交際費って、、、ふふふ

Last updated on 2023年8月11日 By 杉田健吾

最近のレクチャーでは交際費についてちょっと書いてますが、この交際費をみなさんは賢く活用できていますか?この交際費、資本金1億円以下の会社なら年間800万円という上限がありますが、実はものすごく使い勝手がいい経費なんです。なんでも交際費にできるのではないかというほどです。

そこで今回はこの交際費がどれほど使い勝手が良いのかについて、ちょっと解説していきますね。

今回の内容は

交際費とはビジネスに関係する人を”もてなす”ための費用
もてなす理由はビジネスを円滑に進めるため

ビジネスに関係する人とは
ビジネスに関係する人は「みんな」と解釈できる
事業に関係する人が「みんな」である理由

交際費を上手に活用して節税しよう

交際費とはビジネスに関係する人を”もてなす”ための費用

交際費の話をする前に、交際費って一言でいってなんなの?って話ですが、簡単に言うとビジネスに関係する人を”もてなす”ための費用です!法律には「接待、供応、慰安、贈答、その他これらに類する行為のために支出するもの」なんて難しく書いてますが、結局は

  • 自分の事業
  • 自分のビジネス
  • 自分の仕事
  • 自分の業務

に関係する人を”もてなす”ために支出するお金は交際費ですよ!ということです。

もてなす理由はビジネスを円滑に進めるため

では、なんで人は他者をもてなす必要があるの?って考えると、それは人をもてなすことでお互いの人間関係が良くなるってことですね。その結果ビジネスが円滑に進むからですよね。そして、ここからが面白いのですが、ではここで言う自分のビジネスに”関係する人”って誰よ?って話ですが、”関係する人”の範囲がめちゃくちゃ広いのが法人の交際費なんですね。(ちなみに、個人事業主の場合はかなり限定的です。)

ビジネスに関係する人とは

ビジネスに関係する人。これね。僕も法律を何度も読み返すのですが、読めば読むほどほぼ全員?いやいや、もしかしたら人だけじゃなくお犬様やお猫様も対象になるかもって思えてきます。

ビジネスに関係する人は「みんな」と解釈できる

法律になんて書いてあるかと言うと、「得意先、仕入先、その他事業に関係ある者等に対する接待、供応、慰安、贈答…」となっています。「事業に関係ある者等…」ってどう思います?「事業に関係ある者」だけでもかなり広い範囲なのに、さらに、まだそこに「・・等」がついている。どこまで広げるねん。まさに「どんだけ〜」ですよね。

なので「ビジネスに関係する人」は、自分のビジネスに直接関係している取引先だけに限られたものではなく、間接的に関係する者も含み、さらに自分の会社の役員や従業員、株主等も含むとされています。しかも、さらにその最後にまだ「・・等」がついている。こうやって考えてみると、僕たちひとり起業家にとって事業に関係する者等…って考えようによってはみんなちゃうの?って思いません?

事業に関係する人が「みんな」である理由

だって口コミや紹介ってどこから生じるかなんてわからないじゃないですか。裏を返せば、あらゆる人から口コミや紹介は起こり得るわけです。と言うことは、つまり自分以外の人はすべて間接的に自分のビジネスに関係するって言える。ってことになりますよね。

であるならば自分以外の他人をもてなすために支出する費用ってすべて交際費でいいんでないの?って言えますよね。こう考えると法人の交際費の範囲ってやっぱ、めちゃくちゃ広いわ〜って思いますよね。そうなると、法人の交際費ってかなり便利に賢く活用できそうだって思えてきませんか?

交際費を上手に活用して節税しよう

今回は交際費がどれほど使い勝手が良いのかについて解説してきました。交際費とはビジネスに関係する人を”もてなす”ための費用です。なぜもてなす必要があるかというと、ビジネスを円滑に進めるためですよね。そのためにビジネスに関係する人をもてなすわけです。

そして、ビジネスに関係する人って誰?ってことですが、ほとんどの人が該当するんじゃないのってことです。今は直接的にビジネスに関係なかったとしても、誰が将来、自分のビジネスを口コミ・紹介してくれるか分からないですからね。そう考えると、だれでもビジネスに関係する人って考えることができますし、そうなると交際費っていろいろ使えそうですよね。

ただし、これは法人に限っての話です。個人事業主の場合、この範囲がかなり狭くなるので注意しましょう。交際費を賢く活用したいなら、やっぱり法人になってみるのもいいんじゃないでしょうか?それではまた。