住宅規程でがっぽり節税!社長はなぜタワマンに住むのかがわかる
Last updated on 2023年2月14日 By 杉田健吾
–
みなさん、税金対策は進んでいますか?
以前の記事で、「社長のボーナスを活用して社会保険をドカンと節税」というお話をしました。これを「知っているか知っていないか」「やっているかやっていないか」だけで、こんなに差がつくんだ!ということを理解していただけたのではないでしょうか。
そして今回からは、いよいよ「住宅規程でがっぽり節税」についての紹介です。その序章として、今回は住宅規程の概要について紹介します。
旅費規程の次にできる節税術
本サイトでは旅費規程による節税方法を、手を変え品を変え紹介してきました。みなさんの中には、旅費規程についてある程度マスターしたという方も多いでしょう。そして、旅費規程をマスターしたら、もっと節税したくなったのではないでしょうか。
そんな方が次にマスターしてほしいのが「住宅規程」です。それではなぜ、住宅規程をマスターすると良いのか紹介していきます。
自宅の家賃は経費にできる?
最近、またまた僕の周りでよくこんな話が出てくるんです。それが、「今度、自宅を借りようと思うのですがこれって経費にできますか?」というもの。これはあるあるなんですよね。
旅費規程を自分の会社に導入して出張での節税を覚えると、今度は生活費の大部分を占める住宅をなんとかしたいって思うんですよね。このようにどんどん節税したいと思う気持ちが芽生えることは、とてもいい傾向ですね。どんどん節税脳が鍛えられてきた証拠ですからね。
節税の基本をおさらい
新しい節税について考えているときに思い出してほしいのが「節税の基本」です。みなさんは節税の基本ってなんだったか覚えていますか?忘れてしまった方のために、もう一度紹介します。「節税の基本」は以下の通りです。
「自分の生活の大部分の支出を、税金を払う前に先に(経費として)使えるように、会社(法人)を賢く活用する」
つまり会社を所有する人のお金の流れは、以下のようになるよという話でしたね。
1、稼ぐ
2、お金を使う(経費として)
3、最後に税金を払う
旅費規程の次は住宅規程にチャレンジ
節税の基本でお金の流れをしっかりと作ることができると、とても短時間でお金が残せるようになるんです。そして、この流れの2番の「お金を使う(経費として)」の部分に、「旅費規程」や「住宅規程」等の各種規程を賢く使っていくんですよね。そうすると「自分の生活の大部分の支出を、税金を払う前に経費として先に使えるようになる」って話でしたね。
ということで、旅費規程をマスターした方は、次は「住宅規程」を賢く使って自宅の家賃の経費化にチャレンジしていただきたいと思っています。
住宅規程の効果と利用例
住宅規程がどれほどすごい規程なのか理解していただくために、簡単な試算と利用例を紹介します。
自宅を社宅にして95%を経費に
住宅規程で節税できる例の一つが、あなたの住む賃貸マンションを社宅化してしまう方法です。そうすることで、自分の会社に家賃を負担させてしまおうぜ!っていうことですね。このように自宅を社宅化してしまうことで、自宅家賃の約90%が経費化できます。
ちなみに、以前家賃18万円の物件について、住宅規程を取り入れ社宅とした場合の家賃を
計算してみたら、以下の通りになりました。
負担額 | 割合 | ||
会社負担 | 170,510円 | 94.7% | ←この部分が経費になる |
個人負担 | 9,490円 | 5.3% | ←この部分は自己負担 |
合計 | 180,000円 | 100% |
この例だと、なんと個人負担は「たったの5%!!!」で済んでしまうんです。つまり、自宅家賃の95%が経費化できることになります。どうですか?この額を毎月経費にできたら、かなり大きいですよね。もし、この住宅規程がうまく活用できたら、生活がすごく楽になると思いませんか?
社宅化は社長個人の節税にも役立つ
実は社長の自宅を社宅化するメリットは経費にできることだけでは無いんです。社長の自宅の家賃を経費化できるとどうなるかというと、実は社長の役員報酬ってそんなにもらわなくても大丈夫になるってことなんです。
いまいちピンと来ていませんか?もう少し詳しく説明しますね。自宅の家賃の大半を会社が負担してくれるのであれば、家賃分って会社から給料としてもらっていることと同じですよね。だから、役員報酬が家賃分少なくなっても、社長個人の手許に残るお金は変わらないんです。
逆に、自宅の家賃を社長個人が自分で払おうと思ったら、会社からの給料を家賃分以上は支給しないといけないですよね。そうなると、社長の給料が大幅に増えるので、社長個人の所得税も社会保険もドカンと上がるって話ですからね。
このように、自宅を社宅にすると家賃が経費にできるだけではなく、社長個人の税金や社会保険の削減にも役立つんです。
お金持ちがタワマンに住む理由
このように税金等でがっぽり持っていかれることを避けるために、お金持ちは都内のタワーマンションを会社で借りて社宅にして、そこに社長が住んでいるってわけなんですね。そうすれば、ほぼ全額が会社の経費になるんだから。そして、住んでいるマンションが飽きてきたら、どうせ賃貸なのだから次をまた会社で借りればいいとなるのですね。
つまりお金持ちはこんなことを考えて、タワーマンションを借りているんです。
1.会社にどんどん利益が出ていて、このままだと税金等でがっぽり持っていかれる
2.しかし役員報酬をこれ以上高くしたら、所得税や社会保険でがっぽり持っていかれる
3.ならばちょっと家賃が高くても都内のちょっといいタワマンでも借りて経費で落とした方がええやん!
このようにちょっと高い家賃を出してでも、タワマンに住みたいと思うお金持ちがいるわけですね。
住宅規程の利用は計画的に!
お金持ちがタワマンに住んで節税する気持ち、めっちゃわかりますよね。税金と社会保険って、やっぱりアホほど高いですもんね。ということで、旅費規程を攻略したら、次はやっぱり「住宅規程!!!」を賢く活用したいですよね。
でも、住宅規程を利用するためには、いろいろと条件をクリアしないといけないので、そこは早くから戦略を練って計画的にやりましょうね。ということで、「住宅規程でがっぽり節税!」したいって方は本記事からしばらくの間「住宅規程で節税特集!」をやりますので、ぜひこのサイトを熟読してくださいね。
これから住宅規程を理解していきましょう
今回は、住宅規程の概要を説明してきました。住宅規程のすごさをなんとなくわかっていただけたでしょうか。
最初の話に戻りますが、税金の世界って、ほんとに「知っているか知っていないか」「やっているかやっていないか」だけでこんなに大きな差がつくんですよね。だからこそ、節税脳を鍛えて、ここをしっかり守ることがめっちゃ大切です。
ということで、せっかく興味を持っていただいた税の世界について、ぜひこのサイトでその理解をさらに深めていただけたらと思います。そして、社長の手許にお金がどんどん貯まり出す経営にぜひチャレンジしてみませんか?手許にお金を貯めるために、今学ぶことへの投資はとっても有意義だと思いますよ。
もし、今日の私からのメッセージにあなたがピピッと来たのなら、ぜひこの機会にチャレンジしてみませんか?
次の記事からしばらくは住宅規程特集が続きます!お楽しみに〜。