2-4 「時間がない」が口癖のあなたへ。働きながら”仕組み”を創る「第2領域」の作り方

Last updated on 2025年9月15日 By 杉田健吾

こんにちは、毎朝メルマガ1通で年収1000万円を稼ぐ専門家の杉田健吾です。

「オンラインビジネスを始めたいのは、やまやまなんですが、、、」
「今の仕事が忙しすぎて、新しいことを始める時間なんて全くないんです」

これ、僕が1人社長の方から一番よく聞く言葉かもしれません。

そして、何を隠そう、個別コンサルやグループ講座で僕自身がパンパンになっていた頃、僕が一番言っていた言葉でもあります。

目の前の仕事のために朝から晩まで必死に働く。メールを返信して、資料を作って、打ち合わせをして、、、気づけばもう夜。そこから新しいビジネスの構想を練るなんて、体力も気力も残っちゃいないですよね。

「今の仕事を頑張っていれば、いつかきっと楽になって時間ができるはず、、、」

もしあなたが心のどこかでそんな風に思っているとしたら、今日は、ちょっと厳しい現実をお伝えしなければいけません。

その働き方を続けている限り、あなたの時間は永遠に増えません

この記事を読むことで、「時間がない」状態から抜け出し、今の仕事を続けながら未来の自由を創り出すための具体的な戦略がわかります。

今回の内容は

「時間がない」と感じる本当の理由
頑張るほど時間がなくなる悪循環
「今の仕事」が「未来の教材」になる
発想の転換がすべてを変える
仕事を分解して「宝の地図」を作る
具体的な分解方法
商品の素材発見
未来のための「聖域」を確保する
聖域の作り方
僕の現在の時間配分
あなたはどの「領域」に生きていますか?
多くの1人社長の現実
第2領域に集中する効果
「時間がない」のではなく「作っていない」だけ
意識的な時間確保の重要性
やめることを決める戦略
時間の引き算
まとめ

「時間がない」と感じる本当の理由

そもそも、なぜ僕たちは、こんなにも「時間がない」と感じてしまうのでしょうか?

それは、僕たちの働き方が「自転車操業」になってしまっているからです。

ペダルを漕ぐこと(目の前の仕事)をやめた瞬間に、自転車は倒れてしまう(収入が止まる)。だから、必死にペダルを漕ぎ続けるしかない。

新しい部品(新ビジネス)を取り付けたいと思っても、走りながらではそんな器用なことはできないし、止まることも許されない。

この状態が「時間がない」という感覚の正体です。

頑張るほど時間がなくなる悪循環

そして、この働き方の一番恐ろしいところは、「頑張れば頑張るほど、時間はなくなる」ということ。

クライアントさんが増え、売上が上がれば上がるほど、あなたのペダルを漕ぐスピードはどんどん速くなり、ますます新しいことを考える余裕なんてなくなっていくんです。

つまり、「いつか時間ができる」なんて日は、永遠に来ないんですね。

この悪循環を理解することが重要です。多くの人は「今は忙しいけど、もう少し頑張れば楽になる」と思っています。でも、労働集約型のビジネスモデルでは、成功すればするほど忙しくなるのが現実なんです。

「今の仕事」が「未来の教材」になる

「じゃあ、どうしろって言うんですか!」「今の仕事を放り出すわけにはいかないじゃないですか!」って声が聞こえてきそうですね。

もちろんです。今の仕事をやめる必要なんて全くありません。

むしろ、「今の仕事」こそが、あなたの新ビジネスを創り出す最高の「素材の宝庫」なんです。

発想の転換がすべてを変える

僕が、この八方塞がりの状態から抜け出せたのは、ある時、この発想の転換ができたからでした。

「今の仕事でやっていること全てを、未来のデジタル商品の『教材』にしよう」って。

あなたが、クライアントさんとのメールで答えていること、打ち合わせで毎回同じように説明していること、納品するために作っている資料。その一つ一つが、未来のオンライン講座の1チャプターになるんです。

そう考えれば、日々のクライアントワークが、単なる「労働」ではなく、未来の資産を創るための「研究開発」に見えてきませんか?

この視点の変化は、とても重要です。同じ作業をしていても、「ただの労働」として捉えるか、「未来の資産作り」として捉えるかで、モチベーションも集中力も全く変わってきます。

仕事を分解して「宝の地図」を作る

じゃあ具体的に、どうやって「今の仕事」を「未来の資産」に変えていくのか?僕が実際にやってきたことをお伝えしますね。

まずは、自分の仕事を「記録」し「体系化」することから始めました

ただ闇雲に記録するのではなく、僕の場合は、マインドマップというツールを使って、自分のやっている仕事をどんどん細かく分解していったんです。

具体的な分解方法

例えば、「コンサルティング」という大きなテーマがあったら、それを:

  • 「初回ヒアリング」
  • 「課題分析」
  • 「解決策提案」
  • 「フォローアップ」

と枝分かれさせて、さらに「初回ヒアリング」の中には:

  • 「〇〇についての質問」
  • 「△△の確認」
  • 「□□の共有」

というように、どんどん、どんどん細かくしていく。

この作業をやっていくと、今までぼんやりとしていた自分の仕事の全体像が、一枚の「宝の地図」のように目に見える形になるんです。

商品の素材発見

そうすると、「あ、この部分の知識は一つのPDFマニュアルにできそうだな」「この一連の流れは動画講座にしたら喜ばれそうだな」というように、商品の素材が面白いようにザクザク見つかります。

ただ、いきなり体系的に書き出すのが難しいと感じる方は、まずは、日々の業務で使った資料やメールなどを、パソコンの中に「未来の商品素材」という名前のフォルダを作って、そこにポイポイ放り込んでいくだけ、みたいな簡単なから始めても全く問題ありませんよ。

