【借金編】無税のお金を使い倒せ!
Last updated on 2023年5月15日 By 杉田健吾
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少し前のレクチャーから何回かにわけて、「無税のお金を使い倒せ!」という話をしていますが、ところで「借金は無税のお金」って知ってました?今回のレクチャーでは、借金の賢い活用方法を紹介します。
「借金なんてしたくない!」って思っている方も、このレクチャーを読んだら気持ちが変わるかもしれません。お金持ちになりたい方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
前回までのおさらい:無税のお金って?
簡単に前回までのおさらいをしておきましょう。
無税のお金とは「税金のかからないお金」
無税のお金というのは「税金がかからないお金」という意味でしたね。少し前のレクチャーから「税金のかからないお金を作り出して、無税のお金を賢く活用して投資効率を目一杯あげて資産運用しよう!」といった話をしています。
今収入として会社に入ってきたお金をこのまま何もせずに置いておくと、気がついたらそのお金のうちの一部は税金等として、お国さまや地方さまがポケットに手を突っ込んで持って行ってしまうんです。だから、税金のかからない状態で手元に残して、さらに活用しようよって話でしたよね。
無税のお金って例えば?
無税のお金とは、例えば次のようなものがあります。
・旅費規程で作る無税のお金(日当等)
・親族への役員報酬で作る無税のお金(所得控除の範囲内)
どちらも比較的簡単に作り出すことができるので、まだ取り組んでいないという方は、旅費規程や役員報酬に関する規程を整備してほしいです。
借金を活用すればさらにお金持ちになることができる!
ここからが、今回のレクチャーの本題です。「もともと手元にないお金をどっかから引っ張ってきて、さらなる無税のお金をつくりだそうぜ!」という話をします。これが借金です!
借金はマイナスなイメージが強い?そんなことはない!
借金を使って無税のお金を作り出すって…杉田がまた変なこと言い出したぜ、と思われるかもしれませんね。借金ってどうしてもマイナスなイメージが強いですもんね。できれば借金なんてしないほうが良いと思われる方が大半かもしれません。しかし考え方を少しだけ変えてみてください。
借金には税金がかからないのはご存知ですよね。だって、売上みたいに利益(所得)になるものではないし、何か商品やサービスをお客さんに提供したからお金をもらえたわけではありません。銀行さんに「お金貸してね」とお願いをしたから貸してもらえたお金なので、他人から借りたものだから返さないといけないお金ですよね。だから、借りたお金には税金はかからないということですね。これもまさに無税のお金なんですね。
つまり、税金等が引かれないお金なので、例えば1,000万円を借りたら1,000万円そのまま使えるということですね。そんなの当たり前だろ!と叱られそうですが、でも少し考えていただきたいことがあります。
融資制度を上手く活用したもん勝ち!
もし仮に、不動産を購入するときに自分の手元にあるお金を使うとしましょう。この手元にあるお金って、実はほとんどが税引後のお金ですよね。ちなみに、自分の手元にある1,000万円のお金って、税引前のお金に換算したらいくらになると思います?
税率が30%だとしたら、1,428万円です。428万円も余分に稼がないと、1,000万円を手元に残せないってことですからね。428万円って、ちょっとしたサラリーマンの年収ぐらいに匹敵します。なので、ちょっとしたサラリーマンがマイホームを買うために頭金1,000万円を貯めるのって、実は結構大変なんですよね。
せっかく起業家になったのなら、このような頭金なるお金は、旅費規程等を活用して作りだした無税のお金をこちらに回す、もしくはいっそのこと他人のお金を引っ張ってきたらいかがですか?という話ですね。だって、他人からのお金、つまり借金って無税のお金ですからね。
例えば、政府系や自治体の融資制度などをうまく活用して、融資を引き出せたら、無税のお金として頭金1,000万円を用意することができます。この無税のお金を不動産の購入の頭金に充てて、さらに足らない分を今度は銀行から無税のお金を引っ張れば、つまり融資を引き出せれば、手元のお金が必要ありません。つまり、すべて無税のお金で不動産を買ってしまうということですね。
このように税金と借金を賢く活用してどんどん資産を増やしていくのが、お金持ちは借金と税金を使ってもっとお金持ちになるという仕組みの一部なんですね。
まとめ
今回のレクチャーでは、借金を上手く活用した無税のお金の使い方を紹介しました。今回のポイントは次の3つです。
・借金は売上ではないので税金はかからない、すなわち無税のお金
・手元資金を用意するためにガムシャラに働くよりも、融資を活用したほうがお得
・借金と税金を賢く活用してお金持ちになりたいのであれば、法人を活用しよう
法人であれば、こんな無税のお金の作り出し方も可能になっちゃいます。これを機に法人を作ることも考えてみませんか?