完璧主義で商品が出せない起業家へ…30点で始める勇気が成功を呼ぶ理由と行動を起こす3つのステップ
Last updated on 2025年10月3日 By 杉田健吾
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こんにちは、毎朝メルマガ1通で年収1000万円を稼ぐ専門家の杉田健吾です。
1人社長の方々から、こんな相談をよく受けます。
「商品の内容も決まって、サクセスパスもできました。いよいよ中身を作るぞ!」
そう意気込んでパソコンの前に座ったものの、手がピタッと止まってしまった、と。
「ちゃんとしたものができるまで、世に出すなんてできない、、、」
「もっとクオリティを上げないと、お金なんてもらえないよな、、、」
「もう少し勉強してからじゃないと、お客さんに失礼だ、、、」
そうやって資料のフォントを何度も変えたり、言い回しを延々と修正したりして、気づけば何時間も経っているのに1ページも進んでいない。
そんな「完璧主義」という名の呪いにかかってしまってはいませんか?
この記事を読むことで、完璧主義がなぜ僕たちの成功を阻むのか、その本当の理由と、呪いを解き放つための具体的な方法が理解できます。

今回の内容は
「この程度の実力では…」という病
十分すぎるスキルを過小評価する心理
完璧主義の罠に落ちる瞬間
完璧主義の本当の正体
あなたの「こんな程度」は、誰かの「すごい!」
市場価値の錯覚
最高の成長は「お客さん」がもたらしてくれる
お客さんと一緒に成長する喜び
呪いを解く、たった一つの考え方
ベクトルの転換が全てを変える
30点の勇気が100点の準備に勝る理由
不完全な行動が生み出す価値
まとめ
「この程度の実力では…」という病
先日、ある起業1年目の女性起業家の方から相談を受けました。
彼女は「自分には売れるような商品がない」と深く悩んでいました。
でも、よくよく話を聞いてみると、驚きました。彼女はすでに3人もの起業家の裏方として、インスタからLINEに繋ぐ集客の動線作りを手伝ってきた経験があったんです。
しかも、AIやUTAGEのようなツールも使いこなし、まあまあ複雑な仕組みを構築するスキルも持っている。
十分すぎるスキルを過小評価する心理
僕は思わずこう言いました。
「いやいや、僕の周りにはそんな仕組み作りが苦手で『誰かやって〜!』って悲鳴を上げてる女性起業家さん、山ほどいますよ」
「そのスキルがあれば、お客さんなんていくらでも見つかりますよ」
最初はコミュニティとかに参加して人脈を作って、紹介で仕事を取るのがいいかもしれないですね、そんな話をしたら、彼女の顔がパッと明るくなって、「はい、頑張ってみます!」と力強く言ってくれたんです。
完璧主義の罠に落ちる瞬間
でもね、、、それからしばらくして、彼女に「最近どうですか?」と連絡してみると、返ってきたのは元気のない声でした。
「全然お客さんが取れないんです…」
「というか、色々調べてみたら、私の知識ぐらいの人は世の中にいくらでもいて…」 「この程度の実力で仕事を取るなんて、やっぱり無理だと思います」
僕は思わず天を仰ぎました。
いやいや、その「程度」って、、、僕からしたら十分すぎるスキルなんですけど!って。
でも、彼女は自分のことを全く認められない。これこそが「完璧主義」という病の一番怖いところなんです。
完璧主義の本当の正体
完璧主義の正体は「より良いものを作ろう」というポジティブな向上心なんかじゃありません。
その心の奥底にあるのは:
「こんな実力でお金をもらうのが怖い」
「お客さんをがっかりさせたくない」
「人から批判されたくない」
という強烈な「恐怖」なんです。
この恐怖が、本来であれば行動に移せるはずの人を、永遠にスタートラインで足踏みさせてしまう。完璧主義は一見するとクオリティ向上への意識の高さに見えますが、実際は行動を阻害する最大の敵なんです。

あなたの「こんな程度」は、誰かの「すごい!」
完璧主義の人はすぐに「こんな程度では…」と自分を卑下します。
でも、考えてみてください。あなたが「この程度」と思っている知識やスキル、例えば「ツールの使い方をネットで調べること」、それすらできずに困っている人が世の中にはたくさんいるんです。
あなたの代わりに調べてあげる、設定してあげる。それだけで、もう十分にお金をいただける立派な仕事になるんです。
市場価値の錯覚
僕たちは自分ができることを過小評価しがちです。なぜなら、自分にとって簡単なことは「誰でもできること」だと思い込んでしまうからです。
でも実際は、あなたが5分でできることに、他の人は何時間も悩んでいたりする。その時間を短縮してあげる、そのストレスを解消してあげる。これだけで十分に価値のあるサービスなんです。
最高の成長は「お客さん」がもたらしてくれる
「でも、もし聞かれたことに答えられなかったら、どうしよう、、、」って不安になりますよね。
答えられなくていいんです。
「すみません、そこは今すぐには分からないので、調べてから改めてご報告しますね」
そう言って、お客さんのために一生懸命調べて、解決策を見つけてあげる。そのプロセスこそが、あなたを本物のプロへと成長させてくれるんです。
お客さんと一緒に成長する喜び
一人目のお客さんのために、目の前のその人のために、自分の持てる力をこれでもか!と出し切る。そうすれば、その熱意は必ず伝わって、お客さんはあなたのファンになり、「〇〇さん、すごくいいよ!」って勝手に口コミや紹介を起こしてくれるようになります。
そうやって、お客さんと一緒に学びながら、成長していく。気がついたら、集客なんてしなくても仕事が舞い込んでくる。これこそが、僕たち1人社長が目指すべき理想の姿だとは思いませんか?