小さなことから始めることが大切です。完璧を求めすぎると、結局何も始められません。まずは、意識して記録することから始めてみてください。

未来のための「聖域」を確保する

仕事の地図ができて、商品の素材が見つかったら、次に必要なのは、それを形にするための「時間」です。

ここが一番の難関ですよね。

僕がまずお勧めするのは、どんなに忙しくても、「週にたった1時間だけ」、未来の自分とアポイントを取ることです。

聖域の作り方

僕の場合は、土曜日の朝がその時間でした。

その1時間は、クライアントのメールも見ない、電話にも出ない。完全に「未来のための時間」と決めるんです。

そして、その聖域のような時間で、先ほど作った「宝の地図」をぼーっと眺める。そして、「よし、今週はこの小さなパーツだけ形にしてみよう」と、小さな一歩を踏み出してみてください。

そして、その週1時間の習慣が身についてきたら、次はそれを少しずつ増やしていく。最終的に、毎日30分、毎日1時間と、未来のための時間を確保できるようになれば最高ですね。

僕の現在の時間配分

ちなみに、今の僕は、毎日の午前中がまるごと「未来のための時間」です。

この時間に、メルマガを書いたり、新しい商品を企画したり、未来のお金と時間を生み出す「仕組み」づくりのために集中しています。

でも、最初からこんな時間は取れません。週1時間から始めて、少しずつ拡大していった結果が今の状態なんです。

あなたはどの「領域」に生きていますか?

有名な『7つの習慣』という本に「時間管理のマトリックス」という考え方がありますよね。

僕たちの仕事は、4つの領域に分けられます:

第1領域:緊急かつ重要 (締切のある仕事、クレーム処理など)

第2領域:緊急ではないが重要 (仕組み作り、新しい学び、健康維持など)

第3領域:緊急だが重要ではない (多くの電話やメール、突然の来客、無意味な会議や付き合いなど)

第4領域:緊急でも重要でもない (暇つぶしのスマホ、ダラダラしたおしゃべりなど)

多くの1人社長の現実

そして、多くの働きすぎの1人社長は、常に「第1領域」のクレームや締切に追われ、疲れたら「第4領域」のダラダラYouTubeに逃げ込み、さらに「第3領域」のどうでもいい付き合いに時間を奪われている、、、そんな毎日を送ってしまっているんです。

僕たち1人社長が本当に集中すべきなのは、どこだと思いますか?

もう、お分かりですよね。「第2領域」、緊急ではないけれど、あなたの人生にとって本当に重要な活動。これに、どれだけ時間を使えるかで、あなたの未来は全く違うものになります。

第2領域に集中する効果

この「第2領域」の仕事に集中すればするほど、結果的に第1領域の緊急事態は減っていき、第3、第4領域に使う時間なんてなくなっていくんですから。

これは、予防医学と同じ考え方です。病気になってから治療するよりも、病気にならないための予防に時間をかけた方が、結果的に健康な時間が増えますよね。ビジネスでも同じことが言えるんです。

「時間がない」のではなく「作っていない」だけ

先日、ある起業家さんがこんなことを言っていました。

「第2領域の仕事が大事なのは分かってるんですが、時間がないんです、、、」って。

これ、おかしいことに気づきますか?

第2領域の仕事って「緊急ではない」んです。だから、意識して時間を確保しないと、一生やらないんです

意識的な時間確保の重要性

「暇になったらやります」「もう少し余裕ができたら、、、」なんて言っていたら、気づけば70歳、80歳になっちゃいますよ。

だから、「時間がないからできない」ではなく、「やる」と決めて、スケジュールに先に組み込んでしまうんです

あなたの未来のための時間を最優先で確保する。これが、忙しい毎日から抜け出す唯一の方法なんです。

まずは、スマホのカレンダーに「週に1時間の聖域」と書き込むことから始めてみてください。その小さな一歩が、あなたの人生のハンドルを握り直すきっかけになるはずです。

やめることを決める戦略

「やめること」を決めるのも大事な戦略です。

僕は、第3領域にあたる「自分の人生の目的に繋がらない、ただのお付き合い」をやめたことで、多くの時間を生み出すことができました。

その結果、第4領域の「目的もなくSNSをダラダラ眺める時間」も自然と減っていったんです。

時間の引き算

新しい時間を作るためには、何かをやめる必要があります。時間は足し算だけでは増えません。引き算も大切なんです。

あなたが今日「やめるべきこと」は何ですか?一度、考えてみてくださいね。

まとめ

今日お伝えしたかった重要なポイントをまとめます:

  1. 「時間がない」は自転車操業が原因
    頑張れば頑張るほど時間がなくなる悪循環に陥っています。
  2. 今の仕事を未来の教材として捉える
    日々の業務を「労働」ではなく「未来の資産作り」として考えましょう。
  3. 仕事を分解して宝の地図を作る
    マインドマップなどを使って、自分の仕事を体系化することで商品の素材が見つかります。
  4. 週1時間の聖域から始める
    完璧を求めず、まずは週1時間の「未来のための時間」を確保することから始めましょう。
  5. 第2領域に集中する
    緊急ではないが重要な活動に時間を使うことで、長期的に時間の余裕が生まれます。
  6. 時間を作るには何かをやめる
    新しい時間を生み出すためには、意識的に不要な活動をやめることも大切です。

あなたも、まずは週1時間の聖域をスケジュールに組み込むことから始めてみませんか?

その小さな一歩が、あなたの人生を大きく変える起点になるはずです。

ではでは、今日はこの辺で。。。