講座ビジネスの「時間の奪い合い」〜なぜあなたは疲れ切ってしまうのか

Last updated on 2025年6月18日 By 杉田健吾

こんにちは、杉田健吾です。今日は、講座ビジネスを運営する多くのひとり起業家が直面している、ある深刻なジレンマについてお話ししたいと思います( ̄▽ ̄)

今回の内容は

講座ビジネスが生み出す「究極の選択」
僕が体験した「罪悪感との戦い」
なぜこの「板挟み」が生まれるのか?
この板挟みが引き起こす深刻な問題
あなたも同じ悩みを抱えていませんか?

講座ビジネスが生み出す「究極の選択」

講座ビジネスを運営する上で、多くのひとり起業家が直面する大きなジレンマがあります。それは「既存の受講生のサポート」と「新規講座のセールス・準備」の板挟みになることです。

今の受講生をしっかりサポートしたいけど、次の講座の集客も始めなきゃ…受講生からの質問に返信している時間も惜しいのに、フロントセミナーの資料も作らなきゃ…受講生の成果を最大化させたいけど、それに時間を取られると次の売上が危うい…

このような葛藤は、講座ビジネスを運営するひとり起業家なら、誰もが経験することでしょう。

僕が体験した「罪悪感との戦い」

僕も同じでした。連続講座を開催している間、受講生からの質問やフォローに真摯に対応したいという思いと、次のフロントセミナーの準備や集客活動を進めなければならないという焦りの間で、常にジレンマを感じていました。

このジレンマって、本当に精神的にきついんですよね。どちらを選んでも、もう一方を犠牲にしている感覚がある。受講生のサポートをしていると「集客が遅れている…」という不安が頭をよぎるし、集客の準備をしていると「受講生を放置している…」という罪悪感が生まれる( ̄O ̄;)

なぜこの「板挟み」が生まれるのか?

この「板挟み」状態が生じる理由は、講座ビジネスの構造にあります。講座ビジネスには、大きく分けて2つの活動があります:

1. 価値提供活動

講座の実施、受講生へのサポート、コンテンツの充実など

2. 販売活動

フロントセミナーの準備・実施、セールス、集客など

理想を言えば、この2つの活動にバランスよく時間とエネルギーを配分したいところです。しかし、現実はそう簡単ではありません。

なぜバランスが取れないのか?

どちらも「今やらなければならない」という緊急性を持っているため、常に優先順位の葛藤が生じるんです。

受講生からの質問は「今すぐ」答えなければ、相手を待たせてしまう。でも、フロントセミナーの準備も「今すぐ」始めないと、開催日に間に合わない。

どちらも「今すぐ」必要なことなのに、あなたは一人しかいない。これが板挟みの正体なんですよね。

この板挟みが引き起こす深刻な問題

この葛藤が引き起こす問題を整理してみると、以下のようなものがあります:

1. 受講生へのサポート品質の低下

次の集客・セールスに追われると、現在の受講生へのサポートが手薄になりがちです。その結果、受講生の満足度や成果が下がり、口コミやリピートにも悪影響が出ます。

これって、本当にもったいないことですよね。せっかく良いコンテンツを持っているのに、サポートが不十分なために受講生の成果が出ない。そうすると、口コミも広がらないし、信頼関係も築けない。

2. 次の講座の準備不足

逆に、現在の受講生のサポートに時間を取られると、次の講座の準備や集客が不十分になりがちです。その結果、次の講座の参加者が減り、収入にも影響します。

準備不足の講座って、やっぱり質が下がってしまうんですよね。そうすると、せっかく来てくれた参加者にも満足してもらえないし、結果として悪循環に陥ってしまう。

3. あなた自身の疲弊

両方をこなそうとすれば、必然的に長時間労働や休日返上になり、心身の健康に影響します。

「どちらも大切だから、両方やろう」と思って頑張るんですが、結果として睡眠時間を削ったり、休日も働いたり…体調を崩してしまっては元も子もありませんよね。

4. 創造性の欠如

常に目の前のタスクに追われる状態では、新しいアイデアを考えたり、ビジネスを発展させる余裕がなくなります。

これが一番もったいないかもしれません。本来なら、もっと良いコンテンツを作ったり、新しいサービスを考えたりする時間があるはずなのに、目の前のことに追われて、そんな余裕がなくなってしまう。

この問題は「仕方ない」ことなのか?

この板挟み状態は、講座ビジネスを続ける限り、決して解消されることはありません。なぜなら、あなたの時間とエネルギーには限りがあるからです。

仮に助手やスタッフを雇ったとしても、管理や指示出しの時間が必要になり、根本的な解決にはなりません。多くのひとり起業家が、この板挟み状態を「仕方ないもの」として受け入れ、疲弊しながらも頑張り続けています。

でも、ちょっと待ってください。それは本当に「仕方ない」ことなのでしょうか?

構造的な問題には構造的な解決策が必要

この問題の根本は、「すべてがあなた一人に依存している」という講座ビジネスの構造にあります。だとすれば、その構造自体を変えることで、問題を解決できるはずですよね。

つまり、「あなたがいなくても価値提供や関係構築ができる仕組み」を作ることです。

あなたも同じ悩みを抱えていませんか?

もしあなたが今、

・受講生のサポートと次の集客の間で迷っている
・どちらを優先すべきか決められずにストレスを感じている
・両方やろうとして疲れ切ってしまっている
・この状況を「仕方ない」と諦めかけている

こんな状況にあるなら、それはあなたの能力の問題ではありません。講座ビジネスの構造的な問題に直面しているだけなんです。

でも、この構造的な問題には、構造的な解決策があります。その具体的な方法については、また別の記事でお話ししますね( ̄▽ ̄)

ではでは、今日はこの辺で。。。( ̄▽ ̄)