【1人社長の成功と挫折】メルマガで年収1500万円でも自由じゃない…体力の限界と心の壁から学んだこと
Last updated on 2025年12月12日 By 杉田健吾
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こんにちは、毎朝メルマガ1通で年収1000万円を稼ぐ専門家の杉田健吾です。
今日は、僕がどん底から這い上がり、年収1500万円を達成したものの、そこで気づいた「本当の自由」について、お話しします。
この記事を読むことで、稼ぐことと自由になることは必ずしもイコールではないこと、そして本当に大切なものは何かが見えてくるはずです。

今回の内容は
起業8ヶ月で売上14,500円…そこからの大逆転
どん底の僕を救った「黄金パターン」
ビジネスの型が見つかった瞬間
仕事への没頭。それこそが「自由」だと思っていた
ホワイトボードの落書きが教えてくれた「本当の自由」
突然襲ってきた寂しさ
「このままでは、50代の体力では無理だ」
体力の限界を感じる日々
本当の自由とは何か?
労働集約型からの卒業が必要な理由
あなたへの問いかけ
まとめ
起業8ヶ月で売上14,500円…そこからの大逆転
起業8ヶ月で売上はたったの14,500円。
自分の才能のなさに絶望し、20年間も準備してきた時間は一体なんだったんだ…と本気で落ち込んでいた僕が、どうやってそこから這い上がることができたのか?
その最大の転機は、「メルマガ」との出会いでした。
どん底の僕を救った「黄金パターン」
自分の武器は「当たり前の経験」の中にある。そう気づいた僕は、ターゲットを「ひとり起業家」に絞ることにしました。
そして、「ひとり起業家が、ひとり社長になったら一体どんなすごいことができるのか?」という、1人で社長という仕組みをフル活用するための方法を考え始めました。
(これが、今年の2月に出版した僕の著書『ひとり社長の賢い節税』の原型になるのですが…)
当時は、そんな大層なものではなく、思いつくままにそのアイデアをメルマガで発信し始めました。
毎日、たった一人。過去の自分のように悩んでいるであろう「あなた」に向けて、手紙を書くようにコツコツと発信を続けました。
そうすると、不思議なことに「その話、もっと聞きたいです!」と、僕の言葉に共感してくれる人が集まり始めたのです。
ビジネスの型が見つかった瞬間
そして、僕のビジネスはついに「型」を見つけました。
- メルマガで僕の考え方に触れてもらい
- セミナーで、より具体的なノウハウを伝え
- 個別相談で、その人だけの悩みに寄り添う
- そして本気で変わりたい人にだけ、30〜60万円の個別コンサルティングをご提案する
この「黄金パターン」が面白いように機能し始め、あれだけ売れなかった僕の商品が次々と売れるようになりました。
おかげさまで、起業2年目には年収1500万円を達成することができました。
売上14,500円のどん底から、ようやく抜け出せた。「俺でも、やれるんだ!」
あの時の高揚感と達成感は、今でも忘れられません。
仕事への没頭。それこそが「自由」だと思っていた
「年収1500万円」
その響きは、当時の僕にとって、まさに成功の証でした。経済的な不安からも解放され、もう怖いものはない。
そして何より、僕は自分の仕事に完全に没頭していました。
もともとコンサルをするのは好きだったんです。人の成長に間近で関われるし、「ありがとう」と直接感謝される。こんなにやりがいのある仕事はありません。
当時の僕は、東京の事務所に寝泊まりしながら、朝から晩まで仕事のことだけを考える毎日。それが、最高に楽しかった。
これこそが自由だ!って、本気で思っていました。
あの日、僕の勘違いに気づかせてくれた、ある出来事が起こるまでは…。
ホワイトボードの落書きが教えてくれた「本当の自由」
先日も少し書きましたが、僕のそんな勘違いを根底から覆す出来事がありました。
ある時、関西から妻と娘たちが、僕の東京の事務所に遊びに来てくれました。
久しぶりに家族と過ごす時間は、本当に楽しかった。子供たちは、殺風景だった事務所の大きなホワイトボードに、キャッキャ言いながら楽しそうに落書きを残していきました。

突然襲ってきた寂しさ
そして、家族が帰り、また一人になった静かな事務所で、そのカラフルな落書きをポツンと眺めていた時…
突然、どうしようもないくらいの寂しさが胸に込み上げてきました。
そして、思いました。
「俺、一体何やってるんだろう、、、」って。
自分は仕事が好きだから、この生活で満足かもしれない。でも、家族はどうなのか?
