節税って風呂の穴?

Last updated on 2023年3月21日 By 杉田健吾

僕は以前から、メルマガや動画コンテンツ、WEBサイトを通じて「ひとり起業家が法人を活用していかに賢く自分の手元に稼いだお金を残していくか?」というテーマであらゆる角度から情報をお届けしています。おかげさまで、多くの方から日々たくさんの感想メールをいただくようになりました。本当にありがたいことです。

僕が感想のメールを読ませていただくたびに思うことなのですが、やっぱりまだまだこのようなお得な情報って知らない方が多いんだなあ〜って思います。いや、聞いたことはあっても、なんとなく知ってはいても、「そういうことだとは知らなかった〜」という意見をたくさんもらうんです。「目からウロコだった〜」「こりゃやらないと損だ!」「もう早く法人にしたい!」などなど。嬉しい感想をたくさんいただき、ありがとうございます。

でもね。これだけいいものだ!とわかっていても、結局ほとんどの方はやらないんです。聞いたときは「それいいなあ〜」「やりたいなあ〜」って思うのですが、時間が経つと結局やらないで終わってしまう方が多いというのが現状なんです。

そこで今回は、なぜ税金対策しない人が多いのか、節税できない人はどのように考えれば良いのかについて紹介していきます。

今回の内容は

結局税金対策しない人が多い理由
個人事業主が法人化するのはハードルが高い?
なぜ法人なのに節税しないのか
節税するより稼ぐことに力を入れた方が良い?

節税しないことを他のことで例えるとわかりやすい
節税しないことは「釣った魚には餌をやらない」のと一緒
お風呂に穴が開いていたらそのままにしますか?

法人が節税しない理由が見つからない

結局税金対策しない人が多い理由

なんで節税しないの?って思うのですが、節税しない人にはそれなりの理由があるんですよね。僕なりの理由を考えてみました。

個人事業主が法人化するのはハードルが高い?

まだ法人になっていない方、個人でビジネスしている方は、法人にすることのハードルがまだまだ高いのかもしれません。ほんとは低いんですけど、それもまだまだ知られていないんですよね。

僕も法人化のハードルが高いと思われている人が多いことは、まだわからないではないんです。お金がかかるし、いろいろ手続きしないといけないので、「あ〜面倒くさい。誰かやって〜」ってなるのもわかります。

なぜ法人なのに節税しないのか

でも、すでに法人の方が節税をしない理由が僕にはわかりません。だって、すでに法人ですよね。だったら、なんで旅費規程をやらないの?って思います。福利厚生規程をなんでやらないの?って思います。だって、導入すれば確実に何十万も何百万も税金が減るんですよ。そのおかげで、社長の手元にお金が残るんですよ。

そうじゃなくても、「税金払うの大変だ〜。税金払いたくな〜い。」っていつも言っているのに、確実に税金が減らせるものがあるのにやらないんですよね。やらない意味がわからない。(いや、気持ちはわかるのですが。)

節税するより稼ぐことに力を入れた方が良い?

結局、なんで税金が減ることがわかっていても税金対策をやらないのか考えてみたのですが、税金対策って後ろ向きな仕事だと思っているからではないでしょうか。節税や節約するくらいなら、もっと稼ぐことに力を入れろ!ってよく言いますよね。僕も以前は同じ考え方でしたから、この気持ちもよ〜くわかります。

節税なんてしなくても、ガンガン稼いだらいいだろ?みたいなセリフを言ってみたいじゃないですか。その方がかっこいいし、後ろ向きな仕事をしなくていいし、なんか気持ちがいい。でも節税しないことって、面倒くさいことから目をそらせているだけなんだってわかったんです。

節税しないことを他のことで例えるとわかりやすい

節税に力を入れられない人は、他のことで例えてみるとわかりやすいかもしれません。

節税しないことは「釣った魚には餌をやらない」のと一緒

節税しないことって、たとえは悪いかもしれませんが「釣った魚には餌をやらないタイプ」に似ていると思うんです。欲しいものはどんどん手に入れるけど、手に入れたら満足してその後面倒を見ないタイプ。野球で言ったら、打つのは好きだけど守るのは嫌いってタイプ。スポーツカーに乗るのは好きだけど、そのために毎日整備するのはイヤなタイプ。

きれいな部屋は好きだけど、片付けるのは苦手なタイプ。家の壁が汚れていたらきれいに洗剤で拭き取ればいいのに、すぐにクロスを張り替えようとするタイプ。外ではきれいでおしゃれな洋服を着飾っているけど、家の中は散らかり放題で一日中パジャマみたいなタイプ。ちょっと違うかな?つまり節税が苦手な人って、たぶん後始末が苦手な人なのではないかと思うんです。

お風呂に穴が開いていたらそのままにしますか?

ちょっと視点を変えて、風呂の底に穴が開いてチョロチョロとお湯が漏れているとしたらどうですか?お風呂に入って湯船に浸かって「あ〜気持ちいいなあ〜」って一息ついていたらチョロチョロとお湯が漏れている状態。そして湯船に浸かっているとだんだんとお湯がなくなってきて、肩まであったお湯がだんだんとヘソのあたりまで減ってきたとしたら?

あなたは、そんなちょっとくらいの穴ならほっとけ!ほっといてもっとお湯をどんどん足せばいいよ!ってなりますか?やっぱりならないですよね。お湯が漏れている場合は、やっぱり気になるからその穴塞いでよ〜って思いますよね。でも、これと同じことをほとんどの方は税金ではやってるのが現状です。そんな税金のもれなんかほっといて、どんどん稼いだらいいんだよ!ってね。

僕からしたら、「いやいや、風呂の底に穴開いてますよ〜」って思ってしまいます。しかも「お宅の穴、結構大きいですね。チョロチョロじゃなくて、ジャバジャバもれてますよ。」ってね。「そりゃ〜相当稼がないと風呂にお湯がたまらんわ〜」って思ってしまいます。

このように、節税を他のことに例えると、やらない理由がないと思いませんか?

法人が節税しない理由が見つからない

今回は、なぜ税金対策しない人が多いのか、節税できない人はどのように考えれば良いのかについて紹介しました。

個人事業主が節税を本気でやろうとすると、法人になる必要があるので、ちょっとハードルが高く感じるかもしれないですね。でも、すでに法人になっているなら、面倒くさがらずに節税と向き合いましょう。節税のためにするいろいろな仕事。そうそう旅費規程もその一つです。面倒くさがらずに向き合いましょうね。節税しないことは「釣った魚には餌をやらない」ことと一緒ですからね。

今回は、面倒くさくて節税に向き合えない人のために、税金でお金が出ていく様をお風呂で例えてみました。面倒だな〜って感じたら、「風呂の穴!風呂の穴!!風呂の穴!!!」と3回唱えて、ついでに「この穴でか!!!」って言って、頑張ってみてください。経営とは攻めと守り!ですよ。

それではまた。次回をお楽しみに。