海外ツール vs 日本ツール|ステップメール配信システムで後悔しない選び方

Last updated on 2025年7月24日 By 杉田健吾

こんにちは、杉田健吾です。今日は、ステップメールを始める上で最も重要な選択の一つである「配信システム選び」について、詳しくお話ししていきます。

120通のステップメールで自動収益システムを構築するためには、適切な配信システムが絶対に必要です。でも、世の中には数え切れないほどの配信ツールがあって、「どれを選べばいいのか分からない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

実は、ステップメールの配信システムに「完璧なもの」は存在しません。あなたのビジネスのステージや、何を優先するかによって、最適な選択は変わるんです。

僕がこれまで使ってきたツールを分類すると、2つのタイプのツールがあります。「海外の高機能ツール」と「日本のオールインワンツール」です。今日は、この2つのタイプを比較してお話ししていきますね。

システム選びは、とても慎重に行う必要があります。

なぜなら、システムの乗り換えは非常に手間がかかるからです。設定を全部やり直して、読者データを移行して、場合によっては一時的にメール配信が止まってしまうリスクもあります。だからこそ、最初の選択がとても重要なんです。

今日は、僕自身の体験も交えながら、海外ツールと日本ツールの徹底比較をお伝えしていきます。

今回の内容は

海外の高機能ツールの魅力と落とし穴
日本のオールインワンツールの実力
どちらを選ぶべき?判断基準を明確にしよう
僕の現在の選択:日本のオールインワンツールを使用中
システム選びで失敗しないための最終チェック
まとめ:長期的な視点で選択しよう

海外の高機能ツールの魅力と落とし穴

まずは、海外の高機能ツールについて見ていきましょう。代表的なものとしては、MailChimp(メールチンプ)があります。

海外ツールのメリット:専門性の高さ

海外の配信ツールの最大の魅力は、メール配信に特化した専門的な機能が豊富なことです。

分析機能が非常に詳細で、開封率やクリック率はもちろん、読者の行動パターンまで細かく分析できます。複雑なシナリオ設定も可能で、「商品Aを購入した人には商品Bの案内を、購入しなかった人には再度商品Aの案内を」といった高度な分岐設定もできるんです。

また、A/Bテスト機能も充実していて、件名や配信時間の最適化を効率的に行うことができます。メール配信の専門ツールとしては、確かに優秀なんですよね。

海外ツールのデメリット:言葉の壁とコストの問題

でも、海外ツールには大きなデメリットが2つあります。

まず一つ目が、「言葉の壁」です。管理画面からサポートまで、全て英語なんです。最初の設定は何とかできても、トラブルが起きた時やより高度な設定をしたい時に、英語でのやり取りが必要になります。

僕も経験がありますが、「設定がうまくいかない」「配信が止まってしまった」といった緊急事態の時に、英語でサポートとやり取りするのは本当に大変です。時差もあるので、回答が来るまでに1日以上かかることもあります。

二つ目が、コストの問題です。多くの海外ツールは、読者数に応じて料金が上がるプランになっています。最初は安くても、ビジネスが成長して読者が増えてくると、月額料金が非常に高額になってしまうんです。

読者が1万人を超えると、月額数万円から10万円以上かかることも珍しくありません。成功すればするほどコストが上がるというのは、ちょっと厳しいですよね。

日本のオールインワンツールの実力

一方、日本のオールインワンツールはどうでしょうか。代表的なものとしては、UTAGEがあります。

日本ツールのメリット:使いやすさと安心感

日本のツールの最大のメリットは、日本語で直感的に使えることです。管理画面も分かりやすく、サポートも日本語で受けられるので安心ですよね。

そして、「オールインワン」という名前の通り、複数の機能が一つにまとまっているのも大きな魅力です。

例えば、UTAGEには以下のような機能が全て含まれています:

  • メール配信機能
  • セールスファネル構築
  • 会員サイトの作成
  • アフィリエイト機能
  • 動画アップロード機能
  • AIアシスト機能

これらの機能が一つのシステムで使えるということは、他のツールを契約する必要がないということなんです。

僕の痛い体験談:月20万円のツール地獄

実は、僕自身がこの違いを痛感した経験があります。

UTAGEに移行する前、僕は7つものツールを連携させて自動化システムを構築していました。その内容がこちらです:

  • セールスファネルの構築 → ClickFunnels
  • 会員サイトの構築 → Teachable
  • メール配信 → MailChimp
  • 期限の設定 → Deadline funnel
  • 各ツール間の連携 → Zapier
  • 動画の管理 → Vimeo
  • 決済 → Stripe

