節税の基本的な考え方とは?
Last updated on 2023年3月23日 By 杉田健吾
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ひとり起業家の中には、税金を払いたくないために必要でもない経費を増やしてしまう方が少なからずいますよね。でもその経費は経費というより浪費です。浪費ばかりして、資金繰りが悪化するなんてことにならないように注意しましょう。節税の基本は浪費ではなく、すでに必要な支出を賢く経費にすることですからね。「賢く」がとても重要です。
そこで今回は、賢く節税するための基本と、賢く経費にするために必要なことを紹介します。
節税の基本は「賢く」経費を増やすこと
ひとり起業家にとって「節税の基本」とは何か?これを簡単に言うと、いかに経費を「賢く」増やすか?と言うことになります。あくまでも「賢く」ですよ!何も考えずにただ、経費を増やすのは浪費です。
浪費は節税ではない
浪費を増やすとビジネスのお金が無くなります。ここを勘違いしてただ税金を払いたくない!という感情だけで支出(浪費)をしてしまう起業家の方が少なからずおられます。これははっきり言って危険です。
下手に浪費グセがついてしまうと、あっという間にお金がなくなってしまいます。事業の資金がたっぷりあって、ちょっとぐらい浪費もしないと税金の支払いが半端ないよ〜っていうぐらいの方なら決算時の浪費もありかもしれませんが。
資金繰りが悪化しないように注意
会社の資金の流れをしっかり掴んでいないひとり起業家の方は、利益が出ているからとか、このままでは税金の支払いが半端ないから、という理由だけで浪費に走ることがあります。そうすると、実は手元にお金がそれほど残っていないのに使っちゃった〜となって、気がついたら資金繰りが悪化してしまうんです。そうならないために、ひとり起業家としての「節税の基本!」を守りましょう。
節税の基本は必要な支出を経費にすること
節税の基本としてまず取り組むべきは、「新たに何かを買う」とか「新たに何かに使う」と言うことではなく、「今すでに出て行っている自分の支出」をいかに賢く経費にしていくか?ここに注目しなければいけません。どうせ必要な支出なのだから、これをどうやってビジネスに絡めるか?どうやって、あなたのビジネスと関連性を結びつけるのか?ここを常に考えなくてはなりません。
税理士さん任せでは賢くなれない
以前のレクチャーでも書きましたが、支出をどうやって経費と関連付けるかは社長であるあなたが賢くなるしかありません。ここは税理士さん任せではまず無理なんです。税理士さんに任せると、「これは経費になりません」「あれも経費になりません」って厳しくやられるか、激安の税理士さんなんかに頼むとこれとは真逆に、提出したレシートや領収書をノーチェックで全部経費にしてしまうことになります。
どっちに転んでも社長は賢くなれないんですよね。だって、税理士さんの仕事はいかに経費の範囲を増やすか?ではないですからね。そのため、僕はこのメルマガでみなさんに、ひとり起業家こそ税金を賢くデザインできる立場にいるのだから、「社長!もっと賢く節税しましょうよ!」って頑張って発信しているのですね。
賢く節税するために節税脳を鍛えよう!
今回は、賢く節税するための基本と、賢く経費にするために必要なことを紹介しました。浪費を増やすのではなく、すでに必要な支出をいかにして経費にするかが重要だということをわかっていただけたでしょうか。
支出を経費にするには、あなたのビジネスと絡める必要があります。そのためには、税理士さんに任せっきりにするのではなく、社長自身が賢くなって、社長自身が考える必要があります。税金について賢くなりたい方は、できるだけ僕のレクチャーを何度も何度も繰り返し読んで、賢く経費を増やす考え方、賢く節税する考え方をゲットしていってくださいね!ひとり起業家の法人ほど、節税に向いているものはないですからね〜。
それではまた。