【デジタル商品の作り方】会社員経験を商品化する7つの視点|当たり前のスキルが売れる商品になる理由
Last updated on 2025年12月29日 By 杉田健吾
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こんにちは、毎朝メルマガ1通で年収1000万円を稼ぐ専門家の杉田健吾です。
今日は、会社員経験をデジタル商品に変えるための、7つの発掘ツール(視点)をお渡しします。
この記事を読むことで、「何もない」と思っていたあなたの経験から、どのようにデジタル商品を作り出せばいいのか、その具体的な視点が見えてくるはずです。

今回の内容は
「やっぱり何もないなあ…」と途方に暮れる理由
どこを掘ればいいか分からない
あなたの経験を「商品」に変える7つの視点
視点①:あなたが「当たり前」にやっていること
決算書を読むスキルも
視点②:後輩やお客様によく相談されること
最高のサイン
視点③:初心者の頃のあなたが「喉から手が出るほど欲しかった」もの
過去の自分への贈り物
視点④:あなたが「お金を払って学んだ」こと
あなたのフィルターを通して
視点⑤:あなたが「失敗から学んだ」こと
血の通った価値
視点⑥:趣味や特技との「掛け合わせ」
僕の立ち位置
視点⑦:あなたの業界の「常識」(外部の人には「非常識」)
プロの裏技
パズルのように組み合わせる
完璧な一つのスキルを探す必要はない
まとめ
「やっぱり何もないなあ…」と途方に暮れる理由
デジタル商品を作ろうと思った時、多くの人がこう考えます。
「お客さんの悩みを解決する商品を作ればいいのは分かった。でも、いざ自分のキャリアを振り返ってみると、うーん、やっぱり何もないなあ…」って途方に暮れてしまう。
僕もそうでしたから、その気持ちは痛いほど分かります。
どこを掘ればいいか分からない
それはなぜか?
僕たちは、自分の経験という「宝の山」を前にして、どこを掘ればいいのか、どんな道具を使えばいいのか、全く知らないからです。
今日は、その宝の山を掘り起こすための「7つの発掘ツール(視点)」をあなたにお渡ししたいと思います。
これを使えば、「何もない」と思っていたあなたの経験が、キラキラと輝く「商品」の原石に見えてくるはずですよ。

あなたの経験を「商品」に変える7つの視点
視点①:あなたが「当たり前」にやっていること
まず、一番見つけやすいのがこれです。
あなたが、もはや呼吸をするのと同じくらい無意識に、当たり前にやっていることは何ですか?
僕の場合で言えば、まさに「ひとり社長の節税」がそうでした。
僕は当たり前に知っていて、自分では当たり前のようにやっていたけど、友人から「え〜!そんなことできるんですか?」って驚かれて、初めて「これって、当たり前じゃなかったんだ…」と気づかされました。
決算書を読むスキルも
他にも、僕にとっては、決算書を見て会社の健康状態を把握するなんて息をするようにやっていることですが、これも「決算書って何?」という方からしたら、お金を払ってでも知りたいスキルでしょうね。
(今度、本当に商品にしようかな…)
先日お会いした自動車販売業の社長さんもそうでした。
お店に初めて来られたお客さんへのヒアリングのスキルが、僕から見たら、もう神業レベルです。
「そんなことまで、そんなに上手に聞き出せるんですか…すごい…」「これじゃあ、誰でもファンになりますよ…」って。
でも、その社長さんご本人は「え? これが商品になるなんて思ってもみませんでした」と、キョトンとされていました。
あなたにも、必ずあります。自分では気づいていない「当たり前のすごいスキル」が。
視点②:後輩やお客様によく相談されること
あなたの周りにいる後輩や部下、あるいはお客様から、いつも同じような質問や相談をされていませんか?
「〇〇さん、この企画書、どうやって書いたら通りますか?」
「〇〇さんみたいに、うまくプレゼンするコツってありますか?」
僕の場合で言えば、後輩というよりは、お客様からですね。
最高のサイン
コンサルをしていると、何度も同じような質問を受けたり、同じようなポイントでみなさんつまずいたりします。
もし、あなたが頻繁に同じような相談を受けているとしたら、それは「そこに、多くの人がつまずく共通の悩みがありますよ」という、最高のサインです。
「また、この話か…」と思うそのテーマこそが、あなたの大ヒット商品の原石です。
視点③:初心者の頃のあなたが「喉から手が出るほど欲しかった」もの
今度は、過去の自分に最高のプレゼントをあげるという視点で考えてみましょう。
あなたが、今の分野の「初心者」だった頃。
もし、タイムマシンがあったら、過去の自分にどんな知識や道具を届けてあげたいですか?
過去の自分への贈り物
例えば、、、
- 断片的な情報ではなく、網羅的・体系的に学べる「教科書」があれば、遠回りしなくて済んだのに…
- 今は当たり前に使えるこのスキルを、あの頃の自分が持っていたら、もっと早く結果が出せたのに…
- 今、思い返してもイライラする、あの「非効率な作業」を一瞬で解決してくれる「便利な道具」があったら、どんなに良かったか…
そう。あなたが「初心者の時にあったらよかった」と心から思うもの。
それこそが、今まさに、過去のあなたと同じ場所で立ち尽くしている多くの初心者にとって、喉から手が出るほど欲しい商品です。
視点④:あなたが「お金を払って学んだ」こと
これは、非常に分かりやすい視点ですね。
あなたがこれまでに身銭を切って、セミナーや本、教材などで学んできたことは何ですか?