なんと、ツール代だけで月20万円もかかっていました…汗

しかも、各ツールを連携させるだけで手間がかかるし、うまく連携できなかったりといったトラブルも頻繁に起こります。「今日はMailChimpとZapierの連携がうまくいかない」「Teachableのアップデートで設定が変わった」といった具合に、システムのメンテナンスだけで相当な時間を取られていました。

UTAGEへの移行で大幅なコスト削減を実現

それがUTAGEのスタンダードプラン(21,670円/月)に移行することで、月20万円が2万円強になったんです。つまり、月17万円以上のコスト削減ができたということですね。

しかも、UTAGEなら全ての機能が一つのシステムに統合されているので、連携の手間もトラブルもありません。設定の変更やメンテナンスにかかる時間も大幅に削減できました。

一見すると21,670円は高く感じるかもしれませんが、複数のツールと契約することを考えると、はるかに安いんです。

日本ツールのデメリット:機能の制限

ただし、日本のオールインワンツールUTAGEにもデメリットはあります。

UTAGEはメール配信専門ではないため、海外の専門ツールと比べると機能が制限される部分があります。特に、読者数が数千〜1万を超えてくると、配信遅延が発生する可能性があるんです。

例えば、19時に配信設定したメールが20時半に届くといったことが起こる場合があります。これは、多くの機能を一つのシステムで処理しているために起こる現象ですね。

どちらを選ぶべき?判断基準を明確にしよう

では、結局どちらを選べばいいのでしょうか?判断基準を明確にしてみましょう。

日本のオールインワンツールを選ぶべき人

以下のような方には、日本のオールインワンツールをお勧めします:

英語が苦手で、まずはコストを抑えたい方
海外ツールの英語でのやり取りに不安がある方、初期コストを抑えて始めたい方には、日本のツールが安心です。

複数の機能を一箇所で管理したい方
メール配信だけでなく、会員サイトや決済機能なども含めて、一つのシステムで完結させたい方には最適です。

読者数が5000人以下の方
読者数がそれほど多くない段階では、配信遅延の問題もそれほど気になりません。

海外の高機能ツールを選ぶべき人

一方、以下のような方には海外の高機能ツールをお勧めします:

英語でのやり取りに問題がない方
英語でのサポートやドキュメントを読むことに抵抗がない方なら、海外ツールの高機能を活用できます。

メール配信の機能性を最優先したい方
複雑な分岐設定や詳細な分析機能など、メール配信に特化した高度な機能を求める方には海外ツールが適しています。

コストをかけてでも最高の環境を求める方
初期投資や継続コストを惜しまず、最高のツール環境を整えたい方には海外ツールがお勧めです。

僕の現在の選択:日本のオールインワンツールを使用中


僕の場合、配信遅延などのデメリットは確かにありますが、それ以上に管理コストを減らしたいという考えを優先した結果、現在は日本のオールインワンツールを選択しています。

複数のツールを連携させていた時代を経て、オールインワンツールに移行してみると、コスト削減、管理の簡素化、トラブルの軽減といったメリットの方が大きいことを実感しています。

ただし、これが全ての人にとって最適な選択だというわけではありません。あなたのビジネスの状況や優先順位によって、最適な選択は変わりますからね。

システム選びで失敗しないための最終チェック

最後に、システム選びで失敗しないための最終チェックポイントをお伝えします。

無料お試し期間を活用する
ほとんどのツールには無料お試し期間があります。実際に触ってみて、使いやすさや機能を確認してから決めましょう。

サポート体制を確認する
困った時にすぐに相談できるサポート体制があるかは重要です。特に、日本語でのサポートが受けられるかは大きなポイントです。

将来の拡張性を考える
今は必要なくても、将来的に必要になりそうな機能があるかも確認しておきましょう。

他のツールとの連携を確認する
もし他のツールと連携させる予定があるなら、その連携が可能かどうかも事前に確認しておくことが大切です。

まとめ:長期的な視点で選択しよう

配信システム選びは、ステップメール成功の基盤となる重要な選択です。目先の機能や価格だけでなく、長期的な視点で判断することが大切です。

僕自身、複数のツールを使い分けていた時代を経て、オールインワンツールの良さを実感しています。コスト削減、管理の簡素化、トラブルの軽減、これらのメリットは想像以上に大きいものでした。

あなたのビジネスの状況や優先順位を考えて、最適なシステムを選んでくださいね。そして、一度選んだら、そのシステムで120通のステップメールを完成させることに集中しましょう。

システムを頻繁に変更するよりも、一つのシステムを使いこなすことの方が、結果的には成功への近道になりますよ。

ではでは、今日はこの辺で。。。( ̄▽ ̄)