社長も慰安旅行、行きたいよね!

Last updated on 2023年7月3日 By 杉田健吾

社長も慰安旅行に行きたくありませんか?

「でも社長や家族だけの会社って慰安旅行に行けないんじゃないの?」と思われた方、いませんか?実は、社長や家族だけの会社でも慰安旅行に行っていいんです。今回のレクチャーは「ひとり社長でも慰安旅行を福利厚生費にするポイント」について紹介します。

今回の内容は

社長ひとりでも慰安旅行は経費にできる?
法人であれば社長ひとりでも慰安旅行は福利厚生費にできる
ひとり起業家だって会社に慰安してもらう権利がある

ひとり起業家が慰安旅行を経費にするポイントを紹介!
ポイント①:国税庁が発表している基準を満たす
ポイント②:福利厚生規程の中に社員旅行を明文化しておく

まとめ

社長ひとりでも慰安旅行は経費にできる?

以前から何度か社員旅行で節税という話を書いていますが、「ひとり起業家でも会社(法人)であれば、社員旅行というか慰安旅行って行ってもいいの?」「慰安旅行って経費にできるの?」と思いますよね。

法人であれば社長ひとりでも慰安旅行は福利厚生費にできる

それがなんと、たった一人の会社でも、夫婦だけの会社でも、その会社が「法人」であれば、経費にできます!

旅行シーズンに入ると、会社で慰安旅行に行くところも多いですよね。SNSの投稿でも慰安旅行の写真がアップされたりして、「いいよな〜うちの会社も社長一人だけだけど、夫婦だけの二人の会社だけど、慰安して欲しいな」って思いますよね。

なので、そんなときはいっそのこと慰安旅行に行っちゃいましょう!「なんとなく常識的に考えて、ひとり起業家の会社で慰安旅行なんて」と正直思ってしまうかもしれませんが、これは前回のレクチャーで紹介した「良くない思い込み」です。

ひとり起業家だって会社に慰安してもらう権利がある

少し考えてみてください。ひとり起業家こそ日頃汗水垂らして、土日も関係なく働いていますよね。僕たちだって会社に慰安してもらう権利はもちろんあります。

なので、この時期はやっぱ慰安旅行に「福利厚生費」で行っちゃいましょう!せっかくなので日頃の頑張ったご褒美に、ひとり社長や夫婦で会社してる方は、この際慰安旅行を企画してみたらいかがでしょうか?あなたが日頃の奥さんや旦那さんへの感謝を込めて「二人で旅行に行かないか?」とびっくりさせてあげるのも素敵な慰安になりますよ。

ひとり起業家が慰安旅行を経費にするポイントを紹介!

しかし、何も対策を行わずに好き勝手に旅行をしていいわけではありません。「私的な旅行ですよね?」と税務調査官につっこまれてしまう可能性があります。そこで、ひとり起業家が慰安旅行を経費にするために意識してほしい2つのポイントを紹介します。

ポイント①:国税庁が発表している基準を満たす

大企業や中小企業で認められている基準に該当すれば、それがたとえ一人の会社であっても夫婦二人だけの会社であっても、遠慮する必要はありません。基準というのは次にあげるものです。

・旅行の期間が4泊5日以内であること(海外旅行は外国での滞在日数)

・社員の半分以上が参加すること

・会社負担の金額は一人おおむね10万円程度

4泊5日で、ひとり予算が10万円程度なら、かなりのところに行けますよね。しかも、社員の半数以上って1人しかいないし100%ですよね(笑)予算のおおむね10万円程度って話も、実は法律で明確に決められているわけではないんですね。なので、以前は20万円程度でもOKのときもありました。あくまでケースバイケースです。

あまりに常識を逸脱した派手な旅行でない限り(一般的な社員旅行程度なら)、一人あたり10万円をちょっとぐらい超えたとしても「即ダメ」というわけではありません。

ポイント②:福利厚生規程の中に社員旅行を明文化しておく

絶対条件ではありませんが、できることなら社長ひとりや夫婦だけの会社は、「福利厚生規程」の中に社員旅行について、明文化しておきましょう。

より経費に認められやすくなります。

まとめ

今回のレクチャーでは、「ひとり社長でも慰安旅行を福利厚生費にするポイント」を紹介しました。今回のポイントは次の3つです。

・ひとり社長でも会社に慰安してもらう権利はある

・国税庁が発表している3つの基準を満たす

・福利厚生規程の中に社員旅行について明文化しておくとなおよし

このレクチャーを参考にして、今年の旅行シーズンはぜひ慰安旅行に出かけてくださいね。