あなたが税理士に相談できないわけは?
Last updated on 2023年8月29日 By 杉田健吾
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僕のところに相談に来ていただく方がよくおっしゃることがあります。それが「税理士さんに相談できない」もしくは「あまり税理士さんには聞きたくない」というものです。
今回のレクチャーでは、なぜ税理士さんには相談しにくいのかについてお話しします。
なぜ税理士に相談できないの?
「税理士さんに相談できない」という言葉を聞いた最初の頃は、「???なんで?」と思っていました。いつの間に税理士さんってそんなに遠い存在になってしまったのだろうと思っていたのですが、話をきいてみると理由があるようでした。
税理士の仕事とは?
税理士さんの仕事とは、主に次の3つです。
①税金の計算を正しくする
②申告書などの書類を作成する
③顧客の税務相談にのる
3番目の「顧客の税務相談にのる」というのも税理士さんの重要なお仕事なのですが、最近では経理代行が主な仕事になっている、という税理士さんが多いみたいです。つまり、月々の領収書等の入力をやっていくら、みたいな契約になっているパターンで、だいたい月の顧問料の相場は2万〜3万円のようです。
税理士さんに会う機会がない
毎月溜まった領収書を送って終わり、つまり顔を合わせる機会もないし、電話で話すこともない、下手したら1年に1回も会わないかもみたいな感じなんですね。中には税理士事務所の職員さんと話す機会はあっても、代表の税理士さんとは話したこともない、なんて方もいます。
これどう思います?こりゃ〜相談できんよなあ〜って思いませんか?
相談するには関係性が大事!
僕が相談する側の立場だったら、ほとんど会話もしたことがない税理士さんにはやっぱり相談しにくいし、しかも経営やお金の話ってそんな薄い関係の人に話しにくいです。だから「相談できない」とか「相談しにくい」となってしまってるのだなと感じましたね。
税理士さんに相談しにいくのも無理はない
税理士さんもあまり深く入らないように広く浅くたくさんと契約するという経営方針を、あえてやっているのだからそれは仕方ないのかもしれません。
だって、領収書の入力や決算書や申告書の作成等を、何十社も何百社もやらなければならないとなれば、忙しいし、いちいち個別の相談を受けていられなくてもおかしくありません。それはそれで分かります。
ひとり起業家は分からないことだらけ
でも、ひとり起業家の方って右も左も分からないことだらけで、本当は誰かに相談したいことがいっぱいありますよね。税金のことやお金のこと賢い経理の仕方などの実務的なことから、今後の事業展開やそのための準備など、または今後会社をどのようにしていくのがいいのかなど、結構深い経営の相談まで、話したいこと、相談したいこと、知りたいことはいっぱいあります。
誰にも聞けなくて不安ながら、自分で見よう見まねでやっているのではないでしょうか。本当にこれでいいのかな?もっといい方法があるのではないか?と日々悩んでいるのではないでしょうか。
この状態は結構不安でしんどいと思います。税理士さんもっと助けてあげてよと言いたくなりますが、それも無理なんだと思います。結局これって人間関係ですもんね。
経営者は相談したい
なので、僕みたいな存在が必要とされているのだな〜と思いました。ありがたい話です。
僕は人と話すのが好きです。いろんな相談を聞きたい方です。もちろん相談をいただいても、できることとできないことはありますが、でも一緒に考えることが好きです。
ほとんどの経営者の方って、二人でいろいろと話しているうちに、ご自分で答えを見つけられたり、何かに気付いたりして解決してしまうのですね。なので、僕は何していたのかというと、話を聞いていただけ…みたいなこともあります。
でも、自分が応援したい人の話って聞きたいですよね。なので、僕はこれからもみなさんのお話を聞きたいですね!
たくさんのノウハウを紹介しています
今回のレクチャーでは、なぜ税理士さんに相談しにくいのかについて話しました。もちろん税理士さんと相談しやすい関係作りをすることも大切ですが、税理士さん以外にも相談に乗ってくれる人はいます。その中の一人が僕です。
僕はひとり起業家のタメになる節税方法やお金の使い方をたくさん知っています。こうやってレクチャーでノウハウを紹介していますので、ぜひ他のレクチャーも読んでみてくださいね。