日本の法人税はまだまだ下がる?所得が増えたら法人になって節税しよう
Last updated on 2023年6月16日 By 杉田健吾
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前回のレクチャーでは、日本の税率ってこんなに高いの?って話を書きましたが、あなたはどう感じたでしょうか?やっぱ、個人も法人も税率って高いなあ〜って思ったでしょうか?ある程度稼げるようになると、個人の実効税率より法人の実効税率のほうが明らかに低くなります。しかも、法人の方が節税対策がしやすいからさらに税金が少なくなる。
そして、僕は、法人税って今後も下がるのではないかと考えています。そうなれば、ますます法人の方が税金的に有利ですね。そこで今回は、日本の法人税率がこれからも下がる可能性があることについてお話しします。相続税についてもちょっとだけお話しするので最後までチェックしてみてください。
所得が増えたらやっぱり法人の方が有利
個人で税率15%のところでいられる人なら、まあそんなもんかと我慢できるかもしれませんが、3割超えて4割超えてってなると、さすがになんのために稼いでるの?って疑問が湧いてくるのもわかりますよね。
じゃあ法人は?というと、最初は2割でちょっと高いけど、最高で3割ちょっとで止まります。あとはどれだけ稼いでも3割ちょっとの税金で済むと考えたら、個人と比べてやっぱり嬉しいですね。さすがに個人で何千万円も稼いだときと同じように、利益の5割以上も持ってかれたらやってられませんからね。
法人の実効税率はこれからも下がる?
今でも個人に比べたら低い法人の実効税率ですが、僕は長い目で見たら、もっともっと下がると思っています。というか、下げざるを得ないといったほうが正解かもしれません。だって、法人の税率が高いと優秀な企業が海外に逃げて行ってしまうかもしれませんからね。その証拠に、日本の法人実効税率って以前は4割を超えていましたが、それがやっと2割台にまで下がってきましたからね。ここからさらにどこまで下げられるか?が楽しみです。
本当はどんどん法人の実効税率を下げて、世界のお金を日本に流入させたらいいのにって思います。まあ、たぶん、いずれ、そうせざるを得ないだろうなあとは思っていますが、早いうちに実現してほしいですね。
相続税も活用して経済を回せば良いのに
あとは相続税ですね。これも、もっともっとお金持ちの方にお金を使わせるように、相続税等を賢く活用すればいいのにって思います。例えば、子供や孫にマンション買ってあげたり、家を建ててあげたりするなら「1億円まで無税!」みたいにね。もうね。これだけで世の中のお金がどんだけ回るねん!って。
親が子供や孫を思う気持ちって、いつの時代も半端ないですからね。相続税を上手く活用できるようになるだけで、ハウスメーカーも、建築関係の業者も、お金持ちも、その息子や孫も泣いて喜びそうですが。ほんと下手な助成金や補助金や給付金で税金をばらまくよりも、よっぽど経済効果は大きいはずだし結果的に国の税収も上がるのにって思います。もうちょっと頭使って考えようよって思いますがね。
ひとり起業家が実効税率を下げたいなら節税脳を鍛えよう
今回は、日本の法人税率がこれからも下がる可能性と、相続税についての考えをお話ししました。なんか取り留めもない話になりましたが、僕が考えるのは大企業の話ではなく、ひとり起業家の実効税率ですね。ひとり起業家が法人になって、表面上ではなく実質の法人実効税率をどこまで下げられるか?ここがポイントですね。
そのためには、やっぱり経費の考え方や役員報酬の活用の仕方、つまり節税脳を極めないといけないですね。そして、ひとり型法人を活用して経費を賢く使うなら、やっぱり海外脱出するより日本っていい国だよな〜って思いますね。あなたも節税脳を鍛えて、実効税率を下げてみませんか?それではまた。