もし、あなたが「お金を払ってでも知りたい」と思ったのなら、世の中にはあなたと同じように、お金を払ってでも知りたい人が必ず、他に何人もいるということです。
あなたのフィルターを通して
そして、その学びをあなた自身の経験というフィルターを通して語ることで、それはもう、あなたの立派なオリジナル商品になります。
視点⑤:あなたが「失敗から学んだ」こと
僕のメルマガを読んでくれているあなたなら、もうお分かりですよね。
僕が起業8ヶ月で売上14,500円しか稼げなかったという、あの衝撃的な失敗談。
あれこそが、僕のビジネスのすべての原点になっています。
血の通った価値
あなたのキャリアにも、思い出したくもないような大きな失敗や恥ずかしい経験が一つや二つ、あるはずです。
でも、その「失敗から得た教訓」こそが、机上の空論ではない、血の通った、リアルな価値を生み出します。
成功体験よりも、失敗体験の方が、人の心に深く響くものです。
視点⑥:趣味や特技との「掛け合わせ」
あなたの専門分野と、一見、全く関係ないような趣味や特技を掛け合わせてみるのも面白い視点です。
例えば、「経理の知識」×「Excelマクロの特技」=『経理担当者のための、残業ゼロを実現するExcel自動化術』
「営業の経験」×「心理学の趣味」=『お客様の心を掴む、カウンセリング営業術』
というように、複数の要素を掛け合わせることで、他の誰も真似できない、あなただけの「ユニークな専門性」が生まれます。
僕の立ち位置
僕自身も、「節税」×「1人社長」×「自動化」×「AI活用」というようないくつかの要素を掛け合わせることで、今の立ち位置を築いています。
視点⑦:あなたの業界の「常識」(外部の人には「非常識」)
あなたが自分の業界では「そんなの常識だよ」と思っていること。
それ、一歩外に出たら、めちゃくちゃ面白い「業界の裏話」になる可能性があります。
僕の業界にも、話せること、話せないこと、いろいろと裏話はありすぎて、さすがに商品にはできませんが…
プロの裏技
あなたの業界の常識が、外部の人にとっては「えっ?そんなことあるの?」「え〜〜〜!そうなの〜?」ってなる話、たくさんありますよね。
例えば、飲食業界の人にとっては当たり前の「原価の考え方」や「食材の仕入れルート」の話。
これって、これから飲食店を開業したい人にとっては、お金を払ってでも知りたい情報ですよね。
美容師さんにとっては当たり前の「髪の乾かし方」や「シャンプーの選び方」。
これも、一般の人から見れば「プロの裏技」に見えたりします。
自分の常識は、他人の非常識かも?という視点で考えてみてください。
パズルのように組み合わせる
どうですか?
7つの視点であなたの経験を見つめ直してみると、「あれ? もしかして、これ…商品になるんじゃないか?」というアイデアが一つや二つ浮かんできたのではないでしょうか?
そうです。
「何もない」なんてことは絶対にない。
あなたの会社員経験は、あなたがまだ気づいていないだけで、たくさんの価値が眠る「宝の山」です。
完璧な一つのスキルを探す必要はない
大事なのは、完璧な一つのスキルを探すことではありません。
これらの視点をパズルのように組み合わせ、あなただけの「オリジナル商品」を作り上げていくこと。
そのプロセスこそが、自動化起業への楽しくて、創造的な第一歩になるはずですから。
まとめ
今日お伝えしたかった重要なポイントをまとめます。
- 「何もない」と途方に暮れるのは宝の山をどこを掘ればいいか分からないからです。 7つの発掘ツール(視点)を使えば商品の原石が見えてきます。
- 「当たり前」にやっていることこそが商品になります。 自分では気づいていない当たり前のすごいスキルが必ずあります。
- よく相談されることは共通の悩みがあるサインです。 「また、この話か…」と思うテーマこそが大ヒット商品の原石です。
- 初心者の頃に欲しかったものは今の初心者も欲しがっています。 過去の自分への最高のプレゼントを考えてみてください。
- 失敗体験は成功体験より人の心に響きます。 失敗から得た教訓こそが血の通ったリアルな価値を生み出します。
- 趣味や特技との掛け合わせでユニークな専門性が生まれます。 複数の要素をパズルのように組み合わせてオリジナル商品を作りましょう。
- 業界の常識は外部の人には非常識です。 プロの裏技として価値がある可能性があります。
もしよかったら、今日、この7つの視点の中から一番「ピン!」と来たものを一つだけ選んで、それに関連するあなたの経験を3つだけ書き出してみてください。
それが、あなたの「億単位の資産」を掘り起こすための、記念すべき最初の一掘りになるかもしれませんよ。
応援しています!
