ひとりご飯を経費にするために、法人で使う理由を考えよう!
Last updated on 2022年11月18日 By 杉田健吾
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ひとりご飯も経費にできたら、大きく節税できるけど、なにか良い方法は無いかと考えている人も多いのではないでしょうか。
僕も、いままで何回かに分けて、個人より法人の方が経費にできる範囲が広いと説明してきました。それはひとりご飯に関しても同じで、個人事業では経費にできませんが、法人なら経費にできる可能性があります。
そこで今回は、ひとり飯でも経費にできる理由について解説していきます。
個人より法人のほうが経費にしやすい
今回のお話をする前に、前回の「ひとり飯は経費にできる?個人と法人では経費にできる範囲が違う!」についておさらいしましょう。」についておさらいしましょう。
個人事業の経費の範囲は狭い
前回の記事の中で、個人事業の場合、経費に認められる範囲が法人と比べてかなり狭くなります。というお話をしました。
そして、第三者が見て、「うんうん。この費用は明らかにあなたの事業の売上を上げるために必要な支払いだよね。」ってならないと、個人事業では経費には認められない、という話をしましたね。
法人なら、ほぼすべて経費になる
そして、法人はどうなのかというと、法人の方が基準がゆるく、法人で使ったお金のほとんどが経費になる。と言う話を展開していきました。
なぜなら、法人には私生活という概念がなく、すべてが事業活動と考えられているからです。そのため、家事按分する必要がないので、法人が使ったお金は、基本的にはすべて経費になる。という話をしました。
そこで、
- 一人でカフェ
- 一人でご飯
- 一人で飲み屋
- 一人で銀座^ ^
のようなひとりご飯も、「法人で使う理由」さえあれば、全部経費になるかも?という話をしましたね。
覚えていただけていますか?
経費にするための「法人で使う理由」とは
そこで、ここからが今回の本題です。
「法人で使う理由」って言われても、適当な理由が思いつかないって方も多いと思います。そこで、法人で使う理由について考えてみましょう。
個人ならパソコンも家事按分が必要
法人で使う理由ってなによ?って話なんですが、これは、たとえばパソコンで考えれば、わかりやすいかもしれません。
ひとり起業家の場合、ほとんどの方がパソコンを買って仕事していると思います。この場合、このパソコンを買うお金は全額経費になるでしょうか?
実はここでも、個人事業と法人では経費になるかどうかが変わります。なぜなら、パソコンが家に1台しかない場合、当然仕事にも使うし、自分の趣味や私生活のことを調べるのにも使いますからね。個人で事業をしている場合、事業でも家事でも使うものは、例の家事按分ということが必ず問われるため、全額が経費になることは稀です。だって、必ず私生活で使用することもありますからね。
パソコンを法人で使うなら経費になる
法人の場合は、家事で使う場合でも間違いなく全額経費になります。経費にできる理由は、法人の仕事をするのにパソコンは必要だからです。そして、実際にそのパソコンを使って仕事をしているからです。
それだけの理由で十分経費になります。
たとえ、そのパソコンを私生活のことを調べるために使っていたとしても、仕事でも使っていることは事実です。最初の目的が「仕事で使うために」買ったのであれば、これを経費で買ってなにが悪いの?という話になりますよね。
スーツも法人なら経費にできる
では次に、僕がよく聞かれる、男性用・女性用のスーツはどうなの?という話をしていきます。
スーツに関しては、最近いろんな本でも紹介されているので、かなり考え方が浸透して来ているとは思いますが、これも考え方は一緒ですよね。
個人ならば家事按分が必要です。しかも、事業に必要なことを証明できなければなりません。
でも法人ならば、そのスーツが法人の仕事をするのに必要で、実際にそのスーツを着て仕事をしているなら経費になります。
たとえ、そのスーツを着て彼女とディナーを楽しんだとしても、勝負服として着て行ったとしても問題ありません。仕事で着ていることが事実であり、最初の目的が「仕事で使うために」買ったのであれば、「これを経費にしてなにが悪いの?」という話ですね。
つまり、セミナー講師や人前に出て話をする仕事のほか、スーツを着ることが自分のビジネスの売上向上にいい影響を与えるという理由があれば、法人なら全額経費にできます。仕事で使うものなら、それ以外の私生活で使用していたとしても問題ありません。
ひとりご飯も経費になる?
そこで最初の問題ですが、パソコンやスーツは経費にできそうだけど、
- 一人でカフェ
- 一人でご飯
- 一人で飲み屋
- 一人で銀座^ ^
なんかも本当に経費にできるの?って気になりますよね。法人で使う理由が本当にあるの?って思いますよね。
ひとりご飯もプライベートで利用したら、もちろん経費になりませんが、仕事に絡めれば経費にすることができます。
経費にするために仕事を絡める
ひとりご飯を仕事に絡めるとはどういうことだと思いますか?
僕はホントに、今はいい時代だなあって思うんですね。なぜか?それは、SNSっていうものがあるからです。
ここまで言えば、もうわかっていただけました?そうそう。例のアレですよ。思い出していただけましたか。
以前に、「ひとり起業家にプライベートはない?すべて経費にする方法を紹介」という記事でお話ししたアレです。
仕事かプライベートかどちらかわかりにくいものについては、すべて仕事に絡めるようにしましょうっていうアレです。
そのために、便利なツールがフェイスブック等のSNSですね。
SNSを使えば仕事に絡めやすい
詳細は以前の記事を見ていただきたいのですが、つまり行った先々で、できるだけ写真を撮って、フェイスブック等に投稿し、一言添えます。
そして、この一言に自分のビジネスを絡めて書くのです。その投稿の最後に、メルマガへの誘導などを必ずしておくと良いでしょう。
SNSは立派なマーケティング
当然、これですべてが経費化できるかというと、ものには限度というものはあります。しかし、SNSに投稿することで、かなりのことがあなたのビジネスと結びつくことになりますよね。
だって、メルマガに誘導するって自分の見込み客を増やす行為ですからね。そして、ひとり起業家にとって、見込み客を増やすことって、自分のビジネスの根幹、中心、一番力を注ぐべき部分ですよね。
つまりSNSはひとり起業家にとって、立派なマーケティングという仕事となりますよね。
仕事に関係しているなら経費になる
つまり、
- 一人でカフェ
- 一人でご飯
- 一人で飲み屋
- 一人で銀座^ ^
などのひとりご飯もSNSを使って、自分のビジネスに関連するようにしてしまえばいいんですよね。
一人で行ったからプライベートでしょ?じゃなくて、見込み客を増やすためにいろんなところに行って、ちゃんとマーケティングとして活動しているのですよ!って言えるようにSNSを駆使すればいいというわけです。
ただし、ものには限度っていうものはあるので、あくまでも常識を逸脱しない範囲で、ということになります。
それでも、実際にその行為、行動で見込み客が増えているのなら、それは立派なマーケティングという仕事ですよね。そうであれば、堂々と経費でいいんじゃないですか?と提案しています。
一緒に節税脳を鍛えよう!
今回は、ひとり飯でも経費にできる理由について解説してきました。今回は、パソコンやスーツを例に、解説しましたが他にもいろいろ考えられますね。また、ひとりご飯を仕事に絡める理由も、SNS以外にいろいろ考えられます。
みなさんも節税脳を鍛えて、いろんな理由を見つけていってください。いいアイデアが思いついたら、コメントで教えてもらえるとうれしいです。
それでは、また次回もお楽しみに!