社宅で自由な生活空間!社宅導入による金銭面以外のメリットを紹介!

Last updated on 2023年3月10日 By 杉田健吾

いままで何回かにわたって自宅の賃貸マンションを社宅にできたらいいね〜って話を書いてきました。社宅の良さがわかっていただけましたか?今までは、税金や社会保険を削減できるといった金銭面のメリットを主にお伝えしました。しかし、社宅のメリットは金銭面だけでは無いんです。

そこで今回は、社宅を導入することで得られる金銭面以外のメリットについて紹介します。

今回の内容は

個人事業主だと家事按分が必要なため面倒
法人になって社宅にするとプライベート使用もOK
社宅で自由な生活空間を手に入れよう!

個人事業主だと家事按分が必要なため面倒

まずは、社宅という制度が使えない個人事業主のことを考えてみましょう。個人事業主の場合、自宅の家賃を経費に入れようと思ったら、家事按分が必要ですよね。つまり、自宅の総床面積のうち、仕事で使っている面積(業務使用面積)が〇割あるからその割合だけを経費にしようと考えるわけです。例えば、業務使用割合が3割ならば、家賃の3割だけが経費にできるといった感じですよね。

でも、このように家事按分しても、いざ税務調査が入ると結構厳しく見られて、面積割合だけでなく、その部屋の使用時間も考慮されたりするんです。そして指摘された通り計算し直すと、業務使用割合はもっと下がってしまいます。

このように税務調査でなにかとごちゃごちゃ言われて、結局家賃の1割くらいしか経費に認められないなんてこともあるんですよね。とにかく業務使用割合って限りなく低く見積もられてしまうものなんです。あ〜めんどくさって感じですね。

法人になって社宅にするとプライベート使用もOK

これが法人になって社宅にすると、こんな面倒くさいことまったく考えなくてよくなるんです。社宅として認められれば、もう業務使用割合がどうだとか、プライベートで使用している部分がどうのこうのとかは関係ありません。全部プライベートで使用していても、一定の基準に該当すれば家賃の8割以上は経費にできるんです。だから、堂々とプライベートスペースとして使ったらいいんです。この違いは大きいですよね。

まあ、以前のレクチャーでお伝えしたような節税効果や社会保険料の削減効果も大きいのですが、この開放感がさらにいいんです。そして、2〜3年住んでみて、また引っ越したくなったら会社の経費で引っ越すことができる。そこでまた社宅として会社の経費で借りることもできる。こんな自由な生活スタイルもちょっといいと思いませんか?

社宅で自由な生活空間を手に入れよう!

ということで今回は、社宅を導入することで得られる金銭面以外のメリットについて紹介してきました。

自宅を社宅にすれば、家事按分する必要がない。税務調査でいろいろ言われることもない。どんな用途で使っても良い。など個人事業で考えなければいけなかった面倒なことがすべてクリアになります。しかも、引っ越したいときに引っ越せて、引っ越し費用は会社の経費になる。引っ越しすれば気持ちがリフレッシュされ、精神面でのメリットもあります。

このように社宅は金銭面以外に、気持ちの面でもメリットがあることをお分かりいただけたでしょうか。まだ法人化していない方、法人化したけど社宅化していない方はこの機会に、自由な生活空間を手に入れてみてはいかがでしょうか。

それではまた。次回をお楽しみに。