あなたが2億円稼いだら?

Last updated on 2023年3月16日 By 杉田健吾

たくさん稼いでいる方ってみんな会社を作りますよね。その理由わかりますか?事業を法人化する大きな理由のひとつが税金です。なんとなく知っている人も多いと思いますが、どのくらい節税になるのか具体的な金額がわからないと納得できない人も多いでしょう。

そこで今回は、2億円稼いだ時の個人事業と法人の税金の違いを紹介します。全然違う結果になるので、法人化したいと思っていただけるはずです。法人化するタイミングについても紹介しているので、参考にしてみてください。

今回の内容は

2億円稼いだ時の税金はどのくらい?
個人事業主なら1億1000万円以上の税金
法人なら約6700万円の税金で済む
役員報酬を払っても個人より4100万円の節税
1億円稼いだ場合でも2300万円の差

法人限定の税金対策をするとさらに節税可能

法人化するタイミングはいつが良い
はやく法人化するのがおすすめ
いつかは法人化を考えているなら今すぐ法人化

事業を拡大したいなら法人化しよう

2億円稼いだ時の税金はどのくらい?

税金の違いをわかりやすくするために、今日はちょっと極端な話をしてみます。もし、あなたが2億円稼げるようになったとしたら税金ってどうなるの?って話です。興味ありますよね。

個人事業主なら1億1000万円以上の税金

あなたがもし、売上じゃなくて所得いわゆる儲けで2億円稼いだとしたら、いったいどのくらいの税金がかかると思いますか?あなたが個人事業主のままだったとして計算すると、なんと1億1000万円以上が税金等で消えていく計算になります。たくさん税金を納められて嬉しい!なんて思う人は少ないですよね。えっ?ぎょえ〜って感じですよね。

個人事業主の場合は、なんとあなたの稼ぎの半分以上が税金等で持っていかれるってことです。これってすごいことだと思いませんか?税金って、あなたがなんの対策もしなかったらここまでぼったくられるって話ですよ。ちょっとヤ●ザだってそこまでやらんでしょ?って思いますよね。

法人なら約6700万円の税金で済む

それなら法人だったらどのくらい納めなければならないか気になりますよね。ちなみに法人だったらどうなるのかざっくり計算してみると、2億円儲けたときの税金は約6700万円です。おおお〜。なんとその差4300万円!ビックリですよね。こんなに節税できるなら、稼げるようになったらみんな法人にするはずだ!って思いますよね。

役員報酬を払っても個人より4100万円の節税

ただし法人にお金を置いたままだと、そのお金を社長個人では自由に好きなだけ使えないという問題があります。(まあ経費で自由には使えるんですが)そのため、いくらかは役員報酬として給料をもらって、生活しないといけないですよね。

しかし、あんまり給料を高くすると、結局は税金で持っていかれてしまうから、それだったら月50万円ぐらいにしておくかってなるんです。月50万円の給料なら年間600万円なので、個人の税金+社会保険で会社負担分を含めても年間200万円程度の支出ですみます。その結果、節税額からその200万円を差し引いたとしても、まだ個人事業主より4100万円も手許に残るお金が増えることになります。

1億円稼いだ場合でも2300万円の差

どうですか?ここまで金額を極端に上げて考えてみると、法人と個人の税金の差ってすごいですよね。歴然でしょ?これだったら、稼いでいる人がみんな法人にする理由がわかりますよね。法人化のイメージが湧きましたか?ちなみに、2億円ではなく1億円稼いだ場合で考えてみても、その差は2300万円ぐらいあります。

法人限定の税金対策をするとさらに節税可能

ここでちょっと考えて欲しいのですが、この計算って僕がおすすめしている、出張旅費とか、社宅家賃とか、福利厚生でスポーツジムとか、節税脳を使った経費の最大化とか、役員報酬を使った節税とか、いろいろな節税を一切やっていない状態の話なんです。

じゃあ法人になったら活用できる、あれこれの税金対策を賢く使ったらどうなるの?って思いますよね。実際に2億円稼いでいる人たちは、ちゃっかり法人のメリットを活用しまくっているんですよ。だって、めっちゃお得だしこれを活用しない理由はないですからね。

こうやって考えると、なんかズルくないですか?なんかズルいですよね。いや、本当はズルくないんですよ。でも、なんかずるい気がしますよね。まあ今回の話はかなり極端な例ですが、でもこうやって極端に計算してみると、やっぱり個人と法人って違うんだなあって感じませんか?

法人化するタイミングはいつが良い

そうすると、いったいどのタイミングで法人に切り替えるのが一番いいのだろうって考えたくなってきませんか?

はやく法人化するのがおすすめ

法人化のタイミングを僕に聞くと、「いや、いつからって最初から法人でいいんじゃないですか?」とか「早く法人にした方がいいですよ!」とか「やりたい時が法人にする時ですよ!」となるわけですよ。

だって、そもそもどんどん稼げるようになっていったら、節税金額はどんどん差が開いていくんです。2億円稼いで4000万円の節税どころか、1億円でも2億円でも節税できるようになるんです。しかも節税等の手法も法人の方が圧倒的に多いときている。だったらそんなの、早く覚えた方がいいんじゃないの?早く賢くなった方がよくね?って話ですよね。

いつかは法人化を考えているなら今すぐ法人化

まあ今回は何が言いたいかというと、僕のレクチャーを読んでいただいてて、興味がある方は早くチャレンジした方がいいんじゃないですか?ということです。だって、起業して稼げるようになってきたら、いつかは法人化するんですから。

どうせ法人化するなら、早くチャレンジしてみるのもいいと思いますよ。興味があってやってみたいなあなんて思っていたり、法人になるのってちょっとカッコいいなんて思っているならなおさらです。結局、法人にするタイミングはいつが良いかというと、あなたが自分のビジネスで自分の事業で、今後稼いでいくぞ!って決めた時です。

自分には法人化なんてまだ早いと思うかもしれませんが、形から入るのもアリなんです。形を作ったら(器を作ったら)、それを賢く活用したくなります。また、なんとなく覚悟が決まってきて、その結果それっぽくなっていくものなんです。

事業を拡大したいなら法人化しよう

今回は2億円稼いだ時の個人事業と法人の税金の違いを紹介しました。2億円の利益が出た場合、ザックリと計算しただけでも4300万円の差がでました。役員報酬に対する税金を考慮しても4100万円ほどの差です。しかも法人なら節税の幅が広いので、効率的な税金対策をしたら節税額はさらに差が開くことになります。

いかがですか?法人の良さをわかっていただけたでしょうか?法人化したいと思った方は、いますぐ行動するのがおすすめです。法人化するのに早すぎるということはありません。法人を作ったらそれを賢く活用したくなって、必ず良い方向に進みます。それに、稼いでいる人たちにだけいい思いをさせておくのって、ちょっとズルいと思うでしょ?

というわけで、2億円じゃなくても良いので稼げるようになる前に法人化を検討してみてはいかがでしょうか。それではまた。