机の上で完璧な商品を作ろうとするより、お客さんとのやりとりの中で商品を育てていく方が、はるかに価値のあるものが生まれるんです。
呪いを解く、たった一つの考え方
でも、多くの起業初期の方は、なかなかこの考え方になれません。
「もっと実力がついてから…」
「もっと経験を積んでから…」
「もっと資格をとってから…」
そうやって、自分に言い訳をしながら行動を先延ばしにしてしまう。
では、どうすればこの厄介な呪いを解くことができるのか?
その解決策は、たった一つです。
「自分のため」ではなく「相手のため」にやる、ということです。
ベクトルの転換が全てを変える
「自分がどう見られるか」「自分が失敗したらどうしよう」という自分に向いたベクトルを、「目の前のこの人をどうすれば助けられるだろうか?」「今の自分にできることで、少しでも役に立てることはないか?」という相手に向いたベクトルに切り替えるんです。
あなたが完璧である必要なんて全くありません。今のあなたのベストを出し切れば、それで十分。そして、足りない部分は「お客さんと一緒に改善していきますね!」という素直な気持ちと勇気を持つこと。
この視点の転換が起こると、不思議なことに恐怖が小さくなります。相手のことを考えていると、自分の不完全さよりも「どうすれば役に立てるか」の方に意識が向くからです。
30点の勇気が100点の準備に勝る理由
完璧な準備が整うのを待っていたら、僕たちは一生スタートラインに立つことはできません。
あなたが今すぐやるべきことは、100点満点のゴールを目指すことではなく、「目の前の誰かのために30点の勇気を出すこと」です。
不完全な行動が生み出す価値
その不格好で、震えるような、小さな一歩こそが、あなたを働きすぎの毎日から理想の未来へと連れて行ってくれる唯一の道なんです。
なぜなら、30点でも行動すれば:
- お客さんの反応がもらえる
- 改善点が具体的に見えてくる
- 実際の需要がわかる
- 自信がついてくる
- 次の商品のアイデアが生まれる
一方、100点を目指して準備ばかりしていては、これらの貴重な学びを一つも得ることができません。
まとめ
今日お伝えしたかった重要なポイントをまとめます。
完璧主義は向上心ではなく、実は「恐怖」が正体です。「お金をもらうのが怖い」「批判されたくない」という気持ちが、行動を止めてしまいます。
あなたが「この程度」と思っているスキルも、困っている人にとっては十分に価値のあるものです。完璧な知識がなくても、一緒に調べて解決していけばいいんです。
そして、最も重要なのは視点の転換です。「自分のため」ではなく「相手のため」に行動することで、完璧主義の呪いから解放されます。100点の準備よりも、30点の勇気の方がはるかに価値があります。不完全でも行動することで、お客さんからの反応や改善点が見えてきて、本当に価値のある商品を作ることができるようになります。
完璧主義という重い鎧を脱ぎ捨てて、もっと軽やかに、もっと自由にビジネスを楽しんでみませんか?
僕が最初に作ったあのPDFマニュアルも、今見返すと恥ずかしくて顔から火が出るくらいの30点でした。でも、あの30点があったからこそ、お客さんの声が聞けて、今の自動化の仕組みがあるんです。
あなたの、その「30点」を世界は待っていますよ。
応援しています!