社長にボーナスを出す方法とは?メリットも紹介!

Last updated on 2023年4月11日 By 杉田健吾

社長であるあなたもボーナス欲しいですよね?知らない人が多いのですが、実は社長にもボーナスを出していいんです。

今回のレクチャーでは、「ボーナス出してみたいけど、どうやったらボーナスって出せるの?社長のボーナスを出すメリットって?」という疑問にお答えします。

今回の内容は

社長にもボーナスを出せるって本当?
計画的にやれば社長にもボーナスが出せる
意外と社長にボーナスを出せることを知らない人が多い

社長にボーナスを出す本当の理由とは?
ボーナスで賢く社会保険料が抑えられる
お金や税の話が集まる場所に身を置いていますか?

まとめ

社長にもボーナスを出せるって本当?

ある飲み会の席で、とある起業家の方から「先ほど杉田さんと〇〇さんがお話ししてた賞与がどうのこうの?ってお話、あれって社長にもボーナス(賞与)が出せるってことですか?」と聞かれました。はい、もちろん社長にもボーナスが出せます。しかし、注意点があるので気を付けましょうね。

計画的にやれば社長にもボーナスが出せる

社長にもボーナスをだすことができます。ただし、ちゃんと計画的にやりさえすればです!

計画的というのは、少し面倒くさいですが次の手順を踏みます。

①ボーナスの額と支給日を決める

②税務署に「事前確定届出給与」の届出を提出する

③事前に決めた支給日に、事前に決めたボーナスの額を1円の間違いもなく支払う

この手順を守ることで、社長のボーナスを経費にすることができるんです。詳しくはこちらの記事で紹介していますので、気になる方は読んでみてくださいね。

意外と社長にボーナスを出せることを知らない人が多い

意外と社長にボーナスを出せることを知らない人が多いんですよ。冒頭で紹介したとある起業家の方も「そんな話初めて聞きました」とおっしゃっていました。何年も社長をされているようですが、そんなこと誰も言ってくれなかった、税理士さんも教えてくれないと嘆いていました。

確かにこんな話はなかなか誰もしてくれないですね。税理士さんもそんなこと教えたら、自分の仕事が増えるだけですからね。出来るだけ社長には知って欲しくないって思っているはず…笑

社長にボーナスを出す本当の理由とは?

ところで社長にボーナスを出す理由ってなんだと思いますか?「『事前確定届出給与』の届出なんて面倒くさいもの提出して、1円でも間違えれば経費にならないものをするくらいなら、初めから月給で支給すればいいんじゃないの?」と思った方、いらっしゃるかと思います。

ボーナスで賢く社会保険料が抑えられる

もちろんボーナスがもらえたら嬉しいですし、もっと仕事頑張ろう!という気にもなれます。しかし、本当の理由は「社会保険料対策」です。実は社長にボーナスを出すことで、社会保険料が抑えられるんですよ。

賞与でドカーンと出して月々の給料ははちょこっとで抑えると、賢く社会保険料を節約できます。なんでそんなことができるかのカラクリはこちらの記事で紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。

お金や税の話が集まる場所に身を置いていますか?

やはり冒頭で紹介したとある起業家さんも、ボーナスで社会保険料が抑えられることを知りませんでした。

余談ですが、社会保険に加入しているのか聞いてみたのですが、会社を作ってもう何年にもなるんですがいまだに入ってませんって、年金事務所から何度も通知が送られてきてますがそ〜っとしてます、っておっしゃっていました。なかなかのツワモノですよね。社会保険に加入してないなら社長の賞与はまだ考えなくてもいいですね。ということで、とある起業家との話は終わったのですが、僕は「世の社長ってかなり情報が不足しているんだな〜」ってつくづく思いました。

特に税金とかお金のことは、情報が集まる場所に身を置いてないと、なかなか得られないんですよね。だからこそ、みんなその情報を得るために、いろんなところに顔を出したり、お金使ったりしているんですね。

そこの社長さん。あなたはお金や税の情報がちゃんと入ってくる場所に身を置いてますか?そこにちゃんと自己投資してますか?経営の守りの部分にちゃんと目を向けてますか?

まとめ

今回のレクチャーでは、社長のボーナスの出し方やメリットを紹介しました。今回のポイントは次の3つです。

・社長にボーナスを出すときは「事前確定届出給与」の届出を出す必要がある

・社長のボーナスを出すメリットは社会保険料を抑えられること

・積極的に税金やお金の情報が集まる場所に身を置かないと、気が付いたらお金がなくなっている

今の時代は積極的に守る時代です。なので、稼ぐことも大事ですが積極的に守ることも、ぜひチャレンジしてみてくださいね。