不動産投資でレバレッジを効かす!
Last updated on 2023年8月9日 By 杉田健吾
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前回のレクチャーでは、減価償却の魔法の正しい使い方を紹介しました。ポイントは借金をするときは収益を生み出すものを買って、自分ではない誰かに借金を返済してもらう仕組みを作ることでしたね。
今回のレクチャーでは、もう少し発展的な話をします。「銀行融資という無税のお金にレバレッジを効かせて、お金をどんどん増やしていこう」という内容です。
銀行融資って無税のお金ってどういうこと?
僕は数々のレクチャーの中で「銀行から融資を受けたお金は無税のお金」とお伝えしています。まずこの言葉の持つ意味合いを解説しましょう。
あなたが稼いだお金は税金を払わずに手にいれることは不可能
あなたが稼いだお金は「税金というゲート」を通らないと、自由に使えません。ゲートを通るためには稼いだお金のおよそ30%を支払わなくてはいけないんです。つまり、6,000万円を用意するためには、8,500万円以上は稼がないといけません。
6,000万円を使うためには2,500万円余計に稼がないといけない…。2,500万円を稼ぐのは、簡単ではないですよね。時間も労力もかかります。
銀行融資を受ければ時間も労力もかからない
しかし、6,000万円の融資を受けたらどうでしょうか。融資を受けて手にいれたお金は「税金というゲート」をくぐりません。6,000万円がそのまま使えるんです。
つまり、銀行融資を引っ張れると2,500万円余計に稼ぐ時間が一気に短縮できちゃいます。これはすごい!だから、お金を持っていて銀行融資を引っ張ることができる人は、この方法を使ってさらにどんどんお金持ちになっていくという訳ですね。
いわゆる「借金と税金を賢く使ってお金を増やしていく仕組みの一つ」です。
銀行融資を上手に活用しよう!
今回のレクチャーは、借金と税金を賢く使ってお金を増やしていく仕組みのもう一つを紹介します。「銀行融資という無税のお金にレバレッジを効かす!」です。
融資を受けた物件の家賃収入を受け取れる
もし6,000万円の投資物件を買おうとして銀行融資5,500万円を引っ張ることができたとしたら、あなたの自己資金は500万円でいいということになりますよね。(諸経費は考慮してません)
仮に6,000万円の一棟アパートの利回りが10%だったとしたら、年間600万円の家賃収入になります。よく考えるとすごいことだと思いませんか?だって、あなたは自己資金は500万円しか使っていないのに、家賃収入が年間600万円も入ってくるんです。
なぜなら、銀行が出してくれたお金5,500万円に対しても、あなたが家賃収入を受け取れるからですよね。
少しの自己資金でお金を作り出すことが可能
この家賃収入600万円から銀行への返済250万円をしたとすると、あなたの手元に残るお金は600万円-250万円=350万円です。つまり、500万円の自己資金を使って年間350万円のキャッシュフローを作り出したということになります。
なんと、ROI(投資利益率)は350万円÷500万円=70%!!!
これが不動産投資でレバレッジを効かすという意味の1つですが、まさに「他人のふんどしで相撲を取る」です。こんな感じで自己資金1割ぐらい使って、投資物件をどんどん買い増していけば、このレバレッジ効果はかなりになります。
他人のふんどしで相撲を取ることができるようになると、いよいよ今度は減価償却の魔法を使って賢く節税をどんどんしていけるんです。ということで、やっぱり借金と税金を賢く使うことができるようになると、あなたのお金(資産)はどんどん増えていきますよ。
まとめ
今回のレクチャーでは、銀行融資という無税のお金を賢く活用してお金を増やす方法を紹介しました。今回のポイントは次の3つです。
・あなたの稼いだお金は税金というゲートを通らずに手に入れることはできない
・銀行融資は無税のお金
・銀行融資で得たお金を使って不動産投資をしたら投資利益率は抜群
借金と税金を賢く使ってお金持ちになりましょうね。