【法人(会社)設立のメリット】2つの財布を持つと、経費の幅が広がる

Last updated on 2022年11月28日 By 杉田健吾

前回の記事で、「あなたのまわりにいる社長がやたらと金回りのいい理由は財布を2つ持っているからだ」「法人(会社)を設立すると財布を2つ手に入れることができる」という話をしたことを覚えていますか?2つの財布の正体が気になる方、たくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか?

今回の記事では、元国税で現在はひとり起業家(ひとり社長)専門のお金と税のコンサルタントである僕が、2つの財布を持つことによって得られる効果を解説します。

賢く節税をしたいひとり起業家は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

今回の内容は

2つの財布とは、あなた個人の財布と会社の財布のこと

「会社の財布」にだけ認められた権限
法人だけが活用できる各種規程がある
法人の接待交際費の範囲はびっくりするほど広い
法人(会社)設立をすれば、経費の幅が一気に広がる
個人事業主のときには経費にできなかったものが経費にできる

知識を賢く活用すれば、自由に使えるお金が一気に増える
節税脳を鍛えよう!
まとめ

2つの財布とは、あなた個人の財布と会社の財布のこと

2つの財布」っていったい何なのでしょうか。

前回の記事では、2つの財布について簡単にさらっと説明しましたね。

自分の会社を持つと、「あなた個人の財布」のほかに「会社の財布」が増えて、会社の財布から飲み代、ホテル代やゴルフ代などを支払うことができるとお伝えしました。

「会社の財布」にだけ認められた権限

実はひとり起業家が自分の会社(法人)を持つと、あら不思議。自分とはまったく別人格の「もう一人の自分」を作り出すことができるんです。

分かりやすくするために、「もう一人の自分」のことを「法人くん」と呼ぶことにしましょう。この法人くん、実はめっちゃたくさんの経費を使う権限が与えられているんです。

要するに「経費の予算の枠」をめっちゃたくさん持っているんです!

だからひとり起業家のあなたが、法人くんを持つとどうなるかというと…。

・あなたが”法人くん”として、会社の経費を思いっきり自由に使えるようになる

・あなた個人の財布とは別に、法人くんとしての大きな財布を手に入れることになる

ということですね。

 

法人だけが活用できる各種規程がある

このブログで繰り返しお伝えしていますが、法人くんには個人事業主には認められていない

さまざまな経費が特別に認められていましたよね。

次のような規程を作成することで、あなたの自由になるお金がぐんと広がるんです。

・旅費規程

・住宅規程

・福利厚生規程 など

「意味が分からないんですが…」という方のために、導入するメリットが1番大きい旅費規程を少し掘り下げて説明しますね。

ひとり起業家のあなたが出張に行ったときに、経費にできるものって何があると思いますか?

・現地へ向かうための新幹線や飛行機代などの交通費

・ホテル代などの宿泊費

・現地で受けたセミナーなどの研修費

こんなもんでしょうか。

しかし、これが法人にだけ認められた「旅費規程」を作成すると、こんなものまで経費になっちゃうんです。

・誰も税金が課されない日当

・出張先で食べた食事代

法人くん、どんどん気になってきませんか?

法人の接待交際費の範囲はびっくりするほど広い

法人にだけ認められた各種規程の活用の他に、使い勝手がいいのは「接待交際費」です。接待交際費の範囲の広さといったら、もうね、びっくりして、思わず「どんだけ〜」と叫んでしまうってやつでしたね(笑)

考えようによっては「法人の接待交際費ってほぼたいがいのことは経費にできるんじゃないの?」ってほどです。個人事業主に認められる経費ってかなり限定的なんです。明らかに売上を上げるために必要な支払いでないと、経費にできないんですよね。

詳しくは、「ひとり飯は経費にできる?個人事業主が経費にできる条件とは?」で解説をしていますので、こちらも読んでみてくださいね。

 

法人(会社)設立をすれば、経費の幅が一気に広がる

ひとり起業家のあなたが「法人くん」というとても便利な器を持つことによって、得られる効果を紹介します。

ちなみに、僕は法人のことを「便利な器」と呼んでいますよ。 

個人事業主のときには経費にできなかったものが経費にできる

個人事業主のときには経費にできなかったようなさまざまな支出が、法人では経費で賄えるようになります。

個人事業主の「おひとり様行動」は基本的には経費にはできませんが、法人くんでかつ理由あれば「ひとりカフェ」や「ひとりご飯」だって経費になるんです。

 

知識を賢く活用すれば、自由に使えるお金が一気に増える

僕が1番伝えたかったことは、法人だけに認められた権限などの知識を賢く活用すれば、経費として自由に使えるお金が一気に増える!!!ということです。

たったひとりの会社や夫婦だけの会社なのに、めっちゃお金持ってるなあ〜という方たちは、法人だけに認められた権限をフル活用してるんですね。

ぜひひとり起業家のあなたも「法人くん」となって、知識を賢く活用して、お得を実感してほしいです。

節税脳を鍛えよう!

法人くんの財布を持つと、経費の範囲がドカ〜んと広がり、会社の経費を思いっきり自由に使えるようになるんでしたよね。法人くん、とても魅力的です。

「僕も、私も、法人くんを手に入れたい!」と思ってくれたら、即行動に移してほしいんです。ただ、法人くんをちゃんと理解していないと、間違った使い方をしてしまうと、うまくいかないですよ。

だから、法人くんを持つ前に「節税脳」を鍛えましょう

僕はひとり起業家の「節税脳」を鍛えるお手伝いをしていますので、鍛え方を知りたい方はおっしゃってくださいね。

 

まとめ

今回の記事では、法人(会社)設立をすることで、経費の幅がぐんと広がり、自由に使えるお金が増えるという話をしました。

法人くんという2つ目の財布を手に入れることによって、フリーランス時代には見ることのできなかった世界を覗くことができます。

まずは、法人(会社)設立をしてみませんか?

このブログでは、ひとり起業家であるあなたの人生にとって大きなプラスとなる知識やノウハウをお届けしています。

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