみたものの、すぐに僕は迷宮に迷い込みました。

「あれ…俺ってどうやってステップメール書いてるんだろう…?」って。

自分でも分からないのだから、人に教えられるわけがありません。

悩んだ僕は、ある日起業家の先輩に相談したんです。そしたら、彼はこう言ってくれました。

「杉田さん、多くの人があなたのメルマガの書き方を知りたがっている」「実は僕も知りたい…」「でも、今のあなたはそれを非言語、つまり感覚でやっている」

「もし杉田さんがその感覚を自分で言語化して体系化してあげなければ、結局その面倒な作業はお客さん自身がやらなければいけなくなるんですよ」

「杉田さんのメルマガを読み解いて『なるほど、こういう構造か』ってお客さんが分析する作業になるんです」

「それって、お客さんにとってはものすごい時間と労力がかかりますよね」

「だから、杉田さんがお客さんの代わりに自分のやっていることを言語化してあげることは、杉田さんが思っている以上にずっと親切で価値のあることなんですよ」

完璧じゃなくても、ないよりは100倍マシ

この言葉は、僕の心に深く突き刺さりました。

確かに、僕が自分のやり方を100%完璧に言語化することなんてできないかもしれない。でも、僕が不完全でも自分なりに体系化してあげることで、お客さんはゼロから自分で考える膨大な時間と労力を節約できる。

僕の30点の商品でも、何もない0点の状態よりは100倍マシなんだ

そう思えた瞬間、僕の迷いは完全に消え去りました。

そこから生まれたのが、僕の「120通ステップメールの作り方」というデジタル商品なんです。

もちろん、今でも改善点はたくさんあります。でも、あの日勇気を出して不完全なままでも世に出したからこそ、たくさんのお客さんの役に立つことができ、「ここが分かりにくかったです」という貴重なフィードバックをもらうことができたんです。

「当たり前」を言語化する、ということ

あなたの知識、経験、ノウハウも完璧じゃなくていいんです。というか、完璧になんて絶対になりませんから。

そうじゃなくて、あなたが自分の頭の中でいつの間にかやっていること、非言語でやっている目に見えない思考プロセスを、他の人にも分かるように形にしてあげること

その言語化と体系化という作業そのものに、とてつもない価値があるんです。

そうやって勇気を出して、あなたの「30点」を世に出してみてください。そうすると、面白いことが起こります。

お客さんから「ここは分かったけど、ここが分かりません!」ってフィードバックが必ず来ますから。

そしたら「なるほど〜、そこが分かりにくいのか〜」ってさらに改善すればいい。

このお客さんとの対話の繰り返しこそが、あなたの商品を磨き上げ、あなた自身を本物のプロへと育ててくれる最高の循環なんです。

完璧でなくても価値がある理由

完璧なコンテンツなんて、この世に存在しません。僕たち1人社長が作るべきなのは、お客さんとの対話の「きっかけ」となる愛すべき未完成品です。

以前のブログでも書きましたが、あなたの当たり前が誰かにとってのすごい価値になります。

そして、その「当たり前」は、今まさに過去のあなたと同じ場所で立ち尽くしている誰かにとっての希望の光になるんです。

だから、完璧なんて求めずに、今のあなたを100%出し切ってください。あなたというフィルターを通して誠心誠意、語り尽くせば、それで十分なんです。

だって、その商品を喉から手が出るほど待っている人が必ずいるんですから。

成長の証拠

自分のコンテンツの「アラ」が見えるようになってきたら、それは落ち込むべきことではなく喜ぶべきことです。

なぜなら、それはコンテンツのレベルが低いのではなく、あなたのレベルが上がった証拠だからです。

成長した今のあなただからこそ、過去の自分の未熟さが見えるようになった。そう思えば、自分の作ったコンテンツがもっと愛おしく思えてきませんか?

まとめ

今日お伝えしたかった重要なポイントをまとめます。

  1. 完璧な商品を作ろうとすること自体が勘違いです。人間に完璧などありませんし、商品にも完璧は必要ありません。
  2. あなたの暗黙知を言語化することに価値があります。無意識にやっていることを体系化してあげれば、お客さんの時間と労力を大幅に節約できます。
  3. 30点の商品でも0点より100倍マシです。不完全でも勇気を出して世に出すことで、お客さんの役に立ち、貴重なフィードバックを得られます。
  4. お客さんとの対話で商品は磨かれます。フィードバックを受けて改善していく循環こそが、あなたを本物のプロに育ててくれます。
  5. あなたの当たり前が誰かの希望の光になります。過去のあなたと同じ場所で悩んでいる人にとって、あなたの経験は貴重な価値なのです。

完璧を求めるのではなく、今のあなたを100%出し切ってください。その商品を待っている人が必ずいますから。

応援しています!