税理士さんとの付き合い方、、、税理士さんと意見が合わないんだけど、、、税理士さんにダメと言われました、、、

Last updated on 2023年9月14日 By 杉田健吾

僕のレクチャーを熟読してくださってる方は、だんだんと節税脳が鍛えられていきます。その結果、今までは税理士さんに丸投げだった状態から、だんだんと「えっ?なんでこれが経費にならないの?」と税理士さんに意見したくなってくることが増えてきます。

そこで今回のレクチャーでは、税理士さんと意見が合わなくなってきたときの対処法を紹介します。

今回の内容は

税理士さんと意見が合わない…
税金の世界が見えてきている
税理士さんにも理由がある

税理士さんと意見が合わないときの対処法

もし税務調査で否認されたらどうなるの?
最終判断は社長のあなたがするべき

価値観の合う税理士さんと巡り合えるかが大事

税理士さんと意見が合わない…

税理士さんと意見が合わなくなってきた…、実はとてもいい傾向です。あなたの節税脳のレベルが上がった証拠なんです。

税金の世界が見えてきている

今まであなたには見えていなかった税金の世界、会計の世界が、少しずつ見えてきているということなんですね。税金の世界、会計の世界がだんだんと見えてくると税理士さんと衝突する場面が増えてきます。

「社長、この領収書は経費にはなりませんよ」「社長、このような旅行は経費にはできませんよ」「社長、このような一人で行ったカフェ代は経費になりませんよ」などなど、「えっ?マジ?」という状況が増えてきてしまうんですね。

税理士さんにも理由がある

意見が衝突するのは節税脳が鍛えられているいい傾向とはいえ、税理士さんと意見が食い違うのは良い気持ちはしませんよね。しかし、税理士さんもあなたに嫌がらせをしようとして、「あれもダメ、これもダメ」と言っている訳ではないんです。

税理士さんも税務署から叱られるのが嫌なんです。税理士さんもあなたの会社に税務調査がきたときに、調査官から「あれもダメ、これもダメ」と言われるのが嫌なんです。自分がOKした経費について後からいろいろ指摘されるのって普通に考えたら嫌ですよね。

税理士さんと意見が合わないときの対処法

「税理士さんの意見に賛同できない場合、どうしたらいいでしょうか」というお悩みをよくクライアントさんからいただきます。そのお悩みの解決策を紹介しますね。

もし税務調査で否認されたらどうなるの?

もし税務調査で経費が否認された場合、過少申告加算税や延滞税といった、追加の税金が発生します。追加の税金を支払うのは社長なので、「税理士さんがOKって言ったじゃないですか」と税理士さんを責めてしまう社長さんもいるんです。

自分の責任にされて、あとから責められるくらいなら、はじめから厳しく見て、グレーは認めないとする税理士さんの気持ちもなんとなく分かりますよね。クライアントさんとの関係を壊したくないあまり、必要以上に厳しくならざるを得ない税理士さんがいるのも事実です。

最終判断は社長のあなたがするべき

このような状況になったときは、チャンスと思って、税理士さんとちゃんと話し合ってみてください。さらに節税脳を鍛えることだってできます。

「なぜこれが経費にならないのか?」「税理士さんはなぜダメと言っているのか?」「OKにする余地はないのか?」せっかくなのでいろいろと意見して学んでみてくださいね。

その上で税理士さんの言ってることが納得できたのであれば、それに従えばいいです。しかし、どうしても納得がいかず自分の意見を通したいときは、その旨をちゃんと説明し、「社長の自己責任でやる!」と結論を出せばいいですからね。だってあなたの会社ですからね。最終判断は社長であるあなたがすればいいんです。

税理士さんには「今回は私のこの判断で行くのでよろしく」と言えばOKです。

価値観の合う税理士さんと巡り合えるかが大事

今回のレクチャーでは、税理士さんと意見が合わなくなってきたときの対処法を紹介しました。今回のポイントは次の3つです。

・税理士さんと意見が合わなくなってきたのは節税脳が鍛えられているいい傾向

・まず税理士さんがなぜ経費にできないと言っているのか理由を探ろう

・税理士さんの意見に賛同できないときは、最終判断は社長の自己責任で行おう

それでもやはり税理士さんと意見が食い違うのはモヤモヤしますから、意見の合う相性のいい税理士さんと巡り合えるといいですね。税理士さんとの相性は、最終的にはお互いの価値観が合うか合わないかです。なので、できることなら一緒に学べる税理士さんや社長のチャレンジを受け入れてくれてサポートしてくれる税理士さんをみつけてくださいね。