お金持ちはなぜ会社を持ちたがるの?会社を設立(法人化)する理由

Last updated on 2022年10月25日 By 杉田健吾

僕の周りの起業家でどんどん稼いでいる人たちは、ほぼみんな法人(会社)を設立します。事業がうまく回り出して稼げるようになってくると、ほぼ間違いなくみんな法人(会社)を作ります。これはいったい何故なんでしょうか?

そりゃ稀にね、「自分は一生個人事業主でやっていく!」って方もおられます。でも、多くの起業家の方は最終的には法人を作ります^^この理由はいろいろありますし、「『株式会社の代表取締役社長』という響きがいい!」という方も多いです。

でも、その中でやはり圧倒的に多い理由、それは…ズバリ「お得だから!」です( ̄▽ ̄)「法人(会社)を設立するとお得な理由」は分かる人には分かるし、分からない人には分からない……。せっかくならば、理由を知って、お得を手に入れたくないですか?

この記事では、元国税で現在はひとり起業家(ひとり社長)専門のお金と税のコンサルタントである僕が、法人(会社)を設立することで、手許に賢くお金を残す方法を紹介しています。

賢く節税をしたいひとり起業家は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

今回の内容は

法人(会社)を設立すると一体なにがお得なの?
会社を設立(法人化)するタイミングっていつ?
まとめ

法人(会社)を設立すると一体なにがお得なの?

僕自身、「やっぱり会社を持つとお得だよな〜」って日々、感じています( ̄▽ ̄)でもね、「会社を持つことのメリット」を実感してもらうのには、少し時間がかかるのかもしれません。「じゃあさ〜簡単に言うと何がお得なんだよ?」って声が聞こえてきそうなので、簡単に説明しますね。

それは、ロバート・キヨサキの著書『金持ち父さん貧乏父さん』の中で書かれている金持ち父さんのあの言葉!

ロバート・キヨサキの著書『金持ち父さん貧乏父さん』

会社という法的な組織が持つ力を上手に利用すれば、とても早く資産を築ける
会社を持つことによって得られる税の優遇措置や保護といった知識を持っている人間は、
サラリーマンや個人事業主に比べて恐ろしく早く金持ちになれる
サラリーマンや個人事業主のお金の流れは①稼ぐ→②税金を払う→③お金を使う
会社を所有する人のお金の流れは①稼ぐ→②お金を使う→③税金を払う
つまり、自分の生活の大部分の支出を税金を払う前に、先に使えるように会社を上手に利用するということだ!

つまり、サラリーマンや個人事業主のお金の流れは「一生懸命稼いだお金に対して先に税金を払ってから、その残ったお金で個人的なものを買う」という流れ……。

一方で、会社を持っている人のお金の流れは「稼いだお金から先に自分の買いたいものに、お金を使って(経費としてね…)、残ったお金に対して税金がかけられる」ということなんですね。

ということは、経費で使えるお金にはまったく税金が課されていない状態…、つまり無税のお金です。

無税のお金についての詳しい話は「社長なら無税のお金を使いこなそうぜ!税金のしくみを理解して節税する方法」で紹介していますから、まだ読んでいない人は読んでみてくださいね。

さらに言っちゃうと、「サラリーマンや個人事業主」と「会社」では、課される税金の種類が違います。前者は所得税、後者は(先ほども言いましたが)法人税です。この2つの税金のしくみは、まったく違うんです。もっとさらに言っちゃうと、サラリーマンや個人事業主が一生懸命稼いだお金には社会保険料が課されますが、会社が稼いだお金には社会保険料はかかりませんよね。

こんな風に税金のしくみが分かっている人は、会社を持ちたくなります。

そして、自分の会社を持って、自分のビジネスで稼いだお金をしっかり守る(保護する)ことを考えます。

でね、会社を守る方法が分かった経営者の方は、会社を1つと言わず、3つ、4つ、5つと複数持つようになります。だって、会社を複数持った方が、ものすごくお得で有利だから……。会社を複数持った方がお得で有利になる理由も、税金のしくみに秘密が隠されています。

この話はまた今度しますので、楽しみに待っていてくださいね(笑)

会社を設立(法人化)するタイミングっていつ?

会社を設立したらお得なことが分かったという方が、次に疑問に思うことは「法人(会社)にするタイミングはいつ?」ということです。僕はそう聞かれたら「でしょ」と答えていますよ。

一般的に言われている「個人事業主が法人化すると良いタイミング」は、所得が600万円〜800万円あたりになったらだとか、消費税対策を考えるとき、だとか色々あります。これも税金のしくみを元に考えられた良いタイミングです。でも、このタイミングって目先のメリットとデメリットしか考えていないんです。

僕はもっと重要なことがあると思っています。

それは「あなたがあなたの始めたビジネスで、またはこれから始めるビジネスでどうなりたいのか」ということです。でね、あなたが自分のビジネスでしっかり稼ぎたい、そしてしっかり稼いだお金をしっかり残したいと思っているのなら、あなたが会社を持つタイミングってやっぱ今でしょ♪( ´▽`)

まとめ

この記事では、会社を設立(法人化)して手許に賢くお金を残す方法について紹介をしました。最後まで読んでくださった方は、「今すぐ会社を設立しよう!」と思ったかもしれません。会社を設立したら、きっと「お得だなぁ」と感じますよ。

でも、会社を設立するだけではダメなんです。「手許にお金を残す方法」を知っていなくてはいけません。僕は多くの起業家に「お得」を実感してほしいから、ひとり起業家のタメになる節税やお金を貯めるノウハウをこのブログで公開しています。

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