一人社長もスポーツジムで汗を流したい?

Last updated on 2023年6月23日 By 杉田健吾

街を歩いていると、至る所にスポーツジムを発見します。最近では月2,980円で気軽に通えるジムなんかもあったりして、スポーツジムブームはまだまだ続きそうですね。

今回のレクチャーから何回かにわけて「ひとり社長のスポーツジム代、経費にできるの?」についてお話します。まずは僕の体験談からお話しますね。「体力をつけたい」「いい汗をかきたい」というひとり社長はぜひ最後まで読んでみてください。

今回の内容は

スポーツジムで身体を引き締めたい?
スポーツジムを法人契約していました
ひとり社長なのに法人契約?

ひとり社長でもスポーツジムを経費にできる理由
経費にできる理由:「福利厚生規程」を作っているから
そもそも「福利厚生規程」ってなに?

まとめ

スポーツジムで身体を引き締めたい?

ひとり社長の中には、スポーツジムに通って身体を鍛えている人も多いのではないでしょうか。僕は以前は毎日ジョギングをして、頑張って身体を絞っていたのですが、忙しくなるとダメですね。いつの間にか走らなくなっていました。ちょっと気を抜くと身体って正直ですね。最近、運動不足でだんだんと身体がたるんできました…。

スポーツジムを法人契約していました

僕の場合、基本的に走る時間帯は夜です。夏の夜はいいんですが、冬の夜になると寒い!家に帰ってから「あの寒い中を走るぞ〜」という気にはなかなかなれません。…と考えていたら「あれ?」とふと思い出したのですが、我が社ではオフィスの近所にスポーツジムを契約していました。そうか、毎月毎月会費払っていたんだ〜もったいない!

実はこの会費は、法人契約なんです。法人契約の方が個人契約より安いことが多いですし、なにより法人の経費にできるのがいいですよね。会社の「福利厚生費」にするためにトークスクリプトを考えて、交渉して見事に法人契約にしました。しかし、最近はぜんぜん使ってなく、これって、経費ではなくて浪費になっていましたね。ということで、せっかく「福利厚生費」にしてるスポーツジムの会費を浪費にせずに、また頑張って活用することにしました。

ひとり社長なのに法人契約?

思い出せば3年前の冬、オフィスから1分のところに24時間オープンしているスポーツジムを見つけました。「さすが東京、気が利くなあ〜」と感心しながら、そのスポーツジムに交渉に行った記憶が思い出されました。

法人会員になりたいって言ったら、「社員さんは何人ですか?」と聞かれました。「一人です」と答えたら、「え?」というあのスタッフさんの驚いた顔は忘れられません。「うちのジムは法人会員は5名からなんですが…」と言われて、そこからは、僕の腕の見せ所です。結局は10分程度の交渉で、あっさり1名での法人会員OKとなり、晴れてスポーツジムを福利厚生費として使えるようになりました。

ひとり社長でもスポーツジムを経費にできる理由

「ひとり社長にもかかわらず、スポーツジムを法人契約して、福利厚生費にできるの?」と疑問に感じる方はいらっしゃるかと思います。インターネット上では「ひとり社長やその家族だけの会社では福利厚生費は使えない」という記事がたくさんありますからね。

経費にできる理由:「福利厚生規程」を作っているから

実は「福利厚生規程」を定めて、正しく運用することで、社長ひとりだけの会社や家族だけの会社でも福利厚生費は認められるんです。

当然、我が社では「福利厚生規程」をちゃんと作っていますよ。「福利厚生規程」がないと、ひとり社長や家族だけの会社は福利厚生費を使うことはできないので、注意が必要です。

そもそも「福利厚生規程」ってなに?

「福利厚生規程」は、会社が「会社で働く者の福祉の増進や生活文化の向上などを目的とした『給与』以外のサービス」を定めた規程です。例えば、「ゴルフクラブの利用について」や「リフレッシュ休暇について」など会社が独自で定めたものが記載されています。

多くの中小企業では「福利厚生規程」が整備されていないことが多く、従業員は「うちの会社ってどんな福利厚生があるんだろう」と福利厚生の実態を知らないんです。

せっかく福利厚生費として幅広いジャンルの経費が認められているのに活用しないなんて、すごくもったいないと思いませんか?ということで、やっぱひとり社長も法人なら福利厚生費として、スポーツジムで汗を流しましょうね!

まとめ

今回のレクチャーでは、ひとり社長のスポーツジム代を経費にする方法を紹介しました。今回のポイントは次の3つです。

・ひとり社長でも交渉次第でスポーツジムを法人契約できる

・法人契約をして福利厚生費にしたいのであれば、「福利厚生規程」が必須

・「福利厚生規程」があれば、ひとり社長や家族だけの会社では福利厚生費が使える

福利厚生費を使ったことがない、というひとり社長はとても損をしていますので、ぜひ僕のレクチャーを参考にして、「福利厚生規程」を作っちゃいましょう!