法人化するタイミングっていつ?メリット・デメリットも解説!
Last updated on 2022年11月2日 By 杉田健吾
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結局、法人にするタイミングっていつがいいんでしょうか?といった質問が非常に多く寄せられます。みなさんはいつだと思いますか?
法人化するタイミングは多くの意見があるのですが、僕個人の意見としては、「いますぐ」です。法人化するデメリットも多少ありますが、それと比べてメリットが大きすぎるからです。
そこで今回は、法人化するタイミングとメリット・デメリットについて解説していきます。
法人化するタイミングっていつ
法人化するタイミングについてはいろいろな意見がありますが、一般的な意見と、僕の意見を比較してみましょう。
一般的には稼げるようになってから法人化
世間一般的に言われている法人のイメージはこんな感じです。
- 法人化するのにお金がかかる
- 法人にすると税理士さんにお願いしないといけないからお金がかかる
- 法人になったら、社長が勝手にお金を使えない
- ある程度稼げるようになってからでないと法人化する意味がない
などなど。法人にすると、赤字でも税金を払わなければいけなかったり、税理士に報酬を払ったりする出費が増えるから、ある程度稼げるようになってから、法人化という意見が多いです。
また、法人化するタイミングに関しても、以下のような意見が多くなっています。
- 年商800万円以上になったら法人化
- 利益が800万円になったら法人化
- 利益が500万円になったら法人化
- スタッフが3人以上になったら法人化
こんな感じのイメージを皆さん持たれているようですし、税理士さんに聞いても、概ね似たり寄ったりの回答が返ってきます。
僕は今すぐ法人化がおすすめ
僕は一般的に言われているような話は、まったく無視しています。はっきり言って、このような認識では、遅すぎる!!!と思っています。(これは、あくまで僕の個人的な意見です)
僕自身は、独立するとすぐに法人の設立に向けて動き出しました。それはなぜかというと、法人の持つ特殊能力とでもいいましょうか、メリットが大きいからです。
法人化するメリット・デメリット
前回までお話ししているような、いろんな技を駆使できることを考えれば、法人にするメリットは大きいと言えます。そして、僕はデメリットをほとんど感じられません。
法人は「コピーロボット」のようなもの
僕からすると、法人を持つことは子供の頃に憧れたパーマンの「コピーロボット」を手に入れたような感覚なんです。パーマンのコピーロボットとは、ロボットの鼻を押すと押した人間の分身ができるあれです。(古すぎてわからない人、すみません)最近で言えば、ナルトの影分身?と言えるかもしれませんね。(もういいって、、、笑)
ある方は、自分の便利な財布を持つ感覚、なんて言ってました。今まで紹介した、「無税のお金のチャリンチャリン」「分身の術」などを見ても、この感覚がわかると思います。
法人化するメリットは大きい
具体的に法人化するメリットを見てみると、以下のようなものがあります。
- 利益が多いほど所得税より法人税の方が有利
- 経費計上できる範囲が広くなる
- 個人責任ではなくなる
- 社会的信用が高まる
このように法人にすることは、税金面だけではなく、責任の範囲や社会的信用においても有利になります。
このようなメリットから、はっきり言って、個人で事業を続けていることの方がデメリットではないかとさえ感じています。(あくまでも個人的な意見です)
法人化するデメリットは小さい?
しかし、事業を法人化するには、それなりの覚悟が必要です。中途半端な考えで法人にすると、もしかしたら、火傷をするかもしれません。
例えば以下のような火傷を負うこともあります。
- 赤字でも7万円の税金が発生する
- 設立するのに6万円〜25万円程度かかる
- ちょっと難しい法人の申告書を作成する必要がある
- 税理士さんの顧問料や決算料が高くなる
- 今まで、お金を自由に使えたのに、会社にしたら勝手に使えなくなる
どうですか?この程度のデメリットなら十分耐えられると思いませんか?
僕は、このくらいのデメリットなら、法人化するメリットと比べて、すぐに回収できる程度の問題だと思っています。
法人化することで、精神面でもメリットが
法人化すると、みなさんの精神面でも良い変化が現れます。
例えば、法人化したことで、自分の覚悟も定まりますし、やる気も高まります。たまには経営数字も見ようかな?税金等のことちゃんと考えようかな?なんて感覚にもなってきます。
結果として、経営者としての「守り」の能力が身についていくんですね。
このようにメリットが大きいので、みなさんが今後ご自分のビジネスで、稼いでいこうと考えているなら、さっさと法人にした方がいいと思います。
法人化するタイミングはあなた次第
ひとり起業家は頑張り屋だから応援したい
ひとりで起業したってことは、みなさんは、それなりの勇気と覚悟を持って、頑張っておられるのだと思います。
僕自身も起業してみてわかったことですが、起業家の皆さんって、ものすごく頑張っているじゃないですか?特に僕の周りのひとり起業家と言われる方達は、ものすごく頑張っておられる。
寝る間も惜しんでメルマガ書いたり、集客のためにいろんなところに顔を出したり、交流会に行ったり、お茶会をしたり、セミナーやったりetc。
みんな一人で、必死で戦っているじゃないですか?本当に尊敬します。
さっさと法人化してメリットを最大限活用してほしい
だから正直、そんなひとり起業家達こそ法人化して、法人のメリットを最大限活かしてほしいなあ〜なんて勝手に思ってしまいます。(僕の勝手な妄想ですが)
長々と勝手なことを書いてきましたが、僕の意見は今後、「どんどん稼いでいくつもりならさっさと法人に!」です。
他人のタイミングに惑わされない
僕の意見は置いておいて、結局、法人になるタイミングはいつがいいのか?の結論を言うと、それを決めるのは「あなた自身」です。
みんな好き勝手なことを言います。(僕も好き勝手なことを言っています)
これをしないと損だ
あれをしないと得だ
あれをやっちゃダメ
これをやっちゃダメ
など好き勝手なことを言ってきますので、いろんな人の意見を聞けば聞くほど、わからなくなりますし、迷い道に入ってしまいます。
でも、誰がなんと言おうと、自分のビジネス、自分の事業、自分の会社、そして家族を守るのはあなたしかいません。
だったら、自分の身は自分で守りましょう。
税理士さんがごちゃごちゃ言ったって、税務署がごちゃごちゃ言ったって、そんなこと構うもんですか!
自分が立ち上げた事業じゃないですか?だったら、誰がなんと言おうと自分で守っていきましょうよ!
だって、あなたのビジネスが成長すること、それこそが、結局は世のため、人のためになっていくのですから。
そのために、いち早く法人化!考える時ではないでしょうか?
今すぐ法人化を検討しよう
今回は、法人化のタイミングについて解説してきました。
世間一般的には、売り上げが大きくなったときや、人を雇う時が法人化のタイミングとも言われています。しかし、僕の考えは違います。法人化のメリットはとても大きく、デメリットは小さいので、すぐにでも法人化してほしいと考えています。ひとり起業家として、勇気と覚悟を持ち頑張っておられるみなさんなら、きっと法人化してもやっていけるはずです。そんなみなさんを僕は応援します。
だから、ぜひお金のこと、税金のこと、経営のこと、一緒に賢くなりませんか?こんな話をこのサイトではどんどん紹介していきます。
次回もお楽しみに!