出張って100km超えないとダメ?出張の定義を再解説!
Last updated on 2023年1月9日 By 杉田健吾
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ひとり起業家のみなさんは、オフィス以外で仕事をするとき、どこから出張扱いしていますか?会社に勤めたことがある人は、出張になる条件が距離や宿泊だと勘違いしていることも少なくありません。しかし、そのような条件では、なかなか出張できる機会が少ないのではないでしょうか。
出張が少ないということは、出張手当も少ないですよね。その分経費も少ないから、税金を一杯払わないといけない。そこで今回は、出張の定義を見直して、出張手当をたくさんもらい、節税する方法を紹介します。
出張旅費規程を十分に活用できていない人は、ぜひ参考にしてみてください。
まだまだ出張の定義が勘違いされている
僕は今まで、このサイトのほかにもメルマガや動画などで、出張旅費のことを何度も発信してきました。それでも未だに、
- 出張って100km超えないとダメなんですよね?
- 県外に行かないと、出張にならないのですよね?
- 宿泊しないと、出張にならないのですよね?
という質問をいただきます。正しい出張の定義がまだまだ、伝わっていないですね。
どこからが出張?
まだまだ出張に対して誤解されている状況なので、出張の定義について、あきらめずに何度も書きますね。何が出張になるかは、実は距離だけで決まるものではありません。もちろん、仕事で県外に行くのであれば、それは出張ですね。それでは、東京都江戸川区の葛西臨海公園に勤務している人が、仕事で千葉の舞浜のディズニーランドに行った場合はどうでしょうか。
葛西臨海公園駅と舞浜駅は隣の駅ですが、県外ですよね。たった一駅ですが、県外ですよね。これって出張になるのですかね?それとは逆に、東京都江戸川区の葛西臨海公園に勤務している人が、東京駅まで仕事で行ったら出張でしょうか。葛西臨海公園駅も東京駅も、同じ東京都内なので出張にならないでしょうか?一応5駅ほどありますが。
県外か県内かで判断すると、隣駅の舞浜は出張になるのに、5駅離れた東京駅に行っても出張にならないなんてことが起きてしまいます。こんなのは、なんかおかしくないですか?って話です。だから、県外や県内に関係なく、100kmを越えたら出張などと決めている会社も少なくありません。
出張の定義を決めるのは会社
実は、どういうものが出張かなんて、明確には決まってません。県外だから出張とか、100km超えたら出張とかって、あくまでその会社や役所で独断で決めた基準なんです。つまり、全ての会社や全ての役所が同じ基準で、出張を判断しているわけではないってことですね。
もちろん僕の会社でも出張の基準が違います。僕の会社では、距離もそうですが、別の基準も採用して、出張になる仕事を賢く増やしています。そのため、多くの出張手当がもらえているというわけです。
ほとんどの活動を出張にできる
別の記事でもお伝えしたように、僕の会社では出張の基準が違うから、銀座のランチ会も出張にできます。そんなことを言うと、
- えっ?都内のランチ会が出張になるの?
- えっ?市内のカフェでのセッションが出張になるの?
- えっ?大井町のきゅりあんホールでの交流会が出張になるの?
なんてビックリされる方もいるのですが、僕たちひとり起業家にとって、
- ランチ会
- お茶会
- 食事会
- ワイン会
- 交流会
- セミナー
- 相談会
- 説明会
- 撮影会
- 打ち合わせ
- ミーティング
- 懇親会
- 親睦会
- 勉強会
- 読書会
- 朝会
- 夜会
- 〇〇会
- etc
これらの全ての活動が、ビジネスにつながる大事な活動ですからね。
このような地道な活動があってこそ、少しずつ人との繋がりが増え、その結果あなたの売上に繋がっていくってもんですよね。そうであるなら、これらの地道な活動が出張にならない理由なんてありません。これらの活動で支出した費用は当然経費にできますし、出張手当だってもらっても問題ないのです。
出張旅費規程を見直しませんか?
今回は、出張の定義について改めて紹介してきました。いかがだったでしょうか?出張に対してのイメージが変わりましたか?この記事を読んでみて、もう一度あなたの会社では何を出張としているか考えてみましょう。もしかして、あなたの会社の出張ってたったそれだけ?って状態になっているかもしれませんね。
もし、あなたの会社の出張の定義が、僕の会社より厳しいと感じたなら、そろそろ出張旅費規程の見直し時期かもしれません。出張旅費規程の見直しを検討するなら、本サイトがきっと役立つはずです。出張旅費規程に関しては、「あなたの会社の出張の定義は大丈夫?出張すれば大幅節税が可能!」の記事から読み始めてみましょう。
それでは、今回はこのへんで。次回もお楽しみに!