どうせ海外旅行に行くのなら出張で！旅行を出張にする体裁の整え方
Last updated on 2023年1月27日 By 杉田健吾
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前回は、海外旅行を経費にしたいなら、「ご利用は計画的に！」という話をしました。
その記事のなかで、旅行のブログで収入を得ている人の話をしましたが、みなさんの中には、旅行が直接収益と結びつかない人も多いでしょう。そんなひとり起業家は、旅行を出張にできないのかというと、そうではありません。
大企業や役所では、当たり前のように旅行を絡めながら出張ができるように、体裁を整えています。そこで今回は、大手企業や役所がやっている出張旅費を経費にする方法について紹介します。真似をすれば、ひとり起業家でも旅行を出張にすることができますよ。
今回の内容は
出張旅費を経費にする体裁の整え方
役所で出張をする場合、出張計画書を作成
出張計画書に基づいて出張命令を出す
大手企業がやっていることをひとり起業家でも
大手がやっている旅行先への出張
ひとり起業家の旅行も出張に
出張するなら出張旅費規程を活用！
出張旅費を経費にする体裁の整え方
前回の記事で、海外旅行の旅費を経費にしたいなら、その海外に行かなければ仕事の目的が果たせないという理由を作る必要がある。という話をしました。実は、大手企業や役所では当たり前のように、この体裁を整えています。どういうことか、見ていきましょう。
役所で出張をする場合、出張計画書を作成
たとえば役所で、遠方に出張する場合をみてみましょう。
東京勤務の人が大阪に出張するようなケースでは、東京の管轄外に出張することになります。これを、管外出張と言います。管外出張する場合には、「出張計画書」というものを出張する本人が作成します。そして、出張計画書には以下のような項目を記載します。
- 出張先（どこに出張するのか）
- 出張理由（なぜそこに出張する必要があるのか？）
- 出張メンバー（だれと出張するのか）
- 出張予算（どのくらいの予算が必要か）
- 出張日程（いつから何日くらい出張するのか）
- などなど
これらの項目を記載したあと、上司に提出し会社に申請することによって、出張許可をもらうことになります。
出張計画書に基づいて出張命令を出す
出張計画書を受け取った会社側は、出張計画書の申請に基づいて、その社員に出張許可を与え、出張命令を出すという流れになります。つまり、「社員の君たちが計画したこの出張を、会社側でも仕事上必要なものだと認めます。だから、社員の君たちはそこに出張して、ちゃんと仕事して来なさいよ」という命令が出るのですね。
このように、出張計画書から出張許可、出張命令を経て、出張旅費が会社で経費になる体裁は整ったことになります。そして、このような手順を踏むことで、この出張を計画した社員は、大手を振って会社の経費で出張に行くことができるようになります。
大手企業がやっていることをひとり起業家でも
体裁が整っていれば、少しくらい観光が入っていても出張旅費を経費にすることができます。
大手がやっている旅行先への出張
旅費を会社の経費にできるなら、当然賢い社員であれば、すでに出張計画の段階で、この出張に自分の行きたい場所や観光したいところを見事に絡めていますよね。もっとすごい切れ者社員なら、自分の行きたいところに行けるように出張計画を作り上げています。そして、会社の経費を使って、日本全国どころか海外まで出張していますよね。
このようなことは、大手企業や大きな組織では当然のようにやっています。というか、これができるのが、大手企業のメリットの一つでもありますよね。
ひとり起業家の旅行も出張に
大手企業や役所では当たり前のようにやっている出張と旅行を絡める手法。これと同じことを、ひとり起業家の会社でもやりたいと思いませんか？しかも、大手企業や役所より、もっと簡単にできるとしたらどうですか？やってみたくないですか？
たとえば、夫婦2人が役員の会社で「夫婦で海外旅行に行きたいなあ」と考えているとします。そんなときは、どうせならその旅行を出張にしてしまいましょうよ。出張にすれば、旅費を経費として計上できる以外にもたくさんのメリットがあります。詳細については、次回以降をお楽しみに。
出張するなら出張旅費規程を活用！
今回は、大手企業や役所がやっている出張旅費を経費にする方法について紹介してきました。大手企業のように体裁を整えれば、大手企業に関わらず、ひとり起業家でも旅行を出張にすることが可能です。しかも、大手企業より簡単に。
そして、法人であるならば、出張をする時に「出張旅費規程！！！」を活用しましょう。こんな時に、出張旅費規程はものすごい効果を発揮します。もちろん国内出張でも効果を発揮しますが、海外出張ならさらにその効果が大きくなっていきます。
だから、僕はWebセミナーの中でも海外旅行好きなら、出張旅費規程の導入をなおさらやるべきだ！って言っているのです。なぜ海外旅行だと効果が大きくなるのかは、次回以降のお楽しみに。ではでは、今日はこの辺で。また次回お会いしましょう。
