家族へのクリスマスプレゼントはボーナスで?

Last updated on 2023年4月10日 By 杉田健吾

今年もなんとかうちの会社も社員にボーナスが出せそうです。「えっ?ボーナス出すってオタクの会社、社員いたの?」って言われそうですが、ちゃんと社員がいますよ。母が役員で、妻と三女が社員です。なので、この3人にクリスマスにボーナスを出します。ついでに、長女と次女と父にも、少しだけおこづかいを渡します。

「えっ?3人にボーナスってお母さんは役員でしょ?役員にボーナスって簡単に出せないでしょ?しかも子どもたちのおこづかいも会社から渡せるの?」と頭にハテナがいっぱい浮かんだ方、今回のレクチャーは必見です。

今回は、法人(会社)を活用し、社員(家族)にボーナスを渡して喜んでもらう方法についてレクチャーします。

今回の内容は

ボーナスってそんな簡単に出せるの?
そもそも役員にボーナスって出せるの?
家族従業員にボーナスって出せるの?
従業員じゃない家族にボーナスって出せるの?

経費貯金でボーナスが出せちゃう?
経費貯金のおかげでボーナスを家族に出せる
経費貯金ってなに?
経費貯金は僕のポケットマネーと同じ

まとめ

ボーナスってそんな簡単に出せるの?

「クリスマスにボーナス」って素敵な響きですよね。クリスマスにボーナスを渡して家族の喜ぶ顔がみれたら嬉しいです。しかし、「会社から家族にボーナスなんてだせるの?」と疑問に思われる方もいらっしゃいますよね。

会社から家族にボーナスは普通は渡せませんが、僕の会社ではボーナスを渡せるように、あるテクニックを使っているんです。テクニックの詳しいことはあとから紹介するとして、ボーナスについて軽くおさらいをしておきましょう。

そもそも役員にボーナスって出せるの?

僕の会社では、母を役員にしています。役員にボーナスが出せることを知らない人も結構いらっしゃるんですが、実はきちんと手続きさえすれば、役員にだってボーナスを出すことができます。

必要な手続きとは、税務署に「事前確定届出給与」という届出を提出することです。「事前確定届出給与」を提出すれば、細かい決まりはありますが、役員にも賞与を支給することが可能です。「事前確定届出給与」の詳細については、こちらのレクチャーで紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

家族従業員にボーナスって出せるの?

僕の会社では、妻と三女が社員として働いてくれています。たとえ社長の家族だったとしても、立場としては一般の従業員と変わらないので、もちろんボーナスを出すことができます。

役員にボーナスを支給するときと違い、税務署に届出を提出する必要はありません。

従業員じゃない家族にボーナスって出せるの?

冒頭で、従業員ではない長女と次女と父にも少しだけおこづかいを渡す、といいました。この3人にはボーナスでなくおこづかいを出す、と言っていることから分かるように、従業員ではない家族にはボーナスを出すことはできません。

しかし、僕の会社ではボーナスでないとしてもおこづかいをだせるように、前もって準備をしているんです。

経費貯金でボーナスが出せちゃう?

僕の会社では、ボーナスを家族に渡せるように「経費貯金」というテクニックを使っています。経費貯金だなんて言葉、聞いたことないですよね。このレクチャーをしっかり読んで、経費貯金をしっかり活用してほしいと思います。

経費貯金のおかげでボーナスを家族に出せる

僕の会社の場合、今回の3人に対するボーナスもそれ以外の子どもたちや父に対するおこづかいも、「賞与」として会社から出したのではありません。役員ではない妻と三女はうちの会社の社員なので出そうと思えば出せます。

しかし、賞与を出してしまうと年末調整とか源泉徴収票とか面倒な処理をしないといけないので、今回は賞与とか給料とかではなく、僕が今まで経費で貯金してきた中から出しました。

経費貯金ってなに?

「なんですか?その経費で貯金って?」と思われたあなた、このレクチャーを読んでいるなら、少し思い出してみてください。

僕の場合、毎月毎月仕事で東京と関西を行ったり来たりしたり、その他いろんな地域を仕事でウロウロしたりするので、出張がやたら多いんです。しかも、東京にはかなりの日数滞在するので、正直言うと「出張旅費」として僕が会社からもらえるお金がどんどん貯まるんですね。

しかも、僕の場合「お金を使う」といっても、ほとんどが経費として会社のお金を使っているので、出張したことでもらえる出張旅費は毎月毎月会社から全額もらわないことにしています。もらうとしても実費相当程度なので、実費以外にもらえるお金についてはそのほとんどを会社に残したままにしてます。

つまり、会社に経費貯金してるってことなんですね。その経費貯金がかなり会社に貯まっていたので、それをそろそろ会社から返してもらわないといけないなと思い、今回12月にドカンと返してもらいました。

経費貯金は僕のポケットマネーと同じ

この会社から返してもらったお金の中から、妻や母、子どもたちと父へのボーナスを渡しました。要は僕のポケットマネーの中から全員におこづかいを渡しているのと同じことなので、賞与でも給料でもありません。つまり、もらった家族は税金を払わなくていいということです。安心ですね。

やっぱり人ってまとまったお金がもらえると嬉しいので、また頑張ろうって思えますよね。こんなことも計画的に経費貯金しておけば可能になります。法人っていろいろとデザインできるのでいいですよね。

まとめ

今回のレクチャーでは、家族にボーナスを出す方法を紹介しました。今回のポイントは次の3つです。

・役員や家族従業員にはボーナスをだすことができる

・経費貯金を上手に活用すれば、家族の喜ぶ顔がみれる

・経費貯金を上手に活用すれば、もらった家族はボーナスに対する税金を払わなくていい

ということで、あなたも来年は法人を作って、いろいろと経費貯金したり、デザインしてみませんか?

ちなみに僕のボーナスは、あえて法人の経費にしたかったので社長のボーナスの活用で社保を賢く抑えながらしっかりとクリスマスプレゼントとしていただきました。そんな社長のボーナスを活用した「節税&社保の節約の仕方」をまだ知らないって方は、ぜひ、こちらの動画をご覧ください!