「家族をほったらかしにしてまで手に入れたい成功って、一体、何か?」
その瞬間、僕の中で「成功」や「自由」の定義が、ガラガラと音を立てて崩れ落ちました。
僕が本当に大切にすべきものは、目の前の売上やビジネスの拡大ではなかった。そのことに、ようやく気づかされました。
「このままでは、50代の体力では無理だ」
この出来事をきっかけに、僕は自分の働き方を冷静に見つめ直しました。
もし僕が30代でこの仕事を始めていたなら、この個別コンサルティング型の働き方をあと10年続けても良かったかもしれません。
でも、僕が起業したのは40代後半。そして、もう50歳が見えている。
体力の限界を感じる日々
正直、朝、目が覚めても前日の疲れが抜けきらない日も増えてきました。
「この働き方、あと何年続けられる?」
自問した時、答えは明確でした。「10年も、もたない」って。
皮肉なことに、仕事場を会社から自分のオフィスに変えただけで、結局、僕はまた「仕事の虫」みたいな生活にどんどん囚われていっている。
「これって、会社員時代と何が違うのか?」
僕が本当に目指していた理想の人生って、何だったのだろう?
本当の自由とは何か?
稼げば自由になれると思っていました。
でも、本当の自由とは、ただお金があることじゃない。
大切な人と過ごす「時間」があり、心に「ゆとり」があること。
この「体力の壁」と、ホワイトボードの落書きが教えてくれた「心の壁」。この2つの50代ならではのリアルな課題に直面したからこそ、僕は次のステージへ進むことを決意できました。
労働集約型からの卒業が必要な理由
第1ステージである「個別コンサル型」のビジネスは、実績も自信もなかった僕が、ビジネスの基礎を学び、最初の成功体験を掴むためには必要不可欠な道のりでした。
でも、それはあくまで「時間と体力を対価にお金を得る」という労働集約型のモデルです。
僕たち50代が、この先、60歳、70歳と心身ともに健康でビジネスを続けていくためには、どこかのタイミングで、この働き方から卒業しなければなりません。
あなたへの問いかけ
もし今あなたが、過去の僕と同じように「稼げているけど、なんだかシンドい…」と感じているのなら、それは、あなたのビジネスが次のステージへ進化すべき最高のサインかもしれません。
自分の「体力」と「時間」は有限です。その有限な資源を何に投資していくのか?
一度、立ち止まって考えてみるのも、いいかもしれませんよ。
まとめ
今日お伝えしたかった重要なポイントをまとめます。
- メルマガとの出会いが、どん底からの大逆転のきっかけになった。 毎日コツコツ発信を続けることで「黄金パターン」が生まれ、起業2年目には年収1500万円を達成できました。
- 年収1500万円を達成しても、それが本当の自由ではなかった。 仕事に没頭し、東京の事務所に寝泊まりする生活は充実していたものの、家族をほったらかしにしていました。
- ホワイトボードの落書きが教えてくれた、本当に大切なもの。 家族が帰った後の静かな事務所で、突然どうしようもない寂しさが込み上げ、「成功」や「自由」の定義が崩れ落ちました。
- 50代の体力の壁は、誰もが直面する現実的な課題。 朝、前日の疲れが抜けきらない日が増え、「この働き方、あと何年続けられる?」と自問した時、答えは明確でした。
- 本当の自由とは、大切な人と過ごす「時間」があり、心に「ゆとり」があること。 稼げば自由になれると思っていましたが、ただお金があることではありませんでした。
稼ぐことは大切です。でも、それ以上に大切なのは、何のために稼ぐのか、その先に何を求めているのかを明確にすることです。
あなたも、自分にとっての「本当の自由」が何か、ぜひ考えてみてくださいね。
ではでは、今日はこの辺で。